スバルブランドの今後
スバルの作った初めての7人乗りのミニバンは、新しいインプレッサをベースに作られたようです。
まずは、外観ですが全高が1660mm
2008.6.21
- 総評
- スバルブランドの今後
スバルの作った初めての7人乗りのミニバンは、新しいインプレッサをベースに作られたようです。
まずは、外観ですが全高が1660mmとスペック上はかなり背の高いクルマの割には、見た目は全長もあるためか、それほどの車高がある車と感じません。そのあたりのデザインは上手いかなと感じました。相変らず、国外での販売を意識したイマイチ洗練度の低いデザインですが。
室内に入ると、車高が高いために前席ではかなりゆとりがありますし、セカンドシートも十分にスライドするため、サードシートを使わないときはセカンドシートの足元はゆったりしているとか、サードシートも小柄な大人や子供なら、長時間でも乗っていられそうな感じです。サードシートを使わないときに、前方に倒してラゲッジスペースをレガシィ並に確保することも出来ます。ここはとてもまっとうな仕上がりと言えます。
スバル車というと、多少洗練度が足りない外観や内装でも、走らせると楽しいので購入を決めてしまうといったところがあります。 試乗時間が短いのではっきりいえませんが、このクルマにも走りの楽しさという要素はあるように感じましたが、5年くらい前のスバルと比べると、はっきり言えない..何かが違うようにも感じました。 何処かに親会社の影響が大きく忍び寄っているような....
スバルという伝統のブランドはレガシィやインプレッサなど少数の名車といえるクルマを創り続けるブランドとして存続するらしいです。
すでに世界で高い評価を得ている4WD技術やスバル車の特徴である走り楽しさを磨いていけば、世界に通用するプレミアムカーのブランドにもなれると思いますが、このエクシーガを見ていると、親会社のコスト低減最優先という思想がかなり入ってきているように感じ、このメーカーが持っていた目先のコストに拘らない、お金をかけるところはきっちりとかけるという独自の思想が薄れてきているように感じます。
企業の存続のため、まずは販売台数と利益の確保は理解できますが、他社と似たような戦略でこれからもスバルは存続し続けられるのでしょうか?
ただのイニシャルだったり、伝統が無かったりする日本車のエンブレムにあって、唯一マトモな星をあしらったエンブレムがこれからもしっかりと輝きを失わないことを願ってやみません。
スバルにはガンバってほしいです。
- 満足している点
- ・スバル初の7人乗りとしては、ごくマトモなシートアレンジで乗車人数や荷物の量に応じて、シート位置の微調整ができること。
・座面の高さが、前席<2列目<3列目と高くなっていて、3列目でも見晴らしがいい。
- 不満な点
- ・スバルの独自性が失われつつあるように感じること(親会社の影響は、即スバルの存在意義に危機をもたらすことでしょう。ワゴンに特化させてレクサスのようなプレミアムブランドとしての存続もアリだと考えますが)
・高級感の演出にワンパターンの木目調パネルは止めて欲しいです。 (このクルマのものはベルファイヤ以下で、あまりに質感低すぎます)
・質実剛健のスバルのイメージから遠い、軽く薄っぺらな感じのドア。(同クラスのゴルフや他の輸入車のように、もっとしっかりしたドアの質感を持たせて欲しいです。そういうところを良くすれば、他社との差別化がはかれます。)
・工夫の無い4AT(VWのDSGとか、走りと燃費に拘ったシステムがほしいですね。)
・走りに拘る言いながらチルトしかしないステアリング(テレスコ(前後伸縮)もほしいところです、人によっては最適なドラポジがとれません)
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