マウンテンバイクのブレーキについての質問です。 フルリジットでカンチブレーキの時からやっていますが、 ブレーキ性能についてどうもしっくりきません。

Question

現在はシマノのXTのディスクブレーキなのですが、
ブレーキ自体沢山のメーカーがあり交換により
よく効くっていうのが昔から憧れているのですが、
メーカーを変えると本当に効くのでしょうか？
いくら強力なブレーキでも最終的には路面とタイヤが摩擦していないといけないので
ブレーキだけでいいものでしょうか？タイヤがロックできる力があれば後は
サスペンションのストロークや、タイヤのブロックや空気圧の方がいいのかなと思いながら憧れも残しています。減速の能力を上げるにはどこのパーツが一番効率がいいでしょうか？よろしくお願いします

Answer 1

タイヤは重要ですよ。結局タイヤがグリップしなければいくら高級なブレーキシステムであっても止まりませんから。同様にフロントサスも柔らかすぎれば空走距離が長くなって思い通りには止まりませんね。クリッピングポイントが大きくずれます。これは調整の問題なので好みの硬さにすれば解決します。

ブレーキの奥の深いところは単純に制動力を高めたところでコントロール性に難が出たり色々とネガティブな点が出てしまう事です。いくらディスクローターの径を大きくしたところですぐにタイヤロックしてしまう代物では到底コントロールしやすいとは言えませんから。あとポンプは手前で効くのが好みの人から奥が効くのを好む人まで様々です。メーカーによってマスターシリンダ径とレバーレシオで何パターンかあると思います。こだわるならキャリパーよりもポンプ側だと思います。ブレーキはトータルバランスと個人の好みで煮詰めていった方が最終的には満足できる仕様に決まると思います。

質問者からのお礼コメント

ありがとうございます。
皆さんの専門的な回答に感謝します。
良いブレーキは効き始めからロックまでのフィーリングに幅があるんですね。
シマノ以外のメーカーも興味をそそるのですが本当に皆さんの
意見や知識や考察を参考にビシッとスピードが操れる様調整していきたいと思います。ありがとうございました

Answer 2

ブレーキというのは、
自動車でも、オートバイでも、電車でも、飛行機でも、
自転車のカンチレバー式でも、ディスクでも、
「車体の運動エネルギーを熱エネルギーに変換する装置」です。
車体の運動エネルギーで回転しているホイールリムやディスクにパッドを押し付けて摩擦熱エネルギーを発生させ、発生した熱エネルギーの分だけ車体の運動エネルギーが減るので、車体が減速するのがブレーキの仕組み。
減速Gを出すのは「発熱量」です。

タイヤの回転を止める摩擦力は、ほんのわずかしか発生していません。そしてもちろん、この力がタイヤのグリップを上回ったところでタイヤがロックしてしまいます。

なので、「良く効くブレーキ」とは、
①タイヤの回転を止めようとする「滑り摩擦力は小さい」方がいい。
②すぐに発熱が立ち上がり、大きな熱エネルギーを発生する。

⇒パッドとローターの材質を、
すぐに熱が立ち上がり、より高温まで熱が発生するモノ、に交換するのが、制動力を上げるには一番効果的です。

Answer 3

自転車でディスクブレーキならかなり安物でも制動力は十分なんですよ、求められるのは過渡特性なんです。
ガツンとブレーキが利くとあっという間にタイヤがロックしてしまって制動力を失いますが、効き始めからジワっと効くとタイヤロックが防げます。
その制御性が上位製品の売りです。
自分のMTBに付いているAvid製ブレーキのレバー側には「パッドコンタクトアジャスター」という機能があって、標準でセッティングされた状態からレバーの位置を変えずにパッドがローターに当たるタイミングや強さが弱く出来るので、滑りやすい路面の時にはその場で手元でブレーキの効きを変える事ができます。

Answer 4

モデルによりますが変えたら変えたなりに変化しますよ
よく「結局摩擦だからロック出来ればどれも同じ」的回答見ますけど、ロックなら「ロックに至るまでの過程」ってのが有りますからね？→その過程こそが重要
制動力あげる手っ取り早いのはローター径大きくする事