現在買える最高のプチホットハッチ
ズバリ、現在日本で購入可能な車の中で、ダントツに優れたホットハッチです。
サイズは日本の国情から見ても扱いやすいサイ
2012.8.5
- 総評
- 現在買える最高のプチホットハッチ
ズバリ、現在日本で購入可能な車の中で、ダントツに優れたホットハッチです。
サイズは日本の国情から見ても扱いやすいサイズ(3610×1690×1460mm)。
幅が5ナンバーの基準に収まっている車は、日本車でもどんどん少なくなってきていますが、取り回しは抜群。当然小回りも国産小型車同様にききます。
なのに、速い……!
コンパクトなボディーは剛性重視で意外と重く、車重は1,120kgありますが、1.6リッターの自然吸気エンジンが吹き上がり、ミシリともせず軽やかにスピードを上げていく様は「異様」の一言。
ワインディングや高速道路も走ってみたい……!
ゴルディーニ仕様とはいえ、そこはルノー・スポール、間違いなく速いです。
そして、快適。
シートのできばえは、日本のコンパクトカーよりむしろ小さいくらいのサイズを考えれば望外の一言。小ぶりのシートなのは仕方が無いのですが、完璧に腰を包み込んで、優しい乗り心地を提供してくれます。
シャシー・スポールということもありますが、日常で使ってもへたな国産車より間違いなく快適。
相当の距離を走り込んでも疲れないと思います。なにしろ、座った時の違和感が皆無。
くわえて、エンジンも結構回ってしまう(ローギアードなため)のですが、遮音性が優れているので街乗りレベルでは相当飛ばしても静かです。
- 満足している点
- おろしたて(125kmしか走ってないまっさらな新車でした)ということを踏まえて読んでください。
・足もシートも出色のでき。さすがRS。RSという名前だけで買っても後悔しない。
ガタンッとくるはずの衝撃も、トスッと静かに揺れただけで一発で押さえ込む。
本当に不思議な感覚。
シートはいつまでも座っていたくなる素晴らしさ。シートだけ売って欲しいくらい。
社外品への交換? お金の無駄です。
・軽やかに吹け、低速トルクもばっちりな1.6リッターエンジン。
これでエンストするようなら、乗り手がへぼいということです。
それでいて、ついつい回しすぎてしまうぐらい、よく回るというのもポイント。
・ほれぼれする色使い。内装。
一昔前の仏車は酷かったそうですが、もはや国産コンパクトなんて敵ではない。
・左ハンドル。
これはいろいろ議論があるのですが、以下の2点は絶対にメリット。
1.ウィンカーを左手で、シフトを右手で操作できる。
これは、日本の国内事情を考えても無視できないほど大きなメリット。
2.やはりフットレストの置き場所にホイールハウスを使えるのはいい。
ウィンカーが右側になるなら、右ハンドルの方がいいと思うけどね。
・良好な視界、少ない死角。
手頃なサイズもあって、取り回しは本当に優れています。
左ハンドルだけれど、追い越しもさほど苦にならず。ただ、右折は慣れるまで大変かな。
- 不満な点
- 残念だった点。
・3速への入りが渋い。
思い切り押し込んでやらないと入りませんでした。これは要改善。
でも5千~1万kmも走れば、こなれてうまく操作できるようになるのかな。
Dもそう言っていました。
・シフトレバーの位置が低い。
あと数cm上にあれば、ハンドルから下ろした手でそのまま握れるのに。
現状だと少し探して、摘まんでシフトするような感覚に……。
・クラッチのミートポイント。
これはメチャクチャ上の方にあります。
慣れればいいんですけど(5分程度で慣れました)、ちょっと操作性は悪い。
ルノーの伝統らしいけど、好みとしてはもっと奥で繋がる方がいいな。
ちなみに踏力自体は極めて軽く、普段重めの車だと、踏み抜きそうなくらいです。
・エクステリア。
ゴルディーニのデザイン性は素晴らしい。
けど、あのばかでかいフォグランプ(!)や、攻撃的なヘッドライト。
……ちょっとトゥインゴのキャラに合ってないんじゃない?
エクステリアはMC前の方がよかったです。
でも新色(白+シルバーライン)については歓迎。素敵。自分なら青だと思うけど。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験