2010年8月
■2011年3月
スポーツカーの代名詞ともいえるポルシェ911。1998年に登場したモデル(タイプ996)ではそれまでの特徴であった空冷エンジンから、水冷エンジン搭載へと進化。さまざまなバリエーションを生み、911史上最大のヒットモデルとなった。2005年モデルからはタイプ997へとバトンタッチされた。デザインは伝統的なスタイルを継承。丸形の新しいヘッドライトやトレッドのワイド化、アクセントを強めたフェンダー、エアロダイナミクスを最適化したリアスポイラーなど、様々な新しい要素が混ざり合い、よりダイナミックでエレガントなスタイルとした。ボタン操作一つで走行制御モードを一段とスポーティに変更し、さらに高いドライビングプレジャーを提供する「スポーツクロノパッケージ」がオプション設定されている。2007年モデルでは、タルガ4/タルガ4S、911GT3 RSの3モデルが追加され、2006年7月から受注が開始された。2007年8月からの08年モデルでは最もパワフルかつ環境にも配慮したエンジンを搭載するGT2が追加された。カレラ系とカレラS系は、2008年7月から3.6リッターと3.8リッターのエンジンが直噴仕様に変更されてパワーアップが図られ、6速MTのほかティプトロニックに代わってダブルクラッチ方式のポルシェ・ドッペルクップルングが採用された。また脱着可能なルーフを持つタルガ4系も同様に、2008年7月から直噴エンジンと新トランスミッション、新4WDシステムを搭載した。