プジョー 206 (ハッチバック) のみんなの質問

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値段のこなれてきた欧州ホットハッチの購入を考えています。
候補にあがっているのは
フィアットプントHGTアバルト
アルファ147 2.0TS
プジョー206RC
ルノールーテシアRS
などを考えてい

るのですが、それぞれ良い点や悪い点などアドバイスを頂けたら幸いです。ヨロシクお願いします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

その内の2台は旧オーナー(147、206RC)で、ルーテシアRSは先代型を現在乗っています。
自身、「走り」の良し悪しを一番重視するので、その点を主眼で回答してみます。

1.アルファロメオ147TSセレスピード
左ハンドルの並行ものに乗っていました。
走りに関しては、及第点で、「ホット」まではいかないでしょう。
足回りは、特にレベルが高い訳ではないのですが、それなりに楽しめるハンドリングです。
ただ、自分の所有していた個体では17インチ(215/45R17)だったので、明らかにオーバースペック。16インチか、出来れば15インチの方が車の性格に合うかもしれません。
エンジンフィールは良いです。3,000回転前後での中速でのトルク感はぞくっときます。
回せばグォーーーッと威勢よく吼えてくれます。ただ、オルタネーターの音がうるさいのが難点です。

良い点は、おしゃれな所ですね。
ボディカラーのアルファレッドは、非常に深くて、コクのある色です。
赤という色は様々ですが、街中で見ると、やはりアルファロメオの赤は違うなあとしみじみ感じていました。
(まあ、ボディカラーは他の色もありますので、参考意見という事で)
内装もおしゃれです。2016年の現在でも、決して古臭くないデザインでしょう。

悪い点は、セレスピードでしょう。
この手のロボタイズドMTでは初期のものなので、洗練度は正直低いです。
シフトアップ時にアクセルを抜く、などで工夫をしなければ、スムーズに運転出来ません。
冷間時では、非常にぎくしゃくします。暖気運転は必須です。
CITYモード(ATモード)は、1→2速のアップの時のショックが大きく使いづらいです。個人的には、ほとんど使いませんでした。
シフトダウンは、反応が遅く、回転合わせの制御も適性ではないので使いにくいです。
ただ、停車して行く時に「ガチャン、ガチャン」と明確なシフト音が聞こえるので、ああ、演出上手のイタリア車だなあというのが楽しかったです。

結論としては、あまりおすすめしません。
もし147を選ぶのであれば、1.6Lの5MT版の方が良いでしょう。
これであれば、セレスピードの癖に悩まされる心配がなく、タイヤも最初から適性サイズの15インチであるからです。

2.プジョー206RC
208GTiや新型308GTiといったターボモデルには負けますが、NAのプジョーのスポーツモデルでは最強なので、十分にホットハッチと言えるでしょう。
足回りはそれなりのハイレベルです。自在度が高い、スポーティーなハンドリングです。
ESPの制御が出しゃばりすぎず絶妙なので、純粋にスポーツドライビングを楽しむ事が出来ます。
ただ、車体に対して2.0Lと大きめのエンジンを積んでいるので、初期アンダーステアが強いのが難点です。
固いながらもしなやかさがある所はプジョー共通の美点でしょう。
エンジンも良いです。
アイドリングから威勢の良い響きを発し、回せば威勢よく吼えてくれます。
中低速でのトルク特性にも優れ、街中での運転が楽で良いです。

フロントフェンダーのボリューム感や、均整のとれたプロポーション、派手な顔だちにより、外観は、今でも見ごたえがあると思います。

悪い点は、あえて言うなら内装の質感です。
カーボン調で加飾はしているものの、ベース車の内装の質感が低めなので、あまり上質感がありません。
他には、エキマニの破損により、2,800回転と5,000回転前後でびびり音が発生する点です。
走行に問題なないのですが、ドライブフィールは悪化してしまいます。
自分の乗っていた個体もそうでしたが、他のオーナーに話を聞いた所、どうやら持病みたいだそうです。
中古で選ぶ際には、試乗時できちんとしたチェックが必要でしょう。

結論としては、欲しければどうぞ、という感じです。
ただ、格安プジョーでは、106S16という存在も忘れてはなりません。
自身S16、ついでに1.3rallyeのオーナーでありましたが、パワーでは劣るものの、軽快なハンドリングは、正直206RCより楽しかったです。
206RCの1,110kgに対して、960kgと150kgも軽いのも大きなポイントです。
併せて視野に入れられた方が良いと思います。

3.ルノー・ルーテシアRS
ルーテシアRSは新旧で3モデルありますが、特に明記がないので、現在自分が乗っている3型(RF4C)で回答します。
走りに関しては、ただただ素晴らしいの一言です。
上記の通り、欧州ホットハッチを乗り続けて来たワタクシですが、正直言って、比較にならない程ハイレベルな走りを披露して貰えます。
最大の美点はハンドリング。DASS(ダブル・アキシス・ストラット・サスペンションシステム)という非常に凝ったフロントサスペンションを採用しているので、FFと言う駆動方式を凌駕しています。
圧倒的なニュートラルステアで、生半可な腕では、公道では真価の半分も引き出せないでしょう。
ちなみに自分もその一人なので悲しい所です、、、。
特に恩恵を感じる場面では登りのワインディング。アクセルをそれ程我慢しなくても面白い様に曲がって行けます。
また、プジョーのちょっと沈み込みながら曲がっていく感じに対し、平行移動して行く様な感覚が違う点です。
乗り心地は固いと言えば固いのですが、50km/h位に上げると十分フラットになります。
高速走行では、ダンピング制御が絶妙で、クラウンもかくや、と思わせます。
ブレーキも、フロントはブレンボ製、リアはTWR製と、スペック上の通りガツンと効いてくれます。
エンジンも素晴らしいです。
4,000回転くらいから勢いが増す時は、2.0Lで202psというホンダV-TECばりのスペックを十分に感じさせてくれます。
これだけのハイチューンでありながら中低速でのトルク特性にも優れ、街中でも非常に扱い易いです。
キャブレターの様な野太い咆哮は独特な感じで良いです。
ただ、ちょっと音がこもるのは難点です。

外観は、フロント内のフォーミュラー風ブレード、フロントフェンダーのエアダクト、リアのディフューザー等の機能性のあるパーツが良いアクセントになっており、十分に個性的です。
1,765mmと幅広なので、リアからのボリューム感はなかなかのものです。
ただ、派手さはないです。
分かりやすい派手さが好みであれば、同ルノーのトゥインゴRSゴルディーニや、アバルトのプントや500といったイタリア勢の方が良いでしょう。

悪い点は、細かい使い勝手が悪い点です。
具体的には、エアコンの操作性が悪い、ドアノブの位置が悪くて閉めづらい、オンボードCPUが使いにくい(例えば、走行距離と燃費率の同時表示が出来ない)。
ホットハッチといえども、日常時での使い勝手も大切ですので、この点ではマイナスです。
あとは、ちょっと幅が広い事。
特殊なサスペンションを採用しているので仕方がないのですが、1,765mはやはり大きめです。
長尾峠や椿ライン(共に神奈川県箱根エリア)といった狭いワインディングでは気を使います。

結論としては、非常におすすめです。
ただ、タマ数はあるものの、まだまだ人気なので中古車価格は高値維持です。
格安中古ホットハッチとしては、選びにくい事も確かです。

(まとめ)
中古輸入車でのつきものは、やはり、故障の心配でしょう。
自身の経験では、「当たるも八卦、当たらぬも八卦」です。
走行に関わる大きなトラブル歴は少なかったですが、細かい不具合は避ける事は出来なかったです。
しっかりとした試乗による現状確認、整備記録簿の確認、販売店への信頼性などで購入時である程度選別出来ますが、機械である以上、どうしてもトラブルは避けられないので、いざという時の割り切りは必要と言えます。
自分の場合は、最近では購入3か月目でルーテシアのエアコンブロワー故障により12万円の出費がありましたが、、、、、まあ、いいかなっと。

それより、走りが楽しく、デザインに優れ、個性があり、日常でも使い勝手のよい欧州ホットハッチの世界は本当に楽しい世界です。
ぜひ、足を踏み入れてみて下さい。

質問者からのお礼コメント

2016.2.29 13:17

 回答ありがとうございます!
 それぞれの車の感じが良くわかりました。それぞれの良い点良くない点を踏まえて、後は、走り重視か雰囲気やデザイン重視か、というところですね。
 いろいろ見比べて、できるだけ試乗してみようと思います。

その他の回答 (1件)

  • プントはシャーシとエンジンがマッチしてないです。
    元々1.2とか言うシャーシにデカイエンジンを無理やり詰め込んでるんで、完全にエンジンにシャーシが負けてる。
    頭が重くてバランスが悪いです。
    まあ、これが往年の古典的ホットハッチぽい言うなら言えなくもないですけど…。

    アルファ147はホットハッチと言うよりかなりコンフォート寄りです。
    アルファ全体に言えるけどカリカリに攻めるような車では無いと個人的には思います。
    ちょっと腰高でロールも大きめな感じで如何にもイタリア車らしい車です。
    ホットハッチという意味なら147GTAでしょう。
    アレはもう古典的ホットハッチをそのまま具象化したような乱暴さです。
    ここらはプントも一緒で、やはりデカイエンジンを詰め込んでるんで頭が重いです。
    刺激という意味なら暴力的な刺激はあると思いますが…。

    どちらもサーキットの持ち込んでタイムを競うとか言う方向性ではないです。
    刺激自体を楽しむような方向性。

    206RC、ルーテシアRSは本格的ホットハッチです。
    ただ、昔の古典的ホットハッチというのを想像するとかなり洗練はされてはいます。
    こちらはサークットなどでも速いです。

    この中でホットハッチという選択肢で選ぶなら自分ならルーテシアを選ぶかな?
    ルノースポールの手になるシャーシ性能はかなり高く余裕があります。

    速さを求めるなら仏車、刺激や高揚感を求めるならイタ車かな?

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