◆日産ティーダ 動き出しのノッキングについて。

Question

19年式ティーダ15G(走行50000) が信号待ち等停止時からの動き出しで軽くアクセルを踏み程度で若干ノッキングを起こし「ガラガラ・・・」「カラカラ」となります。過去に他の車でノッキングの経験があるので音的にはノッキングのもので間違いないと思います。
一般的にノッキングを確認できる場合として、坂道での負荷や加速時に分かる場合があると思いますが、そのケースではノッキングはおこりません。
また時には惰性走行から軽くアクセルを踏み込む場合にも起こるときがあります。一連のノッキングは常に起こる訳ではありません。
改善策としてプラグの交換をしましたが、特に変わりありません。日常的にワコーズF－１やS-FV等の添加剤は使用しており極端なエンジン関係の汚れは無いとは思います。
一応プラグ交換の際、ディーラーの整備士の方に相談しましたが、「プラグ交換では解決するものではなく、このエンジンの特性で・・・燃料を薄めて噴射して・・・」と専門的な感じで説明を受けましたが、正直理解しておりません・・・
このままで問題ない感じのようでしたが、どうも腑に落ちません。
そこで皆様から色々な意見、アドバイスを頂きたいと思います。
うまく説明できているとは思いませんが、なにとぞよろしくお願いします。

Answer 1

●ノッキングかどうかを確認しましょう
信頼の置ける別のディーラに行きましょう。ここで事情を説明し，ノッキングかどうかを判定します。現在の車両は，エンジンなどの車両情報を外部モニタで確認できる（日産の場合，コンサルトⅡ）ので，これで確認しましょう。

●ノッキングのようであれば，ハイオクタン価ガソリンが有効かどうかを確認しましょう
ティーダのエンジンはレギュラーガソリン仕様ですが，プレミアムガソリン（ハイオク）を満タンに入れてみましょう。燃料供給系にはレギュラーが残っているので，100km以上，走行し，同じ現象が出るかどうかを見てみます。

もしノッキング音が低減すれば，ノックの可能性が大きいといえます。

●ノックの原因
・デポジット
いちばん怪しいのは，燃焼室内のデポジットです。吸気弁および燃焼室の吸気ポート近くに未燃物（主として炭化物）が蓄積します。これが熱源となって，火炎伝播前に燃焼が始まることがあります。

デポジット除去には，エンジン内部のクリーニングが良いのですが，ちょっとコストがかかりすぎるので，一般にレーシングをします。つまりアイドリング状態で，アクセルペダルを踏み，高回転にして，燃焼室内の高速度の気流で吹き飛ばすわけです。

ハイオクガソリンの一部にエンジン清浄剤が含まれていますが，このような場合にはほとんど効果がありません（デポジットが付着しにくくするのが目的のため）。

・ノックセンサ
あとノックセンサの可能性もあります。低回転では，ノックセンサでリタード制御（点火時期を遅らせる制御）をおこないますが，高回転では，低回転域で構築したリタード制御にもとづいて予測制御します。ただこの異常の場合，エンジン警告灯が点灯するので，この可能性は低いとおもいます。

●どうして低回転で起きるのか？
低回転では，スロットル開度が小さく，燃焼室に入る吸気速度が低い状態です。一方，火炎速度は，化学的な伝播速度＋燃焼室内の気流速度をあわせたものです。ここで化学的な伝播速度は非常に低く，火炎伝播は，燃焼室内のスワール気流などで決まります。

高回転や高負荷では，スロットル開度が大きく，燃焼室への流入速度が高いため，ノックしにくいと考えられます。

●当面の対応
・ディーラで診断しましょう。もしノックなら，ハイオクを入れて，確認しましょう。ノックであれば，デポジットを落とすように，ディーラでレーシングしてもらい，ご自分で走行するときも，時々，高回転域まで使いましょう。

これが効果ないときは，ハイオクを入れてみましょう。半量いれても大丈夫です。ガソリンはもともと200～300種類の炭化水素類の集合体ですから，混合は問題ありません。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。

Answer 2

症状自体はノッキングですが、主原因はこれは回転角センサー（カムカバー近くに配置）の異常です。
日産の4気筒（1.5、1.6、1.8Ｌエンジン）に特有の症状ですし、症状も同様です。
最悪の場合、セルだけが回るがエンジンがかからなくなります。
部品代は安いし修理も１０分程度ですので一度見てもらってください。
エンジン診断機（コンサルトⅡといいます）では検知できない症状です。

Answer 3

最近のエンジンは、点火時期制御をぎりぎりまで攻めた設定にしてあり、軽くノック音がするのはごく普通にあります。整備の方が言っておられるエンジンの特性なんです。

質問者様のように、スタート時のノック音はアイドリング時の点火タイミングから、負荷がかかったときに移行する間に起こるものと予想しますが、初期設定のプログラム + ノックセンサーからのフィードバックを元に最終点火時が決まります。なので連続して発生していないなら、ちゃんと管理下におかれたノッキングです。

私がアシに使っているワゴンRは、もらった時のコンディションはノッキングの嵐でした。そこで、まずハイオクを入れてみると解消です。次に、レギュラーでワコーズのフューエルワンを投入すると、これもOKです。これを２回満タンし、最後にレギュラーのみに戻すと、嵐は解消されていました。ボク個人的には、ガソリン添加剤も調子の悪いエンジンには効果アリとおもいます。

Answer 4

エンジンコンピュータ屋です。

一度ハイオクを入れてみてください。これで音が変わった・出にくくなればノッキングです。この手の音はオイルポンプとかから出る場合もあって、この場合は今入っているオイルよりも1段硬いオイルを入れることで解消できる場合があります。

またノッキングの場合でも心配ありません。質問者さんが訴えているのは「ピストンスカートノック」と呼ばれる現象。ピストンの首振りでシリンダとピストンがカンカンと接触しているだけで、異常燃焼とまでは言えずむしろ、エンジンの効率が高い状態とも言えます。本当のノッキング（というかエンジンを壊すようなノッキング）は、質問者さんの言うとおり坂道や高速の合流でアクセルをグンと踏み込んだときに「チリチリ」とか「ジャラジャラ」と言ったもっと軽い音がします。

最近のクルマのエンジンセッティングはとにかく低燃費なので、どうしても軽負荷でノッキングを起しやすいですし、むしろちょいとカラカラ言わせてもガソリンを薄く噴き点火時期はそのままという車種が結構見られます。昔だったらトヨタの車種に多かったです。発進時にカラカラ～と言わせてでも燃費とパワーを確保させてました。

まずはハイオクですね。

Answer 5

低回転・低負荷でノッキングとは珍しい現象ですね。
現車にて確認出来ないので推測でしか言えませんが何かのセンサーが壊れて
空燃費等に変化が発生しているように思えます。

また日産なら普通、点火時期には４deg位マージンをとっています。
そしてノッキングが発生する状態では触媒による排気ガス浄化性能が低下するので
ディーラーの整備士の方に相談だけでなく現車の確認・点検等を依頼した方が良いと思います。

あと余計なお世話かも知れませんが添加剤等は避けたほうが良いと思います。
各種センサー等への影響があります。排気系のO2センサー等への影響など報告されています。
エンジンが正常な間のカーボン等は一定の厚さで付着、剥離を繰り返していますよ

Answer 6

スパークノックを防止する方法として、自己着火しにくい燃料（ハイオク）の使用・点火タイミングの遅角化など挙げられる。
燃料は指定のガソリンでいいですが、メーカーによりオクタン価が微妙に違う感じです。たまに起こるノック症状ならガソリンスタンドも換えてみるといいかもしれない。（但し、エネオスやシェルあたりで入れているなら問題ない気がします、安売り店なら店変更をお勧めします）
点火タイミングについては補正を手動で調整できればいいが、自動補正の車だとECUやノックセンサなどの不良になるが診断機では故障でない限りエラーはでない。ひょっとして接触不良なのかもしれませんがディーラなら当然チェックしてるでしょうね？

あるいはプレイグニッションという現象かもしれない。点火プラグや燃焼室内に堆積したカーボンスラッジが圧縮時自己着火するのでエンジンコンディショナ（泡タイプ）等で洗浄すればいいと思いますが、添加剤で燃焼室を維持してるかもしれないけど洗浄してなければやってもらうといい。（店によっては諸掛りで処理するからタダかな）

やっぱり、よくある話ですが診断機であらわれない特有の不具合のようですね。明確に原因が特定できればいいですが、新しい車なので回転角センサーを含めノック制御関係の電装品を再度ひとどうり点検交換してもらう交渉をお勧めします。