日産 ノート e-POWER 「日産の「落としどころ」」のユーザーレビュー

オタナス オタナスさん

日産 ノート e-POWER

グレード:X FOUR_4WD(1.2) 2022年式

乗車形式:レンタカー

評価

3

走行性能
4
乗り心地
4
燃費
3
デザイン
2
積載性
4
価格
2

日産の「落としどころ」

2023.2.5

総評
ヤリスハイブリッドe-four、マツダ2 AWDに続き、スキー場への相棒としてタイムズカーシェアでレンタルしました。
リアサスがダブルウィッシュボーンで走りが面白いヤリス、古典的な分かりやすさと6速AT・1.5L 4気筒の滑らかな走りのマツダ2。
この二台に比べ、使い勝手や上質感に優れているのがノートと言えるのではないかと。


日産のラインナップで唯一となってしまった5ナンバーの小型車。(他はセレナだけ)
そこに本格4WDを設定したことが日産ユーザーとしては嬉しいですね。

ラインナップを絞りまくる現状では、自分も「落としどころ」として選ぶかもしれない・・・w
満足している点
雪道でもしっかり活躍する、ツインモーター式のe-POWERシステム。

不満な点
内外装のデザイン。
ガソリンのグレードが無いことによる割高な価格設定。
デザイン

2


3ナンバーのノート(=オーラ)の幅を縮めたと思っていたら、どちらも日本国内専売?
現行であるE13型の海外展開が調べても出てきません(^^;)
「エスティマエミーナみたいな感じだよね」って言っても通じない人多数。
とはいえ、初代や2代目のマーチより少し背の高く、スペースの広いコンパクトカー路線からティーダに近いシルエットになった印象。
メルセデスAクラスのモデルチェンジと似ています。


ワイドなデザインのテールランプはハッチ側もしっかり点灯するのでケチ臭くなくて良し。


標準仕様のハロゲンヘッドライトは野暮ったく、明らかに「オプションでアダプティブLEDランプ付けましょうよ!」と言わせる雰囲気があってマイナス。


ダッシュボード周りは先進性をアピールするべく、液晶メーターやナビ画面へと連続したフードレスのパネルを使っていますが、メーターは電卓表示と液晶モニターで分かれていてちょっと古いし、ナビ部も今回借りたカーシェアのように社外ナビを組むと格好悪い。
電制シフトも位置が高過ぎるし操作性が微妙、アームレストも高いから肘が当たるのが気になりました。
走行性能

4


この個体は関東地方では貴重な4WDグレードでした。
e-POWER 4WDと名乗っており、ツインモーターの4WD、リア側はサクラが使っているのと同じだそうです。
先代までの30km/hでアシスト切れるお助け四駆ではなく、ほぼフルタイムに近い制御になっている模様。


2WD・4WDの切り替えスイッチはありませんがメーター内のエネルギー表示でソレっぽいトルク配分は出ます。ヤリスのe-fourの方がしっかり表示されていて面白かったし、見やすかったですね。
会津地方のスキー場まで走りに行きましたが、路面の雪は殆どなく、一部の凍結路で試した程度ですが終始安定した挙動をしており、特に坂道での発進やアクセルを踏んだままのコーナリングではFFではズルっと行ったであろうシーンも何の心配もなく駆け抜けていきます。


リアサスペンションはトーションビーム。
FFモデルとは異なり、マフラーが横向きなのも特徴ですね。
技術的な解説を読むと先代モデルに比べて、モーターのマウント箇所を増やしたり、補強がなされているそうで結構気合の入ったシステムです。

日産製5ナンバークラスのフルタイム4WD・・・アテーサを彷彿とさせ、個人的には大歓迎です。
ヤリスe-fourの方が積極的なリアのプッシュ感があり、ノートのe-POWER 4WDの方がナチュラルな傾向があります。
ガソリン4WDのマツダ2も同じルートで走っていますが、トラディショナルな4WDの分かりやすさも自分的には好みだったりして、3車種どれにも言えるのは冬道では安心して走れますし、一昔前の「滑ったら四駆」以上に使えるのは事実です。

日産としては割とe-POWER 4WDも台数を見込んでいるのか、FFと4WDで選べるグレード数に差がありません。
乗り心地

4


Vプラットフォームを採用した先代のド初期モデルは酷かったですが、MCを重ねる毎に良くなっていきました。そこから最新のCMFプラットフォームに切り替えた現行は更に進化しており、3気筒の振動・音は殆ど気にならないレベルになりました。


エンジンが駆動系と離されているので信号待ちの時など顕著になるステアリングに伝わる振動が無いのもあり、かなり上質感がありますね。
オーラになると更に静粛性が向上するようですが、こちらでも十分です。

重量を調べていると面白い発見がありまして、このX FOUR、1340kgもあるのです。
乗っているR34スカイライン GTグレードが1360kgなのでかなり近い。
FFグレードとの比較でも120kgの増になっており、全体的に落ち着いた乗り心地にも影響している気がします。
リーフも似た乗り心地だったと記憶しているので、バッテリーを積むことの低重心化、リアにモーターを積んだことでの前後重量配分の適正化など良い影響があると考えています。


シートも先代に比べて格段に良くなりました。
座面の硬さ、長さ、角度が吟味されていて、少し狭いなと思っていたヤリスのシートよりリラックスして座れます。センターコンソールだけ何とかなれば、最近のコンパクトカーでは一番の出来と言えるかもしれません。


X FOURグレードは寒冷地仕様になっており、シートヒーターやステアリングヒーターも装備されています。
-10℃を示すシーンもあった今回のドライブでは、エアコン以外にも暖まる装備があるのはとても魅力的に感じましたね。
積載性

4


大人2人分のスキー道具を積んでも余裕の積載性。
ヤリスやマツダ2と比べて大きなアドバンテージです。
また開口部の形状が四角になっており、荷室ボードと一直線なのも使い勝手が優れています。これは歴代のノートから引き継ぐ美点。
ラゲッジランプも付いており、小さい部分も気が利いていて、実用車として褒められます。
荷室のアレンジ性はフィットが一番ですが、リアシートの掛け心地はノートの方が優れ、後席からの視界も広くて安心できます。
燃費

3


WLTCモード燃費が23.8km/Lに対して、今回は28.8km/Lの高燃費を記録しました。マツダ2が16km/L程度だったので、とても優秀です。
エアコンも常時オンにしており、快適性を犠牲にすることなく良い燃費を実現できるのはe-POWERシリーズの利点かもしれません。


価格

2

246万円。
FFグレードとの差額は25万円です。

12年前に乗ってたノートの15X SVが129万円( ;∀;)
高くて買えんw
故障経験

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