日産 ノート e-POWER 「革新的パワーユニットと旧態依然とした足回り」のユーザーレビュー

革新的パワーユニットと旧態依然とした足回り

2016.11.28

総評

表題「革新的パワーユニットと旧態依然とした足回り」は、釣りっぽいですが、私の素直な感想であり、総論です。

欲しいか、というと、おそらく先日試乗したバレーノと迷うレベル。つまり、かなりの高評価です。

バレーノは、「欧州的思考で、出来ることをコツコツ積み重ねた」。ノートE-powerは「日本的に、ハイテクをてんこ盛りにし、1台にまとめた」という感じで、どちらも「アリ」なんですがねえ...

足回りだけ何とかしてくれ（笑）

満足している点

雨天時の走行でしたが、走行時の静かさは体感できたと思います。エンジン負荷の小さい状態で走行するためか、エンジンノイズは非常に小さいです。

あと、コロンブスの卵的な、革新的技術が満載されていること。この価格で、このハイテクガジェットが手に入るのは、理系エンジニア？としては非常にそそられるかと。

不満な点

先述の足回り。コストダウンなのか日産の方針なのか…気になる人は、発売予定のNISMO Versionを買えばいい？

故障時の負担額、インバーター、バッテリーは全交換するととんでもない値段になるぞー。

デザイン

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走行性能

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発進加速、郊外バイパスの合流加速など、十分以上に協力です。リーフと同等という強力なモーターを謳うだけはあります。加速フィールも自然ですし、アクセルを踏んだ瞬間から反応するという、文句のつけようのない動力性能です。

そこまでのパワーが不要な場合は、エコモードでも十分でしょう。燃費も良くなりますし。

また、「ワンペダルドライビング」のアクセルだけで減速する機能？も体感できました。強化されたエンジンブレーキといったフィーリング。思ったところで停止させるには、かなりの慣れが必要でしょうが、慣れれば燃費向上の強力な武器になるでしょう。

乗り心地

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カーブではややロールする感じですが、自然に車体が沈み込む印象で、個人的には好ましい味付けです。

表題の釣り文句、「旧態依然とした足回り」と感じた点について。50km/h以上で走ったとき、常に車体が振動し、ふわふわした感じです。これ、長距離では疲れるんじゃないかと。

雨天時の走行ですし、個体差かもしれませんが、以前に試乗したノートでも似た感じだったので、日産車共通の味付けなのかもしれません。

積載性

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ほとんど未確認です。

ただ、気づいたこととして、運転席助手席足元にバッテリーが搭載されており、後席の足に引っかかりそうな事。

あと、通常エンジンルームに搭載される、12Vバッテリーが、スペアタイヤのスペースに搭載されるので、スペアタイヤが入らない事。緊急パンク修理キットが標準装備です。

燃費

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試乗ですので、不明ですが、市街地走行では無敵の好燃費が予想されます。

ただし、重量物が多い、モーターの特性から、高速を淡々と流すようなときの燃費がどうなるかは、やや心配です。

しかし、100%電気自動車のように、高速で電欠になり、充電場所の心配をするような事にはならないでしょうね。だから、これはこれで問題ないのでしょう。

価格

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故障経験

未知数。

要素要素は既存の技術だが、巧みな組み合わせにより、予想もしないトラブルが起きる可能性があり。

例えば、モーターとエンジンの二人三脚作業をするインバーター、容量が少ないのに負荷が大きいバッテリーなど。