前後の車軸間にエンジンの重心がある車をミッドシップ車というそうですが、 例えば、GTRというFR車でもエンジンの位置を後方に少しだけずらして車軸間に入れさえすれば、MR車に様変わりするのですか？

Question

補足

例えばNSXやF1マシンなどのように、やや後方にエンジンを搭載した車はリアミッドシップ車といいますか？

Answer 1

FRでもフロントの車重より後ろにエンジンがあるのはスポーツカーに多いけど、FRですね。
最低でも、ドライバーの後ろにエンジンが無いとミッドシップって言わないですね。
初代エスティマとかは、エンジン前の方にあるけど、ミッドシップって言ってました。

Answer 2

通常は、前軸と運転席の間にエンジンを搭載する場合は、
フロントミドシップとして呼称されます。
代表的なものとしては、RX-７なんかは、カタログにもうたっていましたね。

一般的にミドシップと呼ぶ場合は、リアミドシップを指すことが多いです。
ただ、一口にリアミドシップといっても、原動機のタイプや搭載方法、
ホイールベースとのバランス、位置によってだいぶ特性がちがいます。

ウチにあるミドシップは、ロータスエスプリ、エリーゼ、フェラーリGT4ですが、ぜんぜん特性がちがいます。
エスプリは、縦置きの4発ですが、エンジンが大きく、
重心位置を対角のタイヤ設置面の交点にもってきていますので、荷重移動による回頭性能が良い代わりに、
リア側の接地圧が低く、常時多少滑っています。
駆動ロスがある代わりに、敏感に反応します。
エリーゼは、4発横置きですが、ホイールベースが長い割りに車体が小さく、
駆動ロスを減らしつつ、回頭性も確保しています。
比較的軽く小さいエンジンだからできる設計です。
フェラーリは、２＋２ですので、安定方向にふっているレイアウトで、
V8でリアヘビーになりがちな部分を、
ホイールベースでバランスをとっています。
荷重移動による重心位置の移動が少なく、リアのトラクションもかせげていますが、安定方向のレイアウトで、ひらりひらりとは動きません。

参考まで。

Answer 3

ホンダはかつてFFミッドシップとしてインスパイアを出してましたね。
https://www.automesseweb.jp/2021/10/16/791800

マツダロードスターはフロントミッドシップ（FR方式ですが、エンジンを前輪車軸より後ろに搭載して重心を車軸間に持っていく）ですね。
https://kakakumag.com/car/?id=3261

GT-RはそもそもAWDですが、ロードスターと同じようにフロントミッドシップ化する事はできなくもないですよ。

ただ、ミッドシップが必ずしも良いかというとそうでもなかったりしますからね。
フロントの方が重いと基本的な車の特性としてはアンダーステアになります。
アンダーステアは強すぎると「曲がらない」車になりますが、人間の感覚としては速度が増すと外に膨らむというのは自然なことなので、弱アンダーくらいが一番運転しやすいと言われています。
ミッドシップにするとステア特性はニュートラルステアになって、ブレーキ等での荷重移動でステア特性がカンタンにひっくり返るので、技術のある人にとっては好ましくても、一般ドライバーが普通に運転するとなるとあまり好ましくないという特性になってしまいます。

なので、現実的には、無理してフロントミッドシップを採用するケースはそう多くないということです。

Answer 4

厳密なルールはありません。
多くの場合・・・
おっしゃるようなのはフロントミッドシップと言われますが、あくまでもＦＲ車の中の一種となります。軽トラなんかもそうなります。

プロペラシャフトがあるのがＦＲ車という認識でいいかと。（ホンダ車の一部を除く）

Answer 5

定義がはっきりと決まっているわけでは有りませんので人によりますが、FF、FR、MR、RRの区別であれば、フロントエンジンでリアドライブの車でエンジンを全車軸より後ろにおいてもFRです。
そのうえでフロントミッドシップと呼ぶのが一般的です。
言葉遊び的にはMRでも間違いでは有りませんが一般的かというとちょっと違います。

FFの考え方に沿うとMRとRRはどちらもRRとすべきところでしょうね。
リアエンジンの場合だけ車軸の前後で呼び方を細分化している状態になっていると思えばいいかと思います。

Answer 6

重心は結果です。何をミッド（中間）にシップ（搭載）するか？という名称ですので、それはエンジンになります。
フロントミッドシップは苦しい主張（言い訳）になります（笑）。

Answer 7

フロントミッドシップという言い方になります