クリーンディーゼル車販売時期について

Question

こんにちわ。２年以内に車を購入する予定の者です。私は、ガソリン車やハイブリッド車よりもクリーンディーゼル車に関心があり、クリーンディーゼルエンジンの車を所有したいと考えています。

しかし、現時点で販売されているクリーンディーゼル車は種類が少なく購入する立場として選択肢があまりないのが現状です。

今後、日本市場で自動車メーカー（国内、海外メーカー含む）各社はクリーンディーゼル車をラインナップして販売していくことになるのでしょうか？

どの自動車メーカーがいつ頃にどのようなタイプの車を販売する予定がある、などの情報をお持ちの方教えていただけるとありがたいです。

よろしくお願いします。

Answer 1

もしここ2年以内にクリーン・ディーゼル車をご購入されるなら，マツダ・アテンザのディーゼル車がお奨めです。

●予想性能
・排気量 2.2L
・トルク ＞ 400Nm … ガソリン車の4L並みで，1500rpmで最大トルク発生
・コストアップ ＜ 20万円 … 対ガソリン車
・燃費 ＞ 30% … 対ガソリン車
・燃料費 ＜ 70% … 対ガソリン車

●各社の動向
トヨタ … 欧州に優れたディーゼル車を出していますが，日米はハイブリッド車という土俵で勝負を考えています。このため当分，ディーゼル車はでません

ホンダ … 欧州のディーゼル車はあまり優秀ではなく，このレベルでは，国内販売できないでしょう。というのは，2年前まで，日本投入を計画していましたが，ディーゼル技術では勝てそうにないと言うことで，ハイブリッド車への移行を決めたからです（アコード以上の車種）。

日産 … ルノーエンジンのX-TRAILを出しています（6MTと6AT）。後処理コスト（NOxの処理）が高いので，他の乗用車への展開はむずかしいかもしれません

マツダ … 世界でもっとも優れたディーゼルエンジンを作れるメーカのひとつです（最高はBMWとダイムラー）。2012年に発売予定の SKY-ACTIV Dというエンジンは，後処理が酸化触媒だけのDPFで，他のメーカのようにリーンNOx触媒やSCRを使っていません。このため後処理コストが20万円くらい安いでしょう。ここまで燃焼でNOx低減できたのは，マツダだけです

三菱 … 日本メーカではマツダについで優秀です。3年以内に国内に投入するでしょう

スズキ … エンジン調達ですが，現在はFIATから，今後はVWから購入するでしょう

富士重工 … 水平対向で始めてディーゼルエンジンを出しましたが，強度不足のため，高過給がむずかしいでしょう。トップメーカから10年は遅れています

●元が取れるのか？
簡単な燃料費シミュレーションをおこなってみましょう （ディーゼル：ガソリン）。

走行距離 ＝ 10万キロ
燃料単価 ＝ 110円/L ： 130円/L （20円差）
燃費 ＝ 15km/L ： 11.5km/L
使用燃料量 ＝ 6667L ： 8696L
燃料費 ＝ 73.3万円 ： 113.0万円 → 39.7万円

たとえ20万円高くても，十分，元が取れます。

●実際は？
ここでは，下記で比較してみましょう。

2.2L ディーゼルエンジン ： 2.5L ガソリンエンジン（NA）

1500rpmくらいのトルク ＝ 400Nm ： 220Nm → 約2倍 ～ 最終減速比を考慮しても，約1.7倍はディーゼルエンジンが大きい

つまり燃料費をあまり機にしないで，加速で楽しめるのは，ディーゼル車です。特に高速道路での追い越し加速は，非常に優れています。この加速の良さを「価格差」に入れると，10万キロ走行で

20万円もうかり ＋ 気持ちの良いドライバビリティ

ということになります。

●ここ2，3年以内に出そうなディーゼル車
マツダ … アテンザ，MPV，ビアンテなど
三菱 … アウトランダー，ギャランフォルティス，デリカD:5，RVR， … パジェロは発売済み

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

大変分かりやすく具体的な回答感謝します。現在販売中の車種を試乗してみて、これからのディーゼル購入を検討していきます。

回答して下さった皆さんとても参考になりました。ありがとうございます。

Answer 2

現在、日本国内でディーゼル規制に適合している乗用車は、
日産の「X-TARIL」、三菱の「PAJERO」、ベンツの「ＣＤＩシリーズ」ぐらい。
この２年間で販売されそうなのが、ＶＷとアウディが予定（但し、未定）している程度です。
国内メーカーでは、国内規制に適合しているクリーンディーゼルエンジンは、
トヨタ、日産、ホンダが、開発を終えて投入する事を検討中ではありましたが、
現在の軽油価格が高い事もあって、投入は控えている状況です。
上記３社は、クラウン、アコードクラスへの投入をもくろんでおりますが、
現在の風潮が、ＥＶやハイブリッドに人気があるため、ヘタをすればこのままお蔵入りの可能性があります。
国内他社もヨーロッパ向けにディーゼルエンジン搭載車は、現地で販売されていますが、
ヨーロッパ圏は、日本より排気ガス規制が緩い事がありますので、現地車をそのまま
日本国内に投入する事は、出来ない状態です。

余談ですが、ベンツのＣＤＩシリーズですが、初期に発売されたモノは、
国土交通省の胸先三寸なのですが、特定地域での使用が不可になる可能性がある。
（現行モデルに搭載されている、尿素還元システムへの変更を余儀なくされるかも）
また、アメリカの一部の州では、現行車種でも、走行が不可の州が存在します。

Answer 3

何故欧州はクリーンディーゼルなのか？日本と交通事情が違うからです。欧州はCO2にはうるさいけど、人的公害にはうるさくありません。て、言うより欧州は国土の関係上公化学スモッグとかなりにくいのです。私は日本一トラックの多い23号線（名四国道）の近くですが、公害が酷く、ほとんど家は有りません。東京都でも石原さんはディーゼルはＮＯです。以上の事を踏まえて、日本の普及は余り無いと考えられます。画期的なディーゼルが開発されなければ、開発はされましたがコストの技術で今だ搭載出来ない現実。今後のディーゼル技術（コスト）に注目しましょう。

Answer 4

あくまでガソリンが高騰しないと出ないかも知れませんが、すぐ出せるレベルだとスバルのレガシィ、フォレスター
日産エルグランド、セレナ、
ホンダ、アコード、CR-V、ステップワゴン
三菱 RVR、デリカD-5
この辺りはすでに欧州で市販されていたり、発売予定の車です。
前みたいにガソリンと軽油が数十円も違うと国内投入もありますが、現状の20円程度だと厳しいですね。(燃料代で価格差がペイ出来ない)