クロカンって前後リジットじゃないとダメと言っている人がいますが、なぜですか。 4輪ダブルウィッシュボーンじゃダメなんでしょうか。

Question

私は、両車を乗りましたが、殆どの場面で、4輪ダブルウィッシュボーンが有利と感じています。

Answer 1

究極のサスペンションは、ダブルウィッシュボーンです。
新車買えない古いランクル乗りが、負け惜しみで”クロカン＝リジット”などと言っているので、信用しないことです。

・ランクル80以前＝トラックベース＝先祖は民間商業車・・・前後リジット
・ランクル100以降＝トラックベース（タンドラ）＝先祖は民間商業車・・・前ダブルウィッシュボーン、後リジット
・73式トラック＝パジェロベース＝先祖は軍用輸送車・・・前ダブルウィッシュボーン、後リジット
・高機動車（メガクルーザー）＝軍用車・・・前後ダブルウィッシュボーン
・コマツ軽装甲機動車＝軍用車・・・前ダブルウィッシュボーン、後セミトレ

下に行くほど悪路の走行性能が高く、実戦で使用されています。
特に下２車種は、世界の戦地に派遣され、戦車と並走できる走破性を持っています。
もうお分かりですね。下２車種は、４輪独立懸架です。
リジットは、基本的に運動性能を必要としない輸送商業車に採用されます。
技術も古典的ですね。
クロカンって前後リジットじゃダメなんです。
もしも有利なら、自衛隊の機動車は、真っ先に採用しているでしょう。
しかし実戦では、４輪独立懸架を必要としています。

もう一度言います。
ここには、アラコだとか、古い時代のランクルを棚に上げて”旧型＝本格SUV”と語る古い人間が多いですが、誠に遺憾で許しがたい。
サスの理想形は、ダブルウィッシュボーンであり、今後ダブルウィッシュボーンをSUV車にどう採用していくかが、各社の課題ということです。
現行パジェロは、早くも前後ダブルウィッシュボーンを採用していますので、次期ランクルも、前後ダブルウィッシュボーンになることを期待します。

質問者からのお礼コメント

なるほど勉強になります。

Answer 2

確かに車は常に進化して、確実に良くなっているのに、SUVは、なぜか旧車を祭り上げる傾向があります。
セダンもスポーツカーも軍用車も進化しているのに、なぜかSUVだけが、進化を否定する人がいます。
そのような観点から、素人のうんちくには耳を傾けず、素直にメーカの開発動向を受け入れる知的な思考を持つ必要がありますね。

Answer 3

モーグルをやってみればわかるのでは？

それに、独立だと、デフケースをヒットしやすくなりますよ！

Answer 4

ﾘｼﾞｯﾄﾞｻｽが有利なのは、ｻｽがﾄﾗﾝﾋﾟﾝｸﾞ状態になるからです。
片側が押し上げられると反対側は強制的に押し下げられるので悪路での接地性能が良くなる…といったｲﾒｰｼﾞです。

独立ｻｽだと左右両方押し上げられるとｸﾙﾏの床下部品が路面干渉して亀状態に陥るﾘｽｸが高くなります。

実体験からの個人的感想ですが､4輪ﾘｼﾞｯﾄﾞのﾗﾝｸﾙ80とﾌﾛﾝﾄ独立ｻｽのﾗﾝｸﾙ100でｵﾌﾛｰﾄﾞｺｰｽ(岩石路や瓦礫､ﾓｰｸﾞﾙ)を走ると80の方が走りやすいと感じました。

補足:4輪独立ｻｽの高機動車等はｳｨｯｼｭﾎﾞｰﾝでﾗﾝｸﾙやﾊﾟｼﾞｪﾛを寄せ付けない程えげつない走破性を誇ります。
但し、ある意味規格外の車高とﾀｲﾔの大きさがあるからと言えます。

ﾗﾝｸﾙ200の走破性もﾊｲﾄｺﾝﾄﾛｰﾙやｷﾈﾃｯｸｻｽ､ｱｸﾃｨﾌﾞﾄﾗｸｼｮﾝｺﾝﾄﾛｰﾙ等のﾃﾞﾊﾞｲｽによる物が大きく、ﾃﾞﾊﾞｲｽをｶｯﾄすれば走破性は低くなります。

昔の技術の前後ﾘｼﾞｯﾄﾞが優れているとは言いませんが、ﾗﾝｸﾙ100登場後も過酷地の多い豪州では前後ﾘｼﾞｯﾄﾞの105が販売されていたり､未だにﾗﾝｸﾙ78が販売されていることがﾘｼﾞｯﾄﾞの存在意義を物語っていると思います。

Answer 5

一番わかりやすいのは、どれだけの段差にサスペンションが追従するかです。
独立式は、サスペンションの長さ（バネの伸び縮み）が限界で、
リジット式は、ホーシングのネジレ分タイヤが余分に動きます。
今まで感じてないのは、ラフロードだからで
ゴツゴツの岩場だとはっきり違いが出ます。