国産車のリア羽について質問です

Question

。

これは、現行のR35GT-Rが出るずっと前の話です。
まだR34GT-Rが新車で売っていた頃の、当時のベストカーに載っていた記事だったのですが。

『国産車にノーマルで付いているリアウイングは、ほとんどハリボテが多い。
一台一台をちゃんと実験をかけてみればもっと増えるのだろうが、ノーマルのリアウイングでパッと見ただけで効果があると分かるのは、R32～R34のGT-Rと、ランエボとインプWRXくらい』

という記事があり、意外だな～と思いました。
FDやNSXが挙がっていないのが意外でした。
もちろんちゃんと実験をすればこの2台も入るのでしょうが。

しかし、現在の国産車は、ほとんどがちゃんと空力を計算されているデザインになっているでしょう。
一度、今はなきCR-Zの空力の実験の映像を見たのですが、凄く丁寧に実験&改良を繰り返されていました。

スポーツカーはもちろん当然ではありますが、そうではない車の羽のデザインがちゃんとしてきたのって、いつぐらいからだったんでしょうかね？

よろしくお願いいたします。

Answer 1

リア羽根＝リアウィングのことですね？

「空力計算」といっても「ダウンフォース」が出るようなものでは無く、
高速でボディが浮き上がるのを少しでも防ぐ、という程度です。

「え？ダウンフォース出てないんですか？」と思うかもしれませんので、
家にあるミニカーでもプラモでも、トランクの部分を指で下に押してみてください。
・・・って、押さなくてもわかりますが、
トランクを下に押したら、・・はい。フロントが上がってしまいます。

ということで、トランク部分につけたリアウィングでまともに「ダウンフォース」を出したら、フロントが浮くだけ。
もし、どうしても出すなら、フロントにも同様のダウンフォースを得るだけのスポイラーを設置しないと無意味どころか逆効果。
なので、あれは「浮かないように整流してる」だけです。


メルセデスやBMなどの「羽根の無いセダン」で時速２００キロ巡行しても浮かないのは、レーシングカー同様に「ボディの底」の気流を速く流れるようにしているから。
本気でダウンフォースを出すなら、普通車もレーシングカーも「グラウンドエフェクト」を発生させるようにしています。

Answer 2

どんなクルマで、どんなに古くても、
その当時はベストと思われた空力理論に基づいて作られているので、
ある時を境にちゃんとデザインされたなどと言うことは無いです。

流体力学は大変難しい分野で、
今もって正解にたどり着くめどすら立ちません。

ベストカーの怪しい記事も、
単にグループA（とその流れを汲む）のベース車を指してそう言ってるだけで、
意味も裏付けも有りません。

グループAは外観に手を加えることはNGで、
ベース車のエアロをそのまま使うから。

FD、NSXも風洞実験の結果アノ形状す・

Answer 3

いつ頃やろね？

ダウンフォースってのは、表面投影面積から外れた部分ではあまり役に立たんよ。

なのでルーフの後ろに隠れてるウィングはあまり役に立って無い。

前述でも有るけど、カルマン渦を整えている効果のが大きいやろ。

FDなんか角度変えれるけど、あまり意味が無いかと。

Answer 4

純正装着されているリアスポイラーは走行中、車体後部に
発生するカルマン渦を小さくして空気抵抗を減らすのが狙いです。

後軸重が500キロだと仮定して操縦性に影響するような
ダウンフォースは50キロくらい必要ですが、市販車に装着する
ちっこいスポイラーでは頑張っても10キロくらいしか出ません。

R34GT-Rもダウンフォースを発生させるのはスポイラーではなく
車体下面の整流板と後部の大型ディフューザーで、新車カタログに
ちゃんと明記されていました。