三菱 コルト 「すいません、試乗＆レンタカーで試して気に...」のユーザーレビュー

すいません、試乗＆レンタカーで試して気に...

2004.2.18

総評

すいません、試乗＆レンタカーで試して気には入ったのですが、購入に至らなかった者の意見として書きます。

一言で言えば、コルトはクラスを超えた質感を持つ良作だと思う。これといった欠点は何もない。
買えば面白みはないけれど、長く飽きずに付き合える車だと思います。
ただ、ヴィッツ以来コンパクトクラスは驚くべき速度で品質を向上しており、この「クラスを超えた」という枕言葉は、
マーチ、キューブ、ヴィッツ、フィットらひしめくライバル達にも当てはまってしまいます。
・・・では、コルトならではの「何か」がなければ決定的な購入動機が出来ないわけですが、実際のコルトにはその「何か」がないのが惜しいところです。
コルトのＣＭコピーは「まじめ、まじめ、まじめ」ですが、逆に言えばこれと云ってアピールできる個性がなかった事を露呈しているのでは。
その言葉通りどこにも破綻のないいい車だが、それだけではつらい。
パイオニアとなったヴィッツの存在感、キューブやマーチのようなデザインの個性、フィットの使い勝手など、ユーザに何かコルトとしての
イメージを与えなければ辛い。
今は「クラスを超えた」と思われる質感も、ユーザの意識が追い抜くのは早いもの。
今後１年、２年先になった時、今のままではコルトの販売は大きく低迷するのではないでしょうか。

満足している点

インテリアの質感は国産コンパクトクラスの中でも最高だと思う。
インパネの金属質感を持つプラスチック素材の採用は最近ありがちながらも、モダンで外しのないデザインだと思う。
シートもふんわりと優しい座り心地。
乗り心地や静寂性も悪くなく、長距離ドライブにも耐えるだけの走りの質感を備えると思う。
発進、急加速時だけはさすがに1.3リットルエンジンが唸りを上げるが、苦しげな呻きのようではなく、あくまで「エンジン音」と言える音質なのが救い。
このへんはダイムラーの肝入れもあったのだろうか？

キューブやマーチの個性はどうも・・・という人や、しっとり乗りたい大人のドライバーには良いと思います。

不満な点

流行のワンモーションフォルムのボディは可愛らしいが、ディティールが弱すぎる。
特にこの無機質なフロントマスクは機械的な冷たさを感じさせ過ぎる。
なんか白目って感じで。。。
コノ手の身近なコンパクトカーにはもっと愛嬌があっていいのでは。
最近の三菱は、グランディスといいセディアといい破綻のない良い車が多いが、このモアイ顔でどーも損をしている。
運転時においては、こういったワンモーションフォルムお約束の「ナナメ前の死角」がきっちりコルトにもついて回る。
具体的に言えばAピラー太さによるナナメ前方の死角のことです。交差点での自転車の飛び出しには十二分に注意を払いましょう。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験