万人向けではない、現代では珍しいクルマ。1.5リッターMivec、過給機付き、5MT…。もう生産は終わっているが、良くで来たツーリングカーだ。欧州での
2012.1.22
- 総評
- 万人向けではない、現代では珍しいクルマ。1.5リッターMivec、過給機付き、5MT…。もう生産は終わっているが、良くで来たツーリングカーだ。欧州での評価の高さからも分かる素性の良いコルトのシャシーは、スポット増しした堅牢な物に強化されている。その堅牢さはまるでラリー車だ。しかし、この手のスポーツバージョンにありがちな下品な硬さが抑えられ、謂わば大人のチューニングがされている。
Although this car has been already discontinued, it has a permanent advantage as a well-designed and well-balanced touring cars. The high reputation in Europe supports my impression. Its body frame is strengthened with added spot weldings, which makes you feel like you were driving a rally car.
雪交じりの冷たい雨のため、窓の曇り取りに少しエアコンを入れたが、余裕のあるトルクでコンプレッサーの重さを全く感じさせない。実用面でも高い質感を感じた。
I drove amid the icy rain and I switched on the air conditioner to defrost, but enough power of the engine didn't make me feel the burden of the compressor. The car is quite practical as well.
ランエボに乗る知人達は、周りから挑まれて困ると言う。好敵手のインプレッサは言うまでもなく、他のランサー乗りからも。無理もない。ランエボの放つものが、あまりにも強烈だからだ。その点このコルトは、羊の皮を被ることができそうだ。
いったい誰がこれを製品化し世に問う決断をしたのか。21世紀初頭の隠れた名車だろう。私も余裕があれば是非欲しいものだ。
- 満足している点
- 特に秀逸なのがゲトラグ社製のギアシステム。FF車にありがちな、どこか底に「ぶかぶか感」の拭えない物とは違い、まるで昔のFR車の直結シフトのようなカチッとした感覚には爽快感がある。
My favourite point is its gear system by "Getrag," Germany. It has a direct and stable feeling of the one in a conventional FR car, which used to be directly connected to the engine.
過給は2,000rpmあたりの低速から効き始める。街中での走行でも、危機回避など必要な場合には加速が使えるセッティングには好感を持った。
Turbo charging starts from approximately 2,000rpm, which enables you to escape from danger in case.
- 不満な点
- クラッチのミーティングポイントがやや高めな印象。渋滞路での発進の際に脚の疲れに結びつかないのかが、唯一気になった程度。
The meeting point of the clutch system is a bit too high in position. I wonder it may adds up the fatigue of your left feet and leg on a crowded road or in too many stops and goes.
4人乗りに限定されている部分も、ちょっと気になる。オールラウンダーなので勿体ない。
One disadvantage for me is that this car rides only "four" people.
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験