ミニ MINI 「芸術作品だと思って買おう」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
4
乗り心地
2
積載性
2
燃費
4
価格
2

芸術作品だと思って買おう

2023.5.22

年式
2014年4月〜モデル
総評
MINIを買いたくなる理由は、なによりもデザイン。個性的だけど親しみを感じられ、多くの人は好意的に受け止められるのではないでしょうか。MINIを選ぶ理由は、そんなデザインがもたらす存在感に尽きると思います。
満足している点
独特のデザイン。それは外観だけでなく内装にも言えます。見ても乗っても「MINIの世界」であり、MINIを買うということはその世界を楽しむということに他ならないですよね。
不満な点
価格が高めなことと、乗り心地が硬めなこと。そしてハンドリングに癖があること。ハンドリングは素直さよりもクイックさを重視したもので、それを気に入るかどうかは好み次第。ただ、それも含めて「MINIの世界だな」と思います。
デザイン

5

デザインこそがMINIの命と言っていいでしょう。誰が見ても「MINI」だとわかるデザインであり、このスタイルに惚れたというだけで買う価値があると言えます。もはや昔のMINIとは全く違うデザインですが、しかし見るからにMINIなのはさすがとしか言いようがないですね。後期型はフロントグリルが「カールおじさんのひげ」みたいになり、個人的には前期型のほうが好きです。
走行性能

4

「ゴーカートフィーリング」と呼ばれる、ゴーカートのようにクイックなハンドリングは今も健在。それがMINIの乗り味の特徴となっています。ただ、そんなハンドリングは好き嫌いが分かれるかも。少なくともナチュラルとは言い難いですね。とはいえ間違いないのは、それが個性なのに加えて運転する楽しさもあることでしょうか。動力性能は、ベーシックグレードでも不満なし。ただし運転好きならば、「ジョンクーパーワークス」の高回転で元気モリモリになる感覚を一度知ると、もう他のエンジンは選びにくくなるかもしれませんね。
乗り心地

2

単刀直入に言うと、ミニを買うという時点で乗り心地のことは気にしないほうがいいです。昔ほど荒くはないし、イヤな硬さもないですが、車体の上下動はそれなりに大きくて「快適」とは言い難いですね。そこはしっかりと試乗して納得してから購入することをおススメします。
積載性

2

あまりよくありません。ただし、後席を使うことが少ないユーザーなら後席を畳むことで広い荷室を確保できるので問題ないでしょう。日常的に後席を使うファミリーユーザーは、「クロスオーバー」や「クラブマン」など車体とラゲッジスペースがひとまわり大きな、MINIのほかのモデルを選ぶのがオススメ。
燃費

4

カタログ燃費(WLTCモード)はベーシックグレードの「ONE」で16.2km/L。もっともハイパフォーマンスの「ジョンクーパーワークス」で14.5km/L。それなりに優秀と言っていいでしょう。燃料代を抑えたいのであれば、ディーゼルエンジンを積む「クーパーD」を選ぶのもいいですね。実燃費で15km/L以上が狙えます。
価格

2

新車価格298万円からと高め。国産車に比べてそう感じるだけでなく、同じクラスの輸入車と比較しても印象は変わりません。ただ、内外装にしっかりとコストをかけているので「サイズが小さな高級車」と考えると納得できるかも。
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
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