ML350BlueTEC ブルーテック 最終モデル
★一度投稿した文章の数値等訂正版★
W163の最終モデルML350SEからの買い替え。
2012
2011.11.25
- 総評
- ML350BlueTEC ブルーテック 最終モデル
★一度投稿した文章の数値等訂正版★
W163の最終モデルML350SEからの買い替え。
2012年モデル(日本発売は来年後半らしい)のデザインが発表され、後ろのデザインはマシになったものの全体がVWのようになってしまったのと、初っ端から3Lブルーテックエンジンが出ない可能性があるのでW164最終モデル購入を決断。
左ハンドルは初めてだったので安全確認面でかなり不安だったが、すぐに慣れ問題ナシ。むしろこのボディーサイズの車だと(特に車幅に関して)右ハンドルより左ハンドルの方が運転しやすいのではという場面が多い。
走行時の快適性は最高!SUVの格好をした優雅な上級サルーンと言える。車重のせいかサスの設定なのか路面の凹凸で上下方向のフワフワ感が気になるが、レクサスやトヨタの上級モデルに乗った時はこれが酷くて少し乗っただけで腰にきたので、これとは次元が違う話。首都高などの小さめのカーブでの高速コーナリングでロールがあるのは仕方がない。どんな状況でも対路面保持力の高さを常に感じるようなスポーティーさはない。ML63AMGでないとそのような運転感覚は得られないのだろう。通常時のトルク感と踏み込んでターボがかかったときのパワーは550並?私には十分スポーティーに走れる。
走行時のノイズだが、ディーゼルエンジン独特のカラカラ音は運転中は全く聞こえない。静かな場所や壁際でのアイドリング中は少し聞こえる程度。ただし日中街中の騒音の中では聞こえない(ちなみにこの車外のディーゼル音はEクラスブルーテックの方が大きい。やはりボディーデザイン上パッケージングに余裕があるためかエンジンルームやタイヤハウス周り、ラゲージスペースの音対策はかなり良くEクラスステーションワゴンを大きく上回っていると思う)。
低速走行時のロードノイズは明らかにEクラスセダンより静か。車内の気密感はSクラスにはかなわないが非常に満足。高速走行時の風切り音はドアミラーの形状変更で大きく改善されていてあまり気にならない。
長時間の高速道移動のときには威力を発揮し疲れ知らず。
- 満足している点
- ●最終モデルなのですべてにおいて完成度が高い。→ドイツ車の初期モデルによくあるくだらない故障が全くない。
●ダッシュボードやシートの白いステッチ付き革張り(要レザーパッケージ)が満足感をさらに高めてくれる。
●外観デザインも個人的には好き。特にこの最終モデルはかなり精悍な印象になっている。
●とにかく乗っても乗っても体が疲れない。車高が高いせいだけではなく、シートの形状と質感が極めて良い、サスの設定が適正、静粛性が高い、エンジンが十分パワフルで低回転で高速巡航が可能、これらの条件が揃っている。
●燃費
△信号の多い都心一般道を毎発進時に吹かし気味で走ると、8km/L前後。
△信号の多い都心一般道を毎発進時に回転数を抑えてエコ運転で走ると、約9.5km/L。
△信号のかなり少ない一般道を法定速度で走ると、10km/L強。
△高速道(20分~30分巡航後の燃費計数値。当然時間が経つほどさらに向上する。尚日本国内では100km/L以上出すと違法なので、この数値は某外国で同車種を友人から借りてドライブした時の数値)
◇110km/h 2000r/min 10.5km/L ◇120 km/h 2200r/min 10km/L ◇130km/h 2350r/min 9.6km/L ◇100km/h 1800r/min 11.2km/L ◇80km/h 1500r/min 12.3km/L →このまま80km/h以下で同じ回転数を保って走り続けると数時間後には15km/L以上に!
参考まで、車両重量は 2.3t
●燃料費が安い。軽油は2011年10月末現在うちのそばで110円。ハイオクだと148円。ちなみに都心のスタンドでハイオクは170円近くする。
●純正ナビにiPodを接続したとき、ダイヤル回転操作で高速スクロールができる。ジャンル検索もできる。ストラーダではジャンル検索は確かできないのと、ボタン長押しでしか高速スクロールができないので、この点の操作性は後付けより良い。
●Bluetooth接続の電話ハンズフリーでは、車内内臓マイクの感度が非常に良く、極めて快適に通話ができる。もちろん運転中はしてはいけないが…
- 不満な点
- やはりボディーサイズが東京エリアで所有するにはちょっと大きい。W163のサイズが私にはちょうど良かった。ただし小回りは意外に利く。W163より最小回転半径は少ないと思う。
後席の座面の角度がかなり傾斜しているのに背もたれの角度が結構立っているため、私は長時間座りたくない。
w163と比べると外形寸法の幅は大きくなっているのに、ラゲージルームの室内幅が狭くなった。これは後輪タイヤハウス周りの壁内スペースが分厚くなったため。おかげで車内騒音は大幅ダウンしたが、5名乗車時の荷室容量は小さくなった(後席の室内幅はw163より広い)。
パーキングブレーキの解除が左手をハンドル左下に伸ばしてレバーを引っ張るタイプ。これはもう古いでしょう。
後席のエアコン設定が独立していない(63AMGにならないとこの機能は得られない)。
サイドステップのシルバーの天板がすぐ汚れてしかも擦り洗いでも落ちない。滑り止めのゴムのパーツが靴に引っかかって取れることがあり、取れると付けるのが大変。
精悍さを増したフロントデザインに比べ後姿が頼りない。後ろのブレーキライトのデザインのせいか?
純正ナビは相変わらず使いづらい。タッチパネルでない事が主な原因か?HDDの反応も遅い。しかしメルセデスファンならこの点は十分周知の上で普段乗っているはずである。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験