メルセデス・ベンツ CLAクラス 「CLA180の試乗車をレンタル」のユーザーレビュー

parl-siro parl-siroさん

メルセデス・ベンツ CLAクラス

グレード:CLA180_RHD(DCT_1.4) 2021年式

乗車形式:レンタカー

評価

4

走行性能
3
乗り心地
4
燃費
4
デザイン
5
積載性
4
価格
2

CLA180の試乗車をレンタル

2023.8.28

総評
整備期間中の代車として300km弱使用。
2021年6月登録で12,000km+αの状態。

都内だとA・Bクラスよりも多く見かけるように映るCLA。自分的には初めての乗車となりました。

ミニバンやSUVが人気を集める昨今の情勢からすれば、ユーティリティが劣るセダンにはカッコよさを求めるとなるのも自然な流れかもと感じます。

大流行していた時代には、私は正直苦手だった4ドアハードトップも今という時代なら一つの主張として大いにアリに思えるのです。

確信犯のこの種でパッケージングや使い勝手を論ずるのは野暮で、見切りの悪さや低さに時に苦労するのも粋のやせ我慢の類。
このスタイリングを優美と受け取れれば、その他は目を瞑れるんじゃないかなとも。

「美しくなければ車ではない」というのは、とある70年代のコピーですが、何となくこの車の主張の全てを言い表している気もします。

冷徹な評価だけなら☆3つ。
自身の理詰めならC180だけれど、近い価格帯ならCLA200dも選べるよな、とつい惑わされそうになったことを考慮して☆4つを進呈します。
満足している点
「美しいクーペさえあれば…」と冷静さを失いつい惑わされそうになるスタイリング

Bピラーが太いため、ガラスを閉じたままでも、ドアパネルを持っての降車とドア閉めが可能(往年の刑事ドラマ好きにとって、ドアサッシュ付きのセダンでは実現できない堪らないポイントなのです)

見切りの悪いデザインを大いに救う、横方向の張り出しの少ないドアミラーとFFの割にという注釈抜きでも切れ角の大きいフロントタイヤ

35℃以上の酷暑にも対応した強力なエアコン。窓の遮熱性の高さも一役。

安全・安心に貢献するレーダーセーフティパッケージ。大雨が降り視界が限られる中でもロスト等は起こらず。これだけでも最新型を購入する理由になり得ると思います。
不満な点
一見にはどうにも使い難いMBUX

低く後傾した姿勢を想定したとしか思えないコックピットディスプレイ。視界優先のポジションを取ろうとするとメーター角はどうにも合わず。

相対的に割高な180の価格設定。
デザイン

5

きっとカッコイイは正義なのでしょう。これだけで選んだと言われても理解できるものがあります。
街中で見かけるのはAMGライン装着車が大半ですが、スマートやスリークの観点では標準モデルも捨てがたいと思います。このホイールデザインも割と好み。






インテリアは他モデルと基本的に共通。
204を見慣れた奥様の初言は「何とも煌びやかなデザイン」でありまして、これもまた購入動機となるのでしょう。
標準モデルだとインテリアトリムや色調はやや地味な感はあり。
走行性能

3

COMFORTとECOでは、ロー一転がりで2速に繋ぐ設定。トルコン無のDCTと1.3Lの排気量が相まって、ここまでは周りの他車に一歩出遅れる感が拭えず。

2速以降は過給も加わり、余裕シロこそ少ないものの必要十分な性能を確保。車両重量は1420kg。トルクは200N・mということでトルク当たり重量は約7kg。過去の記憶と照らし合わせると、数字的にも感覚的にもGX100前期ぐらいとなるような。

POWERモードでは各ギアを引っ張る設定で出足の遅さこそ補えますが、その他はW204同様、あまり出番はなく。

スタイリング重視で抑揚の大きいデザイン、シートからドアまでの幅の広さ、窓の小ささ等の相乗効果でボディサイズ以上に大きさを感じさせ、取り回しにやや影響あり。狭所でギリギリに寄せる際には注意を要します。

地上高は低く、フロントオーバーハングも長くということで高めの段差や強い傾斜は要注意。ましてや車止めのある駐車スペースに頭から入ろうなどと考えてはいけません。

飛ばすクルマではないので操縦性は必要にして充分。ブレーキは相変わらず信頼に足るもの。
乗り心地

4

装着していたタイヤは、225/45R18サイズ、銘柄は Continental EcoContact6(MADE IN HUNGARY(?)、UTQG:420-AA-A)


転がり抵抗の少なさを感じる一方で、時折高くなるロードノイズとややざらついた乗り心地は、45扁平のエコタイヤらしい気はします。大雨の降る高速でもグリップは優秀。小突起こそあまり気にならないものの、大き目の突起では衝撃が正直に伝わるのは、このサイズでは止む無し。

205以降のメルセデスに共通する、時にふわりといなす感覚はこのモデルにも存在。サイズよりも大きい車に乗っていると錯覚させる一因。

サイズは大きく調整幅も広い前席シート。素材はレザーARTICO/ファブリック(70~80年代の日本車流記載ではセミファブリックシート)。暑い中での使用では本革よりもむしろ使い勝手は良いような。

後席は、前席の高さを下げると座席下に足は入らず。頭上は身長170cm以上ではガラス(ルーフかも?)に触れる。足元の余裕はあるので、お尻を前に出せば何とか大人も収まるで90マークIIを思い出しました(笑)。

そもそも大人の後席乗車を常用するなら他モデルを選択すべきで、クーペのリヤドア付きというキャラクターからすれば、これで充分なスペースかと。少なくとも乗降に縄抜け的な技と筋力を要し、どうにか着座したら全く姿勢を変えられなくなった初代EDと比べれば、はるかに余裕があります。


未調整状態でのオーディオは、高音がキレイに鳴る一方、相対的に低音はやや力不足の感あり。音量自動調整機能も付いていて、イコライザーはオールフラットで不満なく使えました。
積載性

4

デザイン重視でリヤオーバーハングを伸ばしているため、荷室の前後長はかなりのもの(後席側は長身でも手が届きにくいくらい)。フラットな荷室は特に後端側がやや浅く、デザイン重視の影響で左右の開口幅も限られますが、容量としては充分。

後席を倒せば長尺物にも対応可能。
燃費

4

お借りしていた期間中の平均時速は34km/hで、燃費は14km/L弱。エアコンをフルに使っていたことも加算する必要はあり、自車比では、15~20%程度良と推測。
ちなみに高速の100km/h巡行では20km/L越えの数値が出ていました。

燃料タンクの容量は、A250よりもさらに少ない43L。街中での燃費を考慮すると、こちらにも51Lのタンクが欲しい気もします。
価格

2

半導体不足の影響で装備の増減と価格の上昇が行われています。最新型の本体価格だと(5,480,000円)。これに有償色(コスモスブラック:92,000円)が追加され、(計5,572,000円)となります。

CLA200dとの価格差は37万円で、C180との価格差だと約50万円。私感の前提で書いてしまうと、CLA180は両モデルとの相対比でもう少し安くても良いような。動力性能を割切れるなら、お買い得という見方もできますけれども。
故障経験
なし

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