ベンツA160 (2001年) を運転中に突然止まった。キーを何度か回してるうちに、やっとセルが回りエンジンかかった。その後２日間は普通に乗ったのですが、３日目にまったくセルが回らなくなった。何故か教えて下さい。

Answer 1

まず「走行中の突然の停止＝エンスト」から

●スロットルアクチュエーターの汚れ。診断機を接続しても故障コードは出ません。エンスト直後に直ぐに再始動が可能な場合に該当。過度な低速低回転の多用や粗悪なガソリン、オイルの使用によるスラッジやブローバイによる汚れ、レギュラーガソリンの常用、エアクリーナーの長期未交換や洗浄不足など。清掃することで解決可能
●クランクポジションセンサーの劣化・不具合・故障。再始動まで１０分程度の時間が必要な場合に該当。経年劣化や熱劣化が原因なので新品交換が基本。
●燃料フィルターや燃料ポンプの劣化や寿命。エンストが連続して多発するならばそろそろ寿命なので交換時期。ポンプの交換までは少なくフィルター交換で済む場合が多い。フィルター通過後の燃圧測定などで診断は可能。

次は「始動不能」は

スタータモーターすら動かないなど
●バッテリーの寿命。Ａクラスは運転席足元下の位置にあり、エンジンルーム内にはバッテリーが無いのでエンジン熱や冬季の冷たい外気による劣化は少なく、元々が容量の大きなバッテリーの為に長期間の利用に耐える分だけ寿命は突然来る。位置的にもバッテリー液面の点検がしにくい位置であり、基本的にメンテナンスフリー・バッテリーの為に突然死の場合が多い。バッテリーは国産車用バッテリーと比較すると高額だがネット通販では比較的安価に買える店もある。交換時はバックアップ電源を使わない場合には一部機能のリセット作業が必要。やり方は取扱説明書を参考に。
●スタータモーター本体やソレイド/マグネットスイッチの故障や不具合。仕様は年式やＡ１６０/Ａ１９０などグレードによっても細かく変更を受けているので交換時の部品の手配では注意。エンジン背面位置なのでエンジン半分降ろし～全降ろしなど修理費用は高額。

スタータモーターは回っている？が始動不可
●ごくごく一部で事例があるがスタータモーター側のピニオンギヤとエンジン側のリングギヤの異常磨耗・摩滅によりギヤが噛み合わずに始動不良となる場合がある。この場合は「数回のキーＯＮスタータ始動を何度か繰り返してエンジンが始動する」ような予兆があるので、ある日突然は確率としては少ない。この場合の修理費用も高い。

その他の可能性
●水没、冠水した。他のエンジンと比較してエンジンルーム下部の最も低い位置にオルタネーター（発電機）があるので冠水した道路を無理に走るなどした場合には発電系統・配線に不具合が出やすい。
●イモビライザーのシステム同期に問題が出た。リモコンキーの電池交換やリモコンキーを水没させたとか。
●燃料計の故障・不良により・・・ガス欠？・・・
あるいは「ガソリン泥棒？」・・・
●直前にバッテリー上がりなどで他車からブースターケーブル等で始動補助を受けた場合・・・説明書にある「バッテリー保護の為に電気系統を作動させながら走行充電を」などを守らなかった、ブラスとマイナスを逆接続したとか・・・
あるいは・・・既に国産車では無い「パーキングランプ」にライトスイッチ位置がズレていて単純にバッテリー上がりを起したとか・・・

質問者からのお礼コメント

有難うございます とても参考になりました。是非またお願いします。

Answer 2

まずはバッテリーの消耗、次にオルタネータ（発電機）メインテナンスフリーのバッテリーを買ってきて交換してみてはいかがですか？