ベンツのA190に乗っているのですが、走行中に車内外がガソリン臭くなるのはどんな異常が考えられますか？ハイオク車にレギュラーを入れているのとは関係がありますか？

Answer 1

初代Ｗ１６８－Ａクラスに関しては２００２年１２月と２００４年４月に燃料パイプ系統に関してのリコールが出ています。このリコール作業をちゃんと受けられている車両でしょうか？燃料漏れの要因になる内容のリコールですので関連性はあると思います。また平均速度が低く渋滞による発進/停止の頻度の高い日本ではエンジンルーム内部の部品類は熱的に厳しく欧州よりも寿命・耐久性が低くなる場合が多いです。車両炎上、なんてことになる前にリコール整備の件と合わせてディーラーや専門修理工場への入庫をお勧めします。故障が多い、と言われるＡＴもリコールでは無いですが前期型に関してはサービスキャンペーン扱いによるバルブボディ＆ＥＣＵ交換の無償交換が出ています。がこの交換整備を（無償なのに）受けていない車両が残念ながらとても多いです。Ａクラスだから？（元々の価格が安いから？）と本来すべき点検整備やリコール/サービスキャンペーンによるパーツ交換、常識的な消耗品の交換を実地していない固体が多いので特に中古車でご購入されたユーザーは注意が必要です。大事に至る前に信頼のおける所でキチンとした点検整備を受けることを強くお勧めします。完調なＷ１６８は（複雑な電子制御も機械的構造も皆無なので）単純な車両構成なので本当は故障は少ないです。
ガソリンに関しては、欧州でのガソリンオクタン価９５に合わせた設計の為に圧縮比が高く日本のオクタン価９０のレギュラーではノッキングなどの弊害が出やすいだけでなく（高回転域でだけ、でなく登坂時など低回転や急加速時などでも高負荷時には出ます）ノックセンサーで点火時期を遅らせる分は出力低下と燃費低下（出力が低下する分はアクセルを余計に踏む分と更に燃費の悪化の悪循環）しますのでハイオクとレギュラーの価格差は逆転してハイオクの方が割安となる場合が多いです。しノッキングを感知し点火時期を遅らせる分は回転が下がり＝出力が低下、を補う分はスロットルは開き気味になり、中・長期的に見てスラッジが溜まりやすくスロットルポジションが（アイドル回転域でも）狂い易く、スロットル開度にも応じて油圧制御を変えるＡＴ側にも余分な負担となりＡＴ故障を引き起こす要因となります。
ガソリン臭とハイオク/レギュラーとの関連自体は少ないとは思いますが、燃料費を安くする為のレギュラー常用は意味が薄いだけでなく不要なトラブルを引き起こす要因となってしまう可能性が高いのでお勧めしません。安くても、小さくても、日本とは根本的な設計思想も構造・仕様も違う欧州輸入車ですので、本来求められる（要求オクタン価仕様など）モノと違うコトをする場合には「自己責任」で。多くの場合は「節約」どころか「無用な修理費用の出費」となり割高となってしまう場合が多いですよ。

Answer 2

走行中に、ということは、加減速や遠心力、上下動で生ガソリンが揺さぶられてチャプチャプ揺れ動き、ガソリン流路のどこかから漏れだしているのです。文字通り「ガソリン撒きながら走っている」状態。外車にありがちな症状です。早速修理に出しましょう。
ハイオクかどうかは関係薄いです。セコいこと考えず外車なんですから、ハイオク入れておいた方が燃費より桁違いに高額なエンジン系修理費が待ち構えているかも知れませんよ。