自動車ジャーナリストって？ 年末に断捨離で昔のカー雑誌を捨てたんですが、その前に拾い読みしてたら、バブル期マツダ車（センティアとかクロノス系）の試乗記で、自動車ジャーナリストが

Question

・エンジンに低速トルクがあって、しかもレスポンスがいいので、街なかではアクセルに軽く足を乗せるだけで周りの流れをリードできる実力がある、だとか
・低速トルクがありすぎるおかげで、少々デリケートなアクセルワークを要求されるので、渋滞している時などは走りがギクシャクしてしまうこともあった、とか異口同音に書かれていたんですが・・・

当時はマツダのエンジンってすごいんだなと思って読んでいましたが、後にこれらに乗ることがあったんですが、エンジンの特性じゃなく、単にスロットルワイヤーの遊びを詰めただけだった（実際、修理書の基準値は1～3ミリとなっていた）

これって、メカに詳しくない（アクセルの構造を知らない）としても、ちょっと乗ればエンジンじゃなくアクセルのセッティングじゃないかってすぐ気付くと思うんですが、どのジャーナリストも同じこと書いていたのは、忖度以前に感性が乏しかったのでしょうか？

Answer 1

レーシングドライバーの土屋さんが怒っていましたね。
雑誌の企画で、自分が買った当時の日産スカイラインGTRで
レースに参戦したら、日産側が用意した広報車のGTRで走りが全く違い、
土屋さん自身のGTRと比較したら、数ヶ所、広報車と違う箇所が
出て来て、怒っていましたね。

質問者からのお礼コメント

古くは80年代初期に日産車の広報チューンが問題になりました
まあ本骨のL20を最新1Gに対抗するために、やむなくやったんでしょうが・・・
でも、それとこれとは話が全く別で、スロットルトリックも見分けられずに、偉そうに御託ばかりよく並べてたよね～って話
当時はネットもなかったし、自分も若くて経験が乏しかったので信じるしかなかったけど、未だに彼らの受け売りしてる同世代のオッサンとか見ると、情けなくなる

Answer 2

自動車ジャーナリストという職業は、試乗で感じた事を正直に文章化するのではなく、読者が欲しくなる様な文章、メーカーの広告になる様な文章を書く仕事です。

ジャーナリストは雑誌等に記事を掲載して執筆料を受けとるのですが、その雑誌の収入源は講読者と広告を出す自動車メーカーです。

間接的にメーカーはジャーナリストの雇い主になるわけですから、当然、試乗記事は忖度された内容になります。
(試乗会ではプレス向けに、開発者のアピールポイントを記載したプロダクツレポートが配布され、記者はその内容に沿って記事をまとめます)

また、酷評を記載すると次回以降の新型車のプレス向け試乗会に招待されなくなり、結果としてそのメーカーに関する収入源を失う事もあります。

分かりやすく例えれば、自動車メーカーの広報担当的職種ですから、そこには強制力は薄いですが主従関係が存在する事になります。

ただ、実際に多くの試乗を一般人よりも行っていることは事実ですから、発言はメーカーに忖度していても、ジャーナリスト自身が購入する車を見れば、『どの車種を素晴らしく感じ、どの車種が駄目だっのか』を判別する事は可能です。

例えば、マツダ車に好意的記事を多く書く五味やすたか氏。
新型CX-60を当初から絶賛していた方ですが、実際に購入する国産車は、新型レクサスRXやトヨタMIRAI、プリウス等のトヨタ車が多く、ホンダや日産、スバルは過去車に有りますが、マツダは買っていません。

『本音』と『飯の種』は違う、というのが自動車ジャーナリストです。

Answer 3

自動車ジャーナリストというのがそもそも、「個人の感想を分かりやすく伝えられ、それを継続的に行うことで金を稼げるようになった人達」というのがベースなので、発信力と継続力、あとは金になるための御縁があればなれる職業です。これは某ジャーナリストがYouTubeで話していた内容なのですが。
これが単に車が好きなだけだと難しいんですけどね。逆に上記さえあればなれるので、他はいろいろです。メーカーに呼ばれるために忖度する人もいるし、一般人から人気ありすぎて忖度の必要すらない人もいるし、感性が乏しい人も豊富な人もいるし、専門知識がある人もない人もいます。

質問と関係ないですが、個人的なジャーナリストとの向き合い方を。個人的に五味康隆さんが好きです。乗り味の言語化が誰より上手いと思います。その辺のジャーナリストの話より、自分で乗りに行った方が良いわけで、私はジャーナリストは今や五味さんのYouTubeしか見ません。あとネット見てて名前だけでブラウザバックするジャーナリストが何人もいます。こちらも参考にする人は選べますからね。