ランチア デルタ 「速くて楽しいマッチョなファミリーカー　　 とにかく運転が楽しくなりますが、細かい共振音や軋み音など、作りが悪いので静かな割に音の快適性は低いです。ま」のユーザーレビュー

速くて楽しいマッチョなファミリーカー　　 とにかく運転が楽しくなりますが、細かい共振音や軋み音など、作りが悪いので静かな割に音の快適性は低いです。ま

2007.8.13

総評

速くて楽しいマッチョなファミリーカー　　
とにかく運転が楽しくなりますが、細かい共振音や軋み音など、作りが悪いので静かな割に音の快適性は低いです。また、ボディ剛性も不足気味ですが、かえってそれが具合の良いねばりにつながってくれるので、下手に足回りだけ強化するよりも、ノーマルのまま乗るか、徹底的にいじくるか、どちらかはっきりさせるべきなのでしょうね。また、色々なところが壊れることで有名ですが、反面、しっかり整備していればあまり壊れないと言う話も聞きます。無理しない範囲でちゃんと手をかけていればほとんど問題はないのでしょうが、さすがに最早15年も前のモデルになっていますから、経年劣化で色々なところが悪くなってくるのは致し方ないのでしょう。それでもまだまだこの車を愛好する人達が多いのは、やはりこの車のスペック以上の魅力がたっぷりであることを証明していると思います。実際純正パーツでも欠品がちらほら見られるようになりましたが、まだまだアフターパーツも豊富で、デルタカップなどのワンメイクのタイムアタックトライアル競技も催されています。乗せられるように走って速いスピードに達する車ではなく、自ら操作していることを満喫しつつ充分速いと言う、そんな車です。

満足している点

何と言ってもWRCラリーの気分を満喫しつつ、無理のない範囲で楽しめる操作感に尽きます。ノーマルでも路面の感触がステアリングやシートへダイレクトに伝わってくるかのようで、とても面白いです。以前乗っていた16Vに比べるとターボ時の挙動が穏やかな感じですが、スピードはぐんぐん上がっていきます。デザインも一層力強くなったイメージで、79年発表のデルタを良くここまでマッチョにしたものだと、改めて感心してしまいます。本来ファミリーカーとしてのデザインコンセプトはしっかり活きていて、日頃の足として使っていても充分満足できますし、何よりも増して5ドアはとても便利です。

不満な点

定番ですが夏はクーラーが効かないこと。16Vは新車で購入したその年の夏にクーラーが死亡しましたが、エボルツィオーネはここが生きているだけに立派（笑。でも、効き目は「冷風機」。インテリアは必要最小限のものは装備していますし、あまり余計なものを付けるのは好みではないので、これで満足していますが、せっかくのレカロ製シートなのに幅が広過ぎて左右の調整もできないので、体の動きが必然的に大きくなるのはいただけません。ライトもせっかくの4連なのに、ディーラー車では内側がダミー状態で意味がありません。ま、これはいじれば使えるようになりますが。プラスチックパーツの耐久性も問題で、当時のイタリア製プラスチックの製造技術の低さは否めません。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験