ジープ チェロキー 「トラブルとデザインを両天秤にかける。これ...」のユーザーレビュー

トラブルとデザインを両天秤にかける。これ...

2004.3.16

総評

トラブルとデザインを両天秤にかける。これがJeepのオーナーに必要な覚悟だと痛感しています。新車で購入して６年間、車検を１年残して国産車に乗り換えました。下取り査定直後に、エンジンを切ってもファンが回り続けるという新たなトラブルに遭遇し、潮時を痛感しました。クライスラーのディーラーでなければ、原因解明までに時間を要することや部品のストックが常時ないので、本当の意味で「車好き」が乗るものですね。私の場合、燃費や税金に関しては購入前に納得してましたから、これからJeepオーナーを考えている方も購入した後でブツブツ言って欲しくない部分ではあります。100歩譲ってトラブルも納得していましたが、それに関わる時間と出費は重荷でした。…とはいえ、これほど愛着がある車は他にありません。寒冷地から南に転居したことも手放す要因でした。寒冷地でのメリットを考慮すると、偏屈で融通の利かない、でも無二の相棒というのがJeep。

満足している点

■直線形デザインの良さ。デザイン関係の仕事をしているので、「いつかは…」という思いがあり、購入しました。はっきり言って多すぎるほどの不満な点を凌駕してしまうのが本車のデザインだと思います。■本物のSUVであること。日本車に多く見られる「2L-4WD」はパワー不足＆乾燥路面での常時4WDは避けた方がよい。対して本車の4L-4WDは持て余すほどのパワーと常時4WDを実現する本物です。砂地のオフロードでも心配なく、高速道路での4WD安定感は他車にはない。腰まで積もった雪の中をグイグイ走れるのもジープならでは。■上記の「Jeepであること、本格4WDであること」の満足度は相当高いし、車体価格はこのグレードでは安い。これに魅力を感じる人とそうでない人では、評価の分かれる車とも言えるでしょう。

不満な点

トラブル等この際、列挙します。●ウインカーが点灯しなくなった（走行3,000Km時）→ヒューズボックスの接触不良（原因究明のため１ヶ月手信号状態）。●運転席側ウインドウがドア内に落ち込み、閉まらなくなった（走行35,000km時）→開閉モーター摩耗or不良（盆休み直前であり部品はいらず、塩ビ板を貼り込んで応急処置。これで帰省は怖かった）。●ルームミラー剥離（走行40,000km時）→よくあるとは聞いていたが、びっくりした。●オーバーヒート（走行51,000km時）→ホースに穴が空いていたため交換。▼灰皿にライトがないので夜間は使いづらい。▼布製シートは劣化が激しい。▼ABSは意味を成していないため危険。機能する＝ブレーキが効かなくなるだけ。▼ハンドル操作時の異音。…燃費や税金の高額は仕方ナシとしても、交換部品に時間と金がかかるのには辟易します。車体価格の安さは、維持費を考慮すると総じて「高い」と判断せざるを得ない。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験