STAGさん
ホンダ ヴェゼルハイブリッド
グレード:ハイブリッド(DCT_1.5)
2013年式
乗車形式:マイカー
不満な点も多いながらも、何故か悪評を付けられない車、それがヴェゼルハイブリッドである。さまざまな革新的なアイテムを導入し、鳴り物入りで発売され、多くの
2014.5.14
- 総評
- 不満な点も多いながらも、何故か悪評を付けられない車、それがヴェゼルハイブリッドである。さまざまな革新的なアイテムを導入し、鳴り物入りで発売され、多くの受注を得たものの、度重なるツインクラッチの不具合で改善される間は出荷停止処分となりやきもきした人も多いと思う。
走行2500キロ程度で感じる事は、意外とECON使用の走行がよいと言う事。燃費向上ではなく、ギアをアップテンポでクルーズまで持って行ってくれるので、切った時の空回り感が取れてよい印象。勿論加速は悪くない。(高速でエアコンONだと切った方が多分良い。)
毎日通勤(片道13km)で使用し、毎日渋滞だが3割程度のEV走行とアイドリングストップで、通算燃費がリッター20以上、且つ、どんなシチュエーションでもリッター20前後が出る。「価格差を考えるとガソリン車の方が~」と言うレビューもあるが、これだけ良いとハイブリッド買って良かったとすら思える。
低速はEVで10キロを越えた辺りからエンジン始動と言うギミックは猫も杓子もアイドリングストップと言う時勢で、最も画期的だと思う。(最近の車で)アイドリングストップの発動するタイミングに違和感がある人は居ると思うが、このシステムはその臭みを殆ど感じない。素晴らしい点。
不満な点は上の項目に書いた通りだが、何しろ不満な点を上回る最新デバイスを堪能出来るので、「車の癖」と考えても良いのでは?と考える。致命的なものはないので・・
i-DCD(フィット3HV)、オートブレーキホールド、電子パーキングブレーキ、振幅感応ダンパー、リアクティブフォースペダルなど、オディッセイ等での採用実績をすぐに下位モデルに持ってきたホンダの英断に感謝。300万円以下の車でこれほどの新しいギミック一度に搭載した車は近年稀なものかも!?
ハイブリッド・ツインクラッチ・1.5L直噴スポーツエンジンと言う車好きなら狂喜乱舞しそうなスペックを、この車は持ち合わせている。本来なら、フィットがこのスペックを採用してもおかしくないのだが、ヴェゼルに採用した事でホンダのこの車に対する意気込みを感じる。
鈍重と思われそうなSUVルックだが、16インチ+ミシュラン・エナジーセイバーの組み合わせは腰の高さを感じさせない。むしろ車高が高いのにこれほどまでのボディの質感とロードホールディング、軽快なフットワークを持つ異色のSUVと感じる。
足回りはフィットHVと比べて振幅感応ダンパーの採用のみかと思ったが、実際に乗ってみるとAWDのように重厚でスタビリティのある足だと思う。大型化に併せ足回りや剛性も相当強化してあるように感じる。
足回りを換えた前車、コルトバージョンRと比べてキャラクターは違えど、走る事に対する悦びを別のアプローチで表現してくれる。そんな車ではないかと思う。
- 満足している点
- ・本家フィットHVよりエンジン性能が高い
・個性的なインテリア
・リッター20を軽く超える燃費
・見た目とは裏腹に16インチと軽量ホイールで軽快なコーナリング
- 不満な点
- ・立体駐車場の勾配のある場所の走行は苦手。(低速だとモーター止まりそう)
・下り勾配でかなりの確率で起きる「高いギアに変わらない現象」
・渋滞時にまれにEV→エンジンの切り替え時にもっさり感
・SPORTSモードの「コレジャナイ」感
・エンジンは吹き上がるのに加速に余り反映されないパドルシフト
・直噴エンジンを採用した事でエンジン音が結構車内に篭る。
・いずれにせよDCDの熟成不足
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験