ホンダ ストリーム 「気には入ってたんだよなあ（当時の記憶）」のユーザーレビュー

気には入ってたんだよなあ（当時の記憶）

2022.3.15

総評

我が家で名車との誉れ高きＲＡ１オデッセイ（エアバッグ、ＡＢＳなし）の後継機として気には入ってたのですが、通常走行に不安が出るようでは困ります。２ＬのｉＳにせず１．７Ｌモデルにしておけば、もっと所有していたかもしれません。ホンダのサイト内にある「クルマ家族会議」で購入時エピソードを投稿したところ月間大賞をいただき、ホットカーペットをもらったのはいい思い出です。

満足している点

５ナンバーで使い勝手が良く、のちにホンダが連発するアブソルートシリーズほど頑張っていなかったところ。ミニバンではあるけどステーションワゴンとしても使えるボディ形状、子連れ家族では十分な広さと走行性能、２Ｌ車は６５扁平の１５インチタイヤが標準であるなど、コスパも悪くなかった点。

不満な点

燃費が悪い。カタログ値の１１ｋｍ／Ｌが出たのは慣らし運転のときだけで、普通に走ると街なか５~６ｋｍ/Ｌ、高速で８~１０ｋｍ/Ｌと、バブル期の６気筒車並み。それさえ気にしなければ、走り自体に不満無し。しかし、最終的にはエンジン制御がどこかおかしくなり、エアコンオフでも街なか４ｋｍ/Ｌ、８０ｋｍ/ｈ程度で極力アクセルを踏まずに走行しても高速７ｋｍ/Ｌ、１００ｋｍ走行でガソリン計が１／４減るところまで燃費が悪化、みるみる減っていくガソリン計を見るのは精神衛生上厳しいことと、エンジンが何回かいきなり止まりそうになったこともあり、入退院を繰り返しましたがさよならすることになりました。

デザイン

5

トヨタやマツダに真似されましたが、スタイリッシュなミニバンとステーションワゴンの中間のようなデザインは、今でも好きですね。５ナンバーサイズの制約がある中で、上手くまとまっていたと思います。当時はよく見かけましたけど、売れる理由はありました。

走行性能

4

燃費の悪さと不調がなければ、性能的には扱いやすいクルマです。

乗り心地

4

ほど良いしっかり感と乗り心地の良さがよくバランスしていました。タイヤが太すぎない１９５／６５－１５だったのも良かったのかも。どこかで見ましたが、一説ではこのサイズが現在の乗り心地標準なんだとか。

積載性

4

３列目が床にフラットに倒せる点で、普段からたたみっぱなしの我が家では、ステーションワゴン程度の積載性は確保されていたので、当時、乳幼児二人を擁する我が家のお出かけにも十分対応可能でした。しかし、裏を返せば３列目は薄く座りにくいシートだったということで、３列目を重視するご家庭ではちょっとアレだったかもしれません。ただ、子供たちは穴倉大好きで、ウチのコと甥っ子姪っ子を乗せた時は狂喜乱舞だったので、まあ良しとしています。３列目を使ったのは後にも先にもその時だけで、手放すまで１回しか使わなかったんですけど。

燃費

2

そもそもカタログ値がどうやっても実現不可能と当時は言われてました。もっとも、そんなことはわかりきっていたのでそのことに文句付ける気はありませんが、原因不明の不調からさらに悪化したのはいただけませんでした。ディーラーさんも頑張ってくれ、すさまじい量の整備データが技研に転送されていたようです。

価格

5

クルマとしてのコスパは良かったと思います。思い出もいっぱいあるし、長く乗りたかったですね。なんでもかんでも３ナンバー、になる前のいいクルマでした。

故障経験

原因不明のエンジン制御不良がどうやっても直らなかったこと。真夏のテスト走行時にメカニックが汗だくでこれ以上どうしようもできません（コンピュータつないで出てきた燃費データがエアコンオフで街なか３~４ｋｍ／Ｌ）とのコメントを聞いた時に、ごめんなさい、もういいですよ、としか言えませんでした。