自己放電の起こるメカニズムについて教えていただけないでしょうか(T-T) あと、なぜ満充電に近いものの方が自己放電は多いのでしょうか？？

Answer 1

http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/parts/image_for_link/5618-381-5-1.html

自己放電の原因はいろいろいわれているそうですが、有名なのは「正極の自己分解」と「窒素化合物によるシャトル効果」の二つだそうです。

いずれにしても、電池内で化学変化が起きるということで、当然電圧が高い方が化学変化が盛んにできるということだと思います。

Answer 2

●リチウムイオン電池の自己放電メカニズムとは？
もともとニッケル水素電池は自己放電量が多く，これを改善したのが，三洋電機（現：パナソニック）のエネループ電池です。これについては「エネループ 自己放電」で検索していただければ，メカニズムや開発秘話が得られます。たとえば下記URL

http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/column/2007/02/01/381.html

さて，ここでは，リチウムイオン電池について説明いたします。

リチウムイオン電池は，正極－負極間をリチウムイオンが移動します。たとえば充電時には，リチウム・プラスイオンが負極側にやってきます。この負極材に使われるグラファイト（黒鉛）表面に，リチウムイオンが出入りしやすいように薄い被膜を設けます。この被膜を作るためと電解液の分解のため，電荷が消費されます。これが自己放電になります。

●SOCと自己放電率
下記URLをご覧ください。

http://cds.linear.com/docs/Japanese%20Design%20Note/jdn472.pdf

この図2をご覧ください。SOCが高い方が，放電量は大きくなります。

簡単ですが，ご参考になれば幸いです。