ホンダ車(FF)のフロントハブベアリング最利用について・・・

Question

BB6プレリュードのフロントのハブを脱着する用事がありまして、ベアリングのインナーレースが抜けてしまうと思います・・・
そこで、基本交換なのは承知ですが、高速ベアリンググリスを塗りこんでハブボルトを規定トルクで締め直せば元の通りになりそうな気がしますがどうでしょうか？
やったことある方いらっしゃいましたら宜しくお願い致します。
それと、ブレーキのバックプレートですが、とりはずしたらタイロッドなどの熱対策は必要ですか？
御回答お願いいたします。

Answer 1

本来なら再利用が出来るのは今ではトラックくらいしか使っていないテーパーローラータイプ(手で持ち上げただけでも分離する)だけです。分離してしまったアンギュラタイプは本来再利用不可ですが自己責任で再利用している人はいるようです。もっとも、テーパーローラータイプタイプを触った経験から申しますと、ベアリングはほんのわずかな傷や偏磨耗で使い物にならなくります(例えばアウターの挿入時にうっかりインナーを叩けばほぼ一発でアウトです) 分離する状態になったアンギュラタイプは間違いなく傷が入っているので再利用は無謀かと思います(すぐに新品に交換する羽目になるでしょう。二度手間でもよいのなら一度やってみるとよい経験になるでしょう)

あと、単に固定されていればよいユニット式とは違い、テーパーローラータイプやアンギュラタイプのハブベアリングのプレロード調整はトルク管理だけでは無理ですよ。回転抵抗やガタをみながら調整するのですが、無経験の人だと失敗するのが当たり前でしょう(二度手間三度手間で覚えるものです。肩書きだけのプロも初挑戦では結構失敗しています)

グリスはホームセンターなどで入手できる汎用品だとベアリングの寿命が本来の半分未満になります。ハブベアリング専用品か、最低でもCVジョイント用を使うのがよいでしょう。

バックプレート(ディスクカバー)は飛び石などがキャリパーとディスクの間にたまたま噛み込んだりするトラブルの防止用ですので、放熱の件は無視して問題ないでしょうが、公道走行では外してメリットがあるとも思えません。

質問者からのお礼コメント

皆様、ご丁寧な回答ありがとうございました。
ハブを外したついでですし、ナックル外すのも訳ないので、ディーラーにナックルだけ持ち込んで交換してもらいました。
プレスは持ってないので・・・
左右で工賃込みで2万くらいでしたが、再度交換することを考えたら安いかもしれませんね。
バックプレートはブレンボキャリパーを装着するのですが、干渉する部分をカットすることにしました。

Answer 2

最初は大丈夫なんだけど、時期音が出るようになるから、結局バラして交換。
（規定トルクで締めてもベアリングが締まりきらない。プレスに掛けちゃうと今度は締めすぎ）
ベアリング再使用はその時は良いけど、結局ダメになるパターンが殆ど。減っているからトルクの掛け方が難しい。

そんなに高くない部品に２度手間かけるくらいなら、交換しちゃった方が良いですね。地味に面倒な場所ですし。

Answer 3

どれだけ使い込んだベアリングかによるんじゃないでしょうか？

使い込んで減ったベアリングなら同じトルクで締めたら分解前と同じにはならないように思います。

タイロッドの保護は断熱材を回して針金でいけます。

Answer 4

再利用は可能ですが、規定の位置までプレスで圧入するのが基本です。
ナックルを車輌に取り付けた状態で組むならば、専用の工具を使用します。

ドライブシャフトのセンターナットでは規定の位置まで入らない可能性が高いです。
そうなると当然異音の原因になります。


バックプレートはローターへ風を引き込む役割も少なからずあります。
ビッグローターに変更する等で干渉するのであれば、干渉部分のみカットしたり叩いて干渉を解消させた方が良いです。
当然ながら、タイロッドやブレーキホースなどへの熱対策は必要でしょう。