遥か昔、トイレで車の雑誌を読んでいたら、こんな記事がありました。 「NSXはシングルカムのゴルフバックを積めるデートカーだった」

Question

「ところが、サーキットで試乗会を開いたら酷評の嵐。ホンダ宗一郎にもこんなんじゃZに負けるぞ！と発破をかけられ急遽本格スポーツに仕立て直した」
本当にそうなんですか。
それ以来この和製スポーツカーを見るとうーん…って思います。確かにリア周りがボテッとしてるし。

補足

むしろプレリュードの兄貴的存在ですか。

Answer 1

そんな感じですね。
こんなんじゃZに負けるぞって、フェラーリ手本にしたんじゃないの？
結局、最後までフェラーリに及ばなかったけど、国産としては頑張った方だと思う。
5速MTがあって、4速ATもあった。誰かの書き間違えをそのまま信用してはなりませぬよ。

質問者からのお礼コメント

黒澤元治氏がタイプRは俺が作った！と言ってました。

Answer 2

3,000ccで280馬力車高が、1,170㎜しかないしかも、オールアルミボディで車重は、1.3tonこのスペック今見てもただ者ではない。と少し知識が、有れば分かるはずだ。

因みに当時のトヨタの3,000ccは、200馬力だ。スポーツVTEC無くしては、280馬力は不可能。当時のHONDAは、ターボとノーマルアスピレーションで勝負出来る、国産なら圧倒的な技術を有していた。

ただしスポーツカーを知らない日本人が、造り上げたのは、スポーツカーでは無くアルミニウムの速い箱と言われた。

今でも我が国を代表する車で有る事は確かだ。
今でもメーカーが、部品を造りリフレシュプランまで用意された

日本で唯一の使い捨では無い車だ。

HONDAの自動車屋としてのプライドが見えるな。

Answer 3

実際、初代NSXは最初は酷評されてましたね。フォルムもそうですし、エンジンも当時のレジェンドをチューンしたものでミッションも5AT/4ATでスーパーカーとは呼べないとか言われてました。

Answer 4

有名な話ですね。
ちょっと長くなりますけど
NSXはニュルブルクリンクで開発を進めていました。
その頃は今と違い、ネットもないしスマホもないし
連絡手段は
高額な国際電話しかない時代で
図面や報告書を送る手段は
FAXしかなかった時代です。

一周走っては、セッティングを変え、
というのを一日中、繰り返す毎日で
日本のホンダの研究所には
FAXでその日のレポートが届くような感じです。

もともと開発初期段階では
リアのオーバーハングは無かったです。

ニュルブルクリンクには
アップダウンがある超高速区間があり
車体が宙に浮くときがあって
そのときに空中姿勢が悪くて着地したあとに乱れてタイムロスになっていた。

そこでリアのオーバーハングを伸ばして車体を安定化させるようにしたら
あのようになったそうです。

完成したときに社内でお披露目があって
そしたら営業部門から
リアオーバーハングのところのスペースが空っぽになっていてもったいないのでトランクにしようという話が出た。

そしたらたまたま、
ちょうどゴルフバッグくらいが入るスペースになった。

これでホンダ的には発売にこぎ着けたわけですけども

発売したとき
鈴鹿サーキットで報道陣を呼んでお披露目したときに
この部分はトランクにもなってます、
だいたいゴルフバッグくらいですかね、
くらいの話をしたのに
記事には、
ゴルフバッグのために車体を伸ばした！
中途半端な軟派な車だ！って書かれて
それが一気に広まって定着化してしまった。


これが真相です。