サークルで所有させて頂いております。
多くの方がこのクルマについて議論をなさっているようですがそれは恐らくこのクルマに込められたレーシングスピリット、
2008.3.17
- 総評
- サークルで所有させて頂いております。
多くの方がこのクルマについて議論をなさっているようですがそれは恐らくこのクルマに込められたレーシングスピリット、本田技研の魂がこのクルマに宿りとてつもない個性を持たせているからではないでしょうか。
トヨタ、日産、などとホンダと違うところはホンダがバイクも世界的に手がけていると言うところです。ホンダのバイクはカブからCB600RRなどまで実にさまざまです。
200万以内の現実的な値段で一流のスパースポーツが味わえるバイクの世界とは違い自動車ではスーパースポーツの世界は2000万以上の庶民が到底ローンを組んでも支払えないような値段です。
そこで経済的な問題をクリアしつつもスーパースポーツのような感覚をを手軽な値段で楽しむことが出来る、そんなコンセプトのクルマなのではないでしょうか?
ですからクルマに興味がない人は普通にクルマにしか見えないような外観をしています、ですがリアに着いたtypeRの赤いバッチはホンダ魂の現われなのです。
普通の概観に隠されたホンダの魂。
ホンダにはNSXというとても高価で世界に通用するバブル時代に妥協なく開発されたすばらしいクルマがありました。
しかし種々の事情から生産中止となりその魂はこのクルマに受け継がれたのかもしれません。
あえてその魂を表すためにサスペンションが硬く感じる方もいらっしゃるのです。
しかしその事情を理解すればこのクルマに近づけるのです。
私はホンダが大好きです、ですからホンダの魂を象徴するこのクルマをバイクサークルの走行会用に部長の一存で泣く泣く部員が支払う部費を全て使って購入しました。
大好きなクルマが酷評されるのはネット上の出来事とはいえ涙をこらえられません。
- 満足している点
- ターボは付けない、FFにこだわる。
それはホンダが個性を輝かせるために選んだ最善の策なのです。
FRはコーナリング、4WDが物理的にも理論的にもトラクションやコーナリング立ち上がりの加速時に有効なことは証明されています。
前輪でエンジンのパワーを伝えて尚、ステアリングを切ることで発生する横へのグリップも確保するのは前後輪の役割が決まっているFRに比べて困難には違いません。
なぜあFFを選んだのか、それはタックインというFF独特の前輪加重を増加した状態でアクセルを離してコーナーに進入したときの巻き込むような感覚を後世に伝えたかったのではないでしょうか。
なぜNAにこだわるのか、ターボ車のタービンが回転して過給が始まった時のまるで排気量が倍のエンジンに乗せ換えたときのような加速はとても魅力的でパワーを上げるのならばターボ車にしてしまうのが最も効果的です。ですがターボ車にはタイムラグが存在します、ツインターボでそれを克服している場合も多く見受けられますが、ターボが効いているときとそうでない時では別人格、ジキルとハイドです。
NAには負荷時でも低回転から高回転まで一気に回転数が上がるという特性があります、高回転側ではエントロピーが増加して回転数が上がりにくいものですがそれをVテックという技術でカバーし
高回転の高い回転音とそれに呼応する自分の精神の高鳴りという楽しみを与えています、もし将来的にターボ車ばかりの世界になってしまうとこのターボ車とは一味違う楽しみは消えてしまうだからそれを保存するためにNAにこだわり続けているのかもしれません。
- 不満な点
- このクルマの限界のポテンシャルを公道で出すことはとても危険です。
6速MTはその高回転よりのエンジンを生かすために5速と6速が非常にクロスしており加速が辛くなる190キロ以上の領域では最もパワーのある回転バンドを利用できるようにセッティングされており210キロぐらいで頭打ちです。
限界の突っ込みに対応するために硬めにセッティングされたサスは街乗りでは向きません。
そのサスペンションは車道とコンビニへの段差を越えるのにセッティングされているのではなく、180キロからのフルブレーキングでも挙動を乱さないことを前提に作られているのですから。
公道を走る前提で作られていないのに公道が走れるように保安機器が取り付けられているのです。
このクルマは2000CCクラスで行われるレースイベントのベース車両として売るべきでしょう。
首都高でもアクセルべた踏みで高回転バンドを使い続けたらその燃費は3,5が良いトコです。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験