なんで6速mtの乗用車って90年代くらいまでなかったのでしょうか？トラックや5速＋ELとか副変速機とかシティのハイパーシフトとかそういう特殊なのを除いてです。 ご回答よろしくお願いします。

Answer 1

必要なかったからですね。開発費を掛けてないからとも言えますが。

今，ＡＴは８段が当たり前にあって，９段や１０段も存在するのに，なぜ，ＭＴは６段しかないのでしょうか。（実際にはポルシェとコルベットに７段ＭＴが存在しますが。）

私はだいぶ昔の東京モーターショーで，アイシンの１０段ギアがあまりにもコンパクトなのを見てびっくりしたことがあります。４つのプラネタリーギアを組み合わせることでコンパクトなギアボックスを可能にしていました。

一方，従来のアナログＭＴは，２軸式で縦に場所を取ります。要は，ギアが多段化すればするほど，場所を取ります。当然ですが，重量も重くなります。ギアが多くなればなるほどギアボックスが巨大化し，重量が増えるわけです。

よって，６段あたりまでは順調に多段化してきましたが，それ以上になることはなかったんです。要は，わざわざ場所を取って重くする必要がなかったのです。一方，ＡＴはコンパクト軽量化が可能だったので，どんどん多段化が進みました。

ＤＣＴにしてもやはり場所と重量の関係で，限界があるようです。まして，開発コストも掛けられないＭＴは，すでに限界というか，バランスの良さで，６段で落ち着いたと思われます。

質問者からのお礼コメント

デュアルレンジです笑
詳しく回答いただきありがとうございました。参考にさせていただきます。
他の方もご回答いただきありがとうございました。

Answer 2

シフトチェンジが面倒だったから
1960年後半から乗っていたけど、当時は100％MT車でした。
普通のセダンは3速コラムシフトか4速コラムシフトで、スポーティータイプが4速フロアシフトでした。
スタートして最後にはTOPギヤに入れて走るので、4速辺りまでが実用的でした。
1970年代でも4速でも180キロは出ますが、オプションで5速を入れている人もいました。S54Bが5速ギヤを入れて200キロオーバーまで引っ張れました。
1980年代から時代の流れで5速がスポーティーカーで一般的になりました。
1990年代はATも増えてスポーツ指向の人が乗る車として、割り切って6速車が出たのだと思います。

Answer 3

技術的あるいはコスト的な問題もあったのでは？
段数が増えるほど内部構造は複雑化します。
多段化でコストが見合わないとか強度が保てないとか言う理由は考えられますね。
トラックはそもそもトランスミッション自体が大きので多段ギアを収めるのも難しくは無いのではないですかねぇ？
昔は４MTが主流で５MTが少なかった時代も同じ理由だと思います。

Answer 4

ゲトラグか何かの特許絡み？

Answer 5

前の回答者さんの言うように、高性能化して最高速が高くなった事に加え、レースでのレギュレーションも関係します。
レースによっては、ミッションの変更が認められていないレースもあるので、エンジンが良くてもそれを引き出せないミッションでは意味が無いからです。

Answer 6

必要なかったから。

70年代は4速MTが普通で、5速積んでることで誇れた時代です。
それはエンジン性能も良くなく、最高速も100km/h程度だったから。
70年代以降色々と技術が進んで高性能化すると速度も200km/hくらいまで出せるモデルが普通になってきますので、5速が標準化しました。

90年代になると、さらに高性能化が進んで最高速度があがるうえ、サーキット走行や、ラップタイムが注目されるようになりました。
（例えばニュルブルク・リンクが何分何秒とか）
限られたエンジン出力で効率を求めていくと、どうしても多段化に行き着きます。今まで5刻みだったところを６つに刻めば、1段あたりのギヤの守備範囲が少なくて済む＝回転変動が少なくなる、そのため最大出力付近の回転を保ちやすいので、速く走れるということになります。