ダイハツ トールカスタム 「維持費もリーズナブルな子育てカー」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
5
燃費
3
価格
4

維持費もリーズナブルな子育てカー

2022.6.20

年式
2016年11月〜モデル
総評
天井の高い広々室内に両側スライドドア、維持費もリーズナブルな5人乗りコンパクトとして、軽からのステップアップやミニバンからのダウンサイジングなど、子育てファミリーに絶大な支持を得ているトール。一部改良でタフトから採用した新型ステレオカメラを搭載し、予防安全機能「スマートアシスト」が進化。衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能が夜間歩行者や追従二輪車にも対応し、検知距離や対応速度もアップしたのは頼もしいところ。新たに全車速追従機能付ACCなどの運転支援機能が追加されて、ロングドライブが安心になったのも嬉しいところです。
満足している点
メガネなど、すぐ使う小物が置きやすいインパネアッパートレイや、ちょっとしたバッグも置けるフロントシートの間のセンターフロアトレイ。脱着式のインパネセンター大型ボックスはゴミ箱としても使えるし、回転式カップホルダーは紙パック飲料もすっぽり。家族が「あってよかった」と思えるものばかりで、細かい気配りを感じさせてくれます。
不満な点
車庫入れなどをする際に、死角をなくしてくれるパノラマモニターはぜひ欲しい装備だと思うのですが、オーディオなどとセットオプションなので、ちょっとお値段が高めになってしまうのが残念なところです。
デザイン

4

何段にも重なるメッキバーが存在感満点のフロントグリル。ちょっとマッチョなくらい肉付きよく見えるエアロパーツたちで、さらに存在感アップ。ソリオよりもちょっと全高を低く、全幅をワイドにしたことで、生活感が減って堂々としたスタイルに魅せるところが上手です。
走行性能

4

広いガラスエリアや死角を減らすように取り付け位置が工夫されたドアミラーなどで、視界をクリアにした運転しやすさがあります。1.0Lエンジンは自然吸気でも元気に走りますが、やはりターボはどんな場面でもパワフル。軽快なハンドリングで街中から高速道路まで快適です。
乗り心地

4

室内はたっぷりと大きめのシートで、ほっと落ち着けるような空間。前席の乗り心地も素晴らしく、リラックスして過ごせます。後席もおおむね快適なのですが、ちょっとゴツゴツとした振動や、後ろからのノイズが大きめに感じる場面も。
積載性

5

後席を荷室のフロアと同じ高さに格納できるダイブイン機構、フロントシートと合わせてベッドのように使えるフルフラットモードと、いろんなシーンに簡単な操作で対応できるのが便利。荷室には多機能デッキボードが備わり、跳ね上げて背の高い荷物を積んだり、反転させて付属の防汚シートを広げれば、自転車などを積む時も汚れが気にならないようになっています。
燃費

3

カタログ数値は自然吸気エンジンがWLTCモード18.4km/L、ターボエンジンが16.8km/L。ですが人と荷物を満載にすると、けっこう落ちてしまうのは仕方のないところ。空気抵抗に不利なスタイルでもあるので、高速道路でもあまりのびない印象です。
価格

4

カスタムの自然吸気エンジンで200万円を切る価格は立派。ターボエンジンとの装備差がほとんどないので、街中でのちょい乗りが多い使い方なら、自然吸気モデルで十分だと思います。ただ、ディスプレイオーディオはオプションです。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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