BMW 1シリーズ ハッチバック 「118Dに9ヵ月近く乗ってみて」のユーザーレビュー

118Dに9ヵ月近く乗ってみて

2019.2.24

総評

今回はエコを無視して、FRでターボ付き、足回り高評価な小型の車を探していて、偶然この車に出会って購入しました。
1年落ちの3774kmの走行距離で、価格は新車の60%off。バーゲン価格でした。
もちろん維持にはお金がかかるし、外車なので車もいじりにくい（自分でいじっている人も少ない気がする...）。
走りは期待以上でした。車雑誌ではBMWとベンツ・ゴルフあたりは常にべた褒めなのに違和感感じてたのに、実際に乗ると世の中はこんなに進んでるんだ、って感じられます。
ただ、、、次に買うとしても中古車でしょうね。外車は高年式でも値下がり率高めだし、ディーラーの敷居が高い。自分はBMW整備工場とだけの繋がりなので別にどうでもいいんですけど。
もう新型車の情報が出回るようになってきましたが、走りが楽しくて最後のFR。そんな分野が好きな人は手を出しても後悔しないんじゃないかな。

満足している点

1.乗り心地・操縦性
　最初に乗ったときは、少々硬い、と感じました。前車Graceが4ドアセダンで柔らかめの地面に張り付くような足でしたので、その性格の違いをはっきり感じられます。
　購入後、Studieでブレースを交換したら、若干やわらかくなりましたが、この車は乗り心地より操縦性主体の車だと思います。
　操縦安定性はブレースを入れる前から、抜群！です。カーブが連続する道でも以前より高い速度で安定して入れます。
　特に高速域でのハンドリングはFRであることもあいまって非常に自然で的確。急な操作にも的確に不安なくついてきます。
　スピードを上げるほど安定してくる、そんな感じがあります。想定している速度帯が違うのでしょう。
２.燃費
　自分は燃費マニアです（正確には、「でした」）。
　　前車Grace：　給油回数 54 回　標準燃費 28.40 km/L
　　118D：　　　給油回数 17 回　標準燃費 19.31 km/L
　とおよそ30%以上のダウンです。
　上記にはエコランしない家族の利用分が含まれていて、自分が遠出して普通にエコランするとそれぞれ、34km/Lと24km/Lくらいかな、118Dは、高速やパイパス主体を走ると29km/L近くまで上がることも。
　おかげで、118Dになってから平均車速はあがってしまいました。。。
　ディーゼルはレギュラー比で燃料代が1割以上安いので、ハイブリッドからの乗換えでも、燃料代は２割も増えていません。
3.走り
　これは何もいうことはありません。なにせこれと足回の良さが購入動機のほぼ80%。
　安定性抜群。更にぶっといトルクを出すディーゼルターボ。
　ハーフスロット以上に踏み込むと、ターボでシートに押し付けられる感覚が味わえます、快感です。
　実はFR車に乗るのは初めてでした。ハンドルはきわめて自然。でも、カーブでタックインが効かず、自分でもっとハンドル回さなきゃいけないのをはじめて知りました・・・・
　それと地味ですが、アクセルがオルガン式です。これってとっても自然で疲れない。前車ではアクセル加減が全くリニアではなかったので,118Dになってからは右足が楽になりました。
4.インテリア・ナビ
　自分の118DはSportsなのできわめて内装はベーシック。ですが、全体がソフトパッドで覆われていてチープな感じは全くしない。まあ、購入後、得意の「赤」でのイメージ変更して好みに変えましたけど。
　ナビは、前車がカロッツエリアだったので、ナビとしての機能や地図の精緻度など一段階落ちますが、それ以外はすべて満足。
　逆に、ヘッドユニットでの、ナビ・オーディオ・電話その他の一括管理された操作がとても便利でこれに慣れてしまったので、従来のナビにはもう戻れない、かな。
　更に、USBメモリからの音楽データのインストールができるので、カロッツエリアで要した時間の1/100の時間でCD140枚以上のインストールができました。
　それと保障外ですが、ODB2経由で携帯電話から、走行中のビデオ視聴・デフォルト走行モード・ミラーの閉じる時間・イカリング、その他の設定変更が自分でできるのもうれしい点。行政がうるさいので無理でしょうけど、国産車にも導入してほしい機能です。
5.デザイン
　現行１シリーズは独特な形状だと思います。結構好き嫌いがでるんじゃないかな。
　街中を走っている118を見ていた時は好きなタイプとは感じてなかったのですが、実際にそばで見てみるとその独特のデザインには嵌ってしまいました。丸いデザインだけどロングノーズ。個性あると思います。
　それと内外装とも、一目でBMWとわかる統一感はとても感じがよいです。

不満な点

基本的にいいところばかりですが、気になっている点のみ記載します。
1.ブレーキ
　これはたぶん皆さん違和感持っているのでは。バッテリーへの回生のため、ブレーキを踏むと２段階でブレーキが効いてから車が止まる、という感じがあります。
　これはアイドリングストップがあるので仕方ないもの、と理解してはいるのですが、いまだ好きになれません。
2.ガラス
　フロントとサイド（全席）は普通のUVガラスなので、とても暑い！
　欧州車はIRはほとんど入っていないらしい。。。世界中で売って要る車ですから、IRガラスは入れてほしい。。。
　それと１シリーズはガラスの厚みが薄いのでは？　横を車が走ると社外音が割りに入ってきます。
3.ノイズ
　エンジンノイズは、ディーゼルです。それなりにします。
　自分的にはこのトルクにあこがれて購入したので我慢できますが、低速域でアクセルを踏むと、ディーゼル特有のエンジン音が響きますね。
　ロードノイズも、車高が低いことも関係するのか、BMW＝高級車と思っている人には割りと大きめに感じると思います。
　でも逆に良い点も。　この車、低速ではノイズを大きく感じますが、車速があがってくると気にならなくなります。やはり設計段階での想定している速度帯が違うのでは。
4.低速ギア
　良い点に書きませんでしたが、８速ATは優れもの。いつもマニュアルモードでカチャカチャ切り替えてます。
　DCTが一番、と思っていた自分でも何の違和感も感じることなく受け入れられました。　
　但し、唯一惜しいのが、１速・２速の繋がり。
　加速感もすばらしい118Dですが、この３速に入るまでが、なんというか、トロい感じがあります。ギアの繋がりが良くないのか？
　逆に３速以降の繋がりは最高でエコでもスポーツでもとてもいい感じで加速します。ちょっともったいない感じ。低速走行には全く向いてませんね。
5.緊急ブレーキ
　これも、とても先進的な良いシステム。自分の118Dには自動追尾機能はないのですが、それでも十分役に立ってます。
　が、、、２度前に何もない状態で緊急ブレーキがかかったことがあり、追突されないかと肝を冷やしたことがありました。
　整備士に聞くとたまにそのような報告があるそうです。無料で対応してもらいましたけど、心臓には良くなかったです。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験