BMW 1シリーズ ハッチバック 「恐るべしBMWのディーゼルエンジン」のユーザーレビュー

scotchman scotchmanさん

BMW 1シリーズ ハッチバック

グレード:118d Mスポーツ_RHD(AT_2.0) 2016年式

乗車形式:マイカー

評価

5

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
-

恐るべしBMWのディーゼルエンジン

2016.8.14

総評
 メディアがディーゼルを取り上げると、「経済性」と「パワフルさ」。そして「意外と静か」という記事ばかりで辟易する。
 確かに意外と静かではあるが、ディーゼルはやはりうるさいし、振動もある。多くの人には受け入れられないレベルだと思う。特に深夜の住宅街では迷惑なレベルだ。カラカラ音も気になる。はっきり書けば良いのに、こぞって同じように曖昧な書き方ばかりだ。
 すでに欧州のディーゼルは経済性やパワフルさの更に上の次元、味を語るレベルに至っている。その魅力を伝えられら無いようなモータージャーナリストが実に多い。単に「経済性」と「パワフルさ」という切り口だけでは買ってガッカリする人が続出するだろう。とりわけ輸入車は納期の問題もありオプションてんこ盛りで購入せざるを得ず、割高感が極めて強い。
 従来の切り口のままでしかディーゼルを評価できなければ、今のクリーンディーゼルブームは単なる一過性のブームで終わってしまうだろう。


 
満足している点
 次期1シリーズはFF化されることから、Cセグメント最後のFR。そもそも車を走らせる愉しさの原点とは何かを考えさせられ、それを愉しませてくれる貴重な車だと思う。
 コストパフォーマンスは国産車にはかなわない。部品の高品質や組付け精度、上質感ではもはやVWが圧倒的に上。デザインでは最近のメルセデスは意欲的だ。そう考えると、BMWを積極的に選ぶ動機は少ない。それでもこの車を選び、満足しているのは、本来車が持っている「駆け抜ける歓び」を感じさせてくれる車が少なくなっていること。デザインや上質さを犠牲にしても走る、曲がる、止まることには可能な限りコストを費やしているBMWに魅力を感じるからこそだ。
 最後のCセグメントFR、エンジン屋のディーゼル。ここに価値を見出せるかどうかでこの車の評価は全く異なったものになる。
 ちなみに、ACCは是非とも積極的に選びたいオプション。高速巡航よりもノロノロ運転の疲労軽減に絶大な効果を発揮する。


不満な点
 とにかく旧さを感じさせる。デザイン、足回り、ハンドリング どれもが旧く斬新さは無い。しかし、旧い故の素性の良さがこの車の魅力だ。
 それはさておき、アイドリングストップはとても使い物になるレベルでは無い。VWやマツダのようにブレーキの踏み具合でドライバーの意思が反映されるようにして欲しい。エンジンスタート時の音と振動も及第点に達していない。
 エアコンの操作性、ナビの操作性など、電子デバイスには日本車にまだまだアドバンテージがある。
デザイン

-

走行性能

-

 スペックだけ比較すると、2リッターディーゼルとしてはショボイ。ボルボ、マツダ、さらにBMW3シリーズに積まれる同排気量のエンジンにも見劣りする。ところが、運転してみるとこのエンジンのすごさがわかる。
 ライバル車は「いかにパワフルか」「ディーゼルとしてはノイズや振動が少ないか」をアピールするが、その次元を超越している。演出されたパワフルさでは無く、自然なフィーリングで厚いトルクが盛り上がる。ごく低回転域でもアクセルのちょっとした踏み加減にきちんとトルクレスポンスが付いてくる。この心地よさがライバル車には無い。
 勿論、さらに踏み込めばディーゼル特有のモリモリのトルクを堪能できるが、エンジン回転の上昇とトルクの盛り上がりの感覚的なフィーリングの一致が素晴らしい。例えるなら、うまく調律された楽器のよう。さすが、エンジン屋の作ったディーゼルだと感心させられる。

乗り心地

-

 すでにモデル末期、エンジンありきの車と割り切って期待していなかった。が、これは良い!!
アンダーステアでもなく、オーバーステアでも無く、実に素直。エンジン同様に小手先の変な演出が無い。車本来が持っている素性の良さを感じさせられる。

 ちなみに、Mスポーツを選択したが、予想以上にマイルドな乗り心地。スタビリティが高く、粘っこい乗り心地。
 ディーゼル特有の音と振動は、停止状態でははっきり言って気になる。深夜の住宅街では迷惑なレベルだと思う。しかし、走り出すとライバルでは気になる低回転時に負荷を掛けたときのノック音が圧倒的に少ない。ペダルに変な振動が伝わってくることも無い。
 全体的にはノイズそのものは大きい。しかし、突出して特定の音が大きいわけでは無い。全体がうまくバランスが取れているので、妙に気にならない。そのバランスが絶妙。



積載性

-

基本1人、マックス2人までしか乗らない。
ゴルフもこの車では行かないので、積載性云々が気になるシチュエーションは無い。したがって語る資格無し。
燃費

-

まだ1,000㎞なので・・・
しかもオンボードコンピュータの数字なので誤差は大きいだろうが、通算18㎞/l程度。
そもそも軽油代も安いので、燃費を重視した乗り方はしていない。積極的にスポーツモードも使っているので、その気になればもっと燃費は延びるだろうが、この車でケチっても意味が無い。

価格

-

故障経験
納車から1ヶ月。当然故障は無い。

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