BMW 1シリーズ ハッチバック 「こんなに低いハッチバックは無い」のユーザーレビュー

こんなに低いハッチバックは無い

2015.6.8

総評

　ハッチバック感もない、サルーンでもないけどフォーマルで使い勝手がいいのが身上の1シリーズの顔はバカボンの本官にそっくり。ボルボV40、同じファミリーのミニ、ハッチバックの王様ゴルフ、宿敵Aクラスとどれにするか迷いそう。FRルックが嫌でなければ1シリーズを選んで良し。既に2シリーズがFFになっている事を思うと、最後のFRモデルかもしれない。昨今、FRはネガティブになってきたが、FRだからこそ得られるルックスがある。この車体を使って、Z3ロードスターを復活してほしい、と思っている。
あと、どうせならちょっとだけ伸ばしてツーリングを作ってみては？

3シリーズがあれだけ大きくなって困っている人がいると思う。やはりBMWファミリーの中でもミニでは大げさすぎて手を出せない、というときに1シリーズの登場だ。1シリーズの特徴はサイズに尽きると思う。

満足している点

BMWらしい低く構えたディメンション。パッケージング。囲まれ感のあるインテリア。ワイドなモニターで使いやすくなったi-drive。トルクのモニターも気に入った。大きなブランド力で所有満足が得られる

不満な点

走行モードがあるのに、パドルシフトが備わらない事。セレクターレバーでは隣のゲートに移動する必要があり、瞬間的にギアチェンジしたいときには迷った事も。快適装備ではエアコンが使いにくい。シートリフターの使い方が分からなかった。

デザイン

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走行性能

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体脂肪率10%を切ったアスリートのよう。BMWに乗るといつもバランスの良さがわかる。
例えていうなら、ハンドルで前輪、お尻で後輪の挙動が体感的に分かるというもの。
ガソリン一滴から得られる燃焼エネルギーから、無駄無く精巧に駆動を伝え推進力へと変換している感覚でとにかく気分が良い。疲れている時に乗ったら、体力が回復するような気持ちのよいドライビングが堪能出来る。エンジンからフライホイール、変速機、デファレンシャルを介してタイヤから地面を蹴り上げる一連の仕事が緻密で無駄がない感覚。確かに、ランナーといえる。走行モードは普段からECO PROモードで十分。どんなシーンでもとにかく不快な動作がないのが素晴らしい。

乗り心地

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荒れた路面を踏んでもがさつなところが無く、揺れが残らない。ドイツ車らしく、高速道路では路面に吸い付いたようにかっとんでいく。

積載性

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シューティングブレーク風のハッチバックだから、ミニワゴンとして使える

燃費

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パフォーマンス対価でそれなりに燃料費は覚悟。

価格

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故障経験