アウディ A6 (セダン) のみんなの質問

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中国の大気汚染問題の原因は日本のような車の排気ガス規制がなく窒素酸化物をまき散らす車が今でも売られているせいなのかガソリンそのものが日本と違い不純物が多いからでしょうか

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ベストアンサーに選ばれた回答

下記の4つが原因です。

(1) 石油燃料に含まれる硫黄分が多い
(2) 排ガス基準がゆるい
(3) 規制を守らない体質
(4) 一次エネルギ源が石炭

●石油燃料に含まれる硫黄分が多い
日米欧の基準は,ガソリン,軽油とも10ppm以下です。中国は下記のようになっています。

ガソリン < 150ppm(EURO3相当),2014年より50ppm(EURO4相当)
軽油 < 350ppm
その他 < 2000ppm

つまり最近まで中国の燃料は約5000ppmであったということです。この高い硫黄分により,二酸化硫黄(SO2)が生成され,酸性雨や大気汚染の大きな要因になっています。

●排ガス基準がゆるい
日米欧とも,EURO6相当の排ガス基準(米国はすこし数値が異なりますが,実態はほぼ同じ)です。

EURO6 : NOx<0.08g/km,PM<0.005g/km
EURO3 : NOx<0.5g/km,PM<0.05g/km ~ 中国

中国に限らず,アジアの多くの国の排ガス規制は,欧州規制(EURO何とか)をもとに作られています。しかし大半の国では,EURO6を実施できず,EURO3~EURO4レベルです。

●規制を守らない体質
排ガス規制に限らず,自動車にはいろいろな規制があります。たとえば衝突安全性などです。中国は,試験をおこなうときと生産しているクルマでは違うようです。つまり規制を守るモラルが薄いのです。このため中国では,紅旗などの中国車に乗るよう政府関係者に求めていますが,多くの人がAUDI A6を選んでいます。つまり中国人ですら,中国車を信頼していません。

●一次エネルギ源が石炭
中国の一次エネルギの比率を示します。

石炭 68.5%
石油 17.6%
水力 7.3%
天然ガス 4.8%
原子力 0.7%
再生可能 1.1%

世界全体では,

石炭 29.9%
石油 33.1%
水力 6.7%
天然ガス 24.0%
原子力 4.5%
再生可能 1.9%

つまり石炭の比率が世界の2倍以上なのです。さらに脱硫設備がありません。このため発電や溶鉱炉から排出されるPMと硫黄分が大気汚染の原因になっています。

●PM2.5は?
PM2.5が注目されていますが,日本のPM2.5の主原因は中国からの越境汚染です。北京市の場合,自動車由来のPM2.5は22%くらいで,主原因になっています。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2014.8.21 08:28

詳細なデータに基づく解説ありがとうございました

その他の回答 (1件)

  • 脱硫と言ってイオウが取り除かれた重油やガソリンを使っていないので排出ガスにイオウ酸化物が多い(酸性雨の元)。石炭火力が多いが単純にそのまま燃やす(先進国では高温に加熱し出てきたガスを燃やす)ので不完全燃焼からスス(PMxx)が多い。
    この2点。
    売っている車には触媒が付いているので窒素酸化物は工場の排煙でしょう。

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