アウディ A4 (セダン) のみんなの質問

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新しいアウディA4は、2リッターターボ、7AT、190ps/320Nmでリッター18.4の燃費だそうです。

レクサスIS200tは同じく2リッターターボ、8AT、180ps/350Nmでリッター13.2です。

結構大きな違いですがどこから出てくるのでしょうか。

トヨタがハイブリッドを売りたいがためにわざとターボの燃費を落としているのか、
それとも、アウディの技術力でしょうか。

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ベストアンサーに選ばれた回答

AUDIの技術力です。もう少し正確にいえば,ドイツOEM(自動車会社)の技術力です。

●ストイキ燃焼
あまり知られていませんが,欧州のガソリンエンジンが実用域を含め燃費が良いのは,ストイキ(=ストイキオメトリック:理論空燃比<Stoichiometric mixture>)燃焼領域が広いからです。日本メーカは,モード燃費重視で少し負荷が高くなると,ストイキからリッチに移行します。欧州では平均走行速度が高く,高速への合流時の負荷がかなり高いので,ストイキからはずれる比率が高いと,燃費悪化してしまい,商品になりません。

●最高出力と燃費
走行負荷にもよりますが,最高出力が大きいほど燃費は悪化します。これは最高出力が大きいほど,負荷の低い側では,その時の出力に対し,エンジン内部のフリクションが大きく,霧化が進んでいないからです。

逆にいえば,最高出力が小さいと,摺動部応力が小さくなるので,フリクションが低減します。たとえばプリウスのエンジン(低張力ピストンリングなど)がそうです。また最高出力をあげるには吸気抵抗を抑えますが,そうすると,低回転域では,筒内気流が抑えられることになり,霧化が悪くなり,燃焼速度が低くなります。

AUDIとレクサスの比較ですが,この程度の出力差であれば,燃費差は10~15%くらいでしょう。むしろ
低速トルクが大きいほどモード燃費は良いので,逆転してもおかしくない状況です。

●レクサスの燃費13.2km/Lとは?
2015年度の目標燃費(車両重量=1531~1650kg)がちょうど「13.2」なので,これにあわせてセッティングをおこなったことが考えられます。 → 『「平成27年度燃費基準」をクリアしています』とカタログに書けます

●トヨタの直噴
直噴エンジンは吸気効率や熱効率が高いのですが,低吸気温時の霧化が悪く,エミッションに課題があります。このためトヨタの直噴ガソリンエンジンでは,低負荷および低回転域では,ポート噴射を併用しています。つまりちょっと贅沢なエンジンになっています。逆にいえば,もともとの直噴の課題を解決しないまま使っているともいえます。負荷の低いモード燃費では,ポート噴射比率が多いと考えられ,これだけで数%程度燃費は良くなりますが(国の見積もりでは2%),その直噴効果をちゃんと使っていないかもしれません。

●重量
AUDI A4=1540kg
レクサス IS200t=1620kg → ひとり分重いことになります。同じような車両なら,3~4%の燃費差になります

ドイツ車はどこもアルミニウムによる軽量化が進んでいますが,とりわけAUDIはアルミによる軽量化が進んでいるメーカです。たとえばアルミの押出材をピラーなどに使用すると,高い剛性のまま細くすることが可能です。レクサスもドイツ車で多用されているレーザ溶接(異種厚さ鋼板を接合=テーラード・ブランクといいます)をスポット溶接補助につかっていますが,まだまだの状況です。

簡単ですが,ご参考になれば幸いです。

質問者からのお礼コメント

2016.2.15 12:58

ご丁寧にご回答くださいまして、誠にありがとうございます。
Audiには、85kW(252PS)/370Nmの高出力バージョンもあるようなのですが、こちらの燃費は15.5と、IS200tより優れています。軽量化、ミッションの違いだけでなく、直噴技術の違いが大きいのでしょうね。D4-Sがポート噴射を併用しているのは、カーボン蓄積を防ぐためだと思っていたのですがエミッションが課題なのですね。

その他の回答 (5件)

  • 質問するなら、スペックくらい正確に調べた方がいいと思いますけどね。

    IS200tの最高出力は、180kw=245ps
    A4のFFバージョンの最高出力は、140kw=190ps

    同じ2Lターボですが、性格は相当に違います。
    IS200tは、どちらかと言えばパワー指向、A4は少し控え目の燃費指向のセッティングです。

    >結構大きな違いですがどこから出てくるのでしょうか。

    NAエンジンで言えば、IS200tの最高出力は排気量3Lクラス相当、A4は2.5Lクラス相当ですから、動力性能に大きな違いがあり、燃費も違うのは当然です。

    >それとも、アウディの技術力でしょうか。

    あえて燃費を狙わずに、パワー指向に徹したのがIS200tです。商品構成上あえてそのような設定にしているのです。
    燃費指向なら、A4とほぼ同価格で、レクサスにはシステム出力220ps、JC08モード23.2km/LのIS300hもあるわけですから、そちらを選ぶこともできます。
    一方で、A4の4WDモデルには、ハイパワー版の185kw=255馬力のエンジンがラインナップされていますが、価格はA4のFFモデルより80万円、IS200tより140万円も高価です。
    A4のFFモデルよりも安価に、A4のハイパワー版に匹敵する動力性能が得られるということですから、商品性としてはISの勝ちですね。

  • >不労所得、という言葉にはとても憧れます。
    > 1点、差し支えなければご教示いただければ幸いです。

    > 日本は現在、かなりの数の空き家があり、また、
    >人口も減少する傾向にあるように思います。
    >その場合でも、場所と物件を選べば、不動産投資は
    >ペイするものなのでしょうか?

    > 何卒、よろしくお願いいたします。


    この質問に答えておくよ。
    賃貸物件の余剰は現在20%。
    こういう状況のなかでも、生き残る強い人は必ず居る。
    どの業界でも不景気でも、強い人は生き残るもの。

    物件の良し悪しが利益を決めるのではない。
    事業家としての強さがそうさせるのですよ。

    あなたが言っているのは、どの銘柄が儲かりますか?
    と聞いている株の投資家と同じだよ。
    低能そのものだ、失礼。

  • LEXUS IS200tは最大出力180Kw(5,800rpm)、最大トルク350Nm(1,650〜4,400rpm)のエンジンで、以下の車軸トルク性能があります。
    ・8速変速比:0.685
    ・最終減速比:2.937
    ・8速時軸トルク:704Nm(820〜2,187rpm)

    Audi A4 2.0TFSIは最大出力140kw(4,200〜6,000rpm)、最大トルク320Nm(1,450〜4,200rpm)のエンジンで、以下の車軸トルク性能があります。
    ・7速変速比:0.432
    ・最終減速比:4.234
    ・7速時軸トルク:585Nm(793〜2,296rpm)

    燃費が大きく向上する巡航走行では、燃料消費量が少ない=非力な程燃費が向上します。
    上記の通り、最小変速比でのトルクが小さく設定されているAudiの方が燃費が良くなります。
    出力はトルクと回転数の積ですから、IS200tの704Nm(820rpm)とA4の585Nm(793rpm)では、1.24倍の開きがあります。

    その他、車体重量はIS200tの1,620kgに対し、A4は1,540kgと1.05倍の開きがあります。
    エンジン出力性能は大きな差ではありませんが、トランスミッションの変速比と車体重量等での差が燃費性能の現れています。

    (lou_lukaさんへ)

  • 指名ではないのに失礼します。

    まず、トルコンとダブルクラッチの違い。

    次に、圧縮比がまったく違いますが、ターボチャージャー付きの市販車でA4のように11.8という高圧縮比のエンジンを作る技術は、残念ながらトヨタにはありません。

  • アウディの実力とトヨタの実力でしょうねぇ!?

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