CO2排出量の削減が求められる環境の時代へ一歩足を踏み込んだ年
世界初の量産ハイブリッド車(HV)としてトヨタ・プリウスが1997年に発売されてから25年が経つ。そして2022年、5代目となる新型プリウスがワールドプレミアを果たした。
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初代プリウス誕生の1997年は、日本でCOP3(気候変動枠組条約第3回締約国会議)が開かれ、京都議定書が採択された。二酸化炭素(CO2)排出量の削減が、具体化されたのだ。まさにその機会に、ガソリンエンジン車の燃料消費を半分に減らすことを目指したプリウスが誕生したのである。
一方、世界的な枠組みである京都議定書の目標に対し、欧州はディーゼルエンジンで対処するとしたが、燃費を重視し排出ガス浄化で後手をとったことでフォルクスワーゲンの排出ガス偽装問題が米国で起きた。結局、燃費と排出ガス浄化と動力性能をすべて両立させることができないことが明らかになったのだ。
そこから、欧州はじめ米国では、一気に電気自動車(EV)化へ転換がはかられた。そして2022年の日本カー・オブ・ザ・イヤーでは、日産サクラと三菱eKクロスEVが受賞。これは、初代リーフに次いでEVでのイヤーカー受賞だ。
初代プリウスから25年という歳月は、そうした世界情勢の変化をもたらす時間の経過である。
SUV人気の先駆けとなったトヨタ・ハリアーの存在
そうしたなか、今日のSUV(スポーツ多目的車)人気の先駆けとなった一台といえるトヨタ・ハリアーも1997年に誕生している。
1980年代のいすゞ・ビッグホーンや三菱パジェロによって、RV(レクリエイショナル・ヴィークル)や、クロスカントリー4輪駆動車(クロカン四駆)といった車種に人気が集まった。4輪駆動車の魅力を日常的に味わえるクルマの誕生だ。それが行き渡ったところで、さらに日常性を重視して生まれたのがSUVだ。それらは乗用車を基にし、車体の外観はRVに近い、そんな新商品である。
トヨタには、先にRAV4が誕生しているが、ハリアーはさらに乗用車的な上質さを高めたSUVの上級車種といえる。今日でいえば、クロスオーバー車と区分けできるかもしれない。かつてのRVなどのように車高のある姿ではあるが、外観や内装、そして乗り味はほぼ乗用車の感覚に近い。
地球環境保全のため、世界的なCO2排出量の削減が求められる環境の時代へ一歩足を踏み込んだ年に、余暇を楽しみ、暮らしにも役立つSUVが勃興しはじめたのだ。
今日、EVの導入に際し、さまざまな自動車メーカーはSUVでのEVにまず力を注いでいる。ハリアーにも、一歩手前のプラグインハイブリッド車(PHEV)が今年加えられ、トヨタからはSUVのEVであるbZ4Xが発売された。
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