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ツウに愛された「タイプR」じゃないヤツ! SiR・ユーロR・タイプSの「いぶし銀」っぷりが感動ものだった

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ツウに愛された「タイプR」じゃないヤツ! SiR・ユーロR・タイプSの「いぶし銀」っぷりが感動ものだった

 この記事をまとめると

■ホンダに存在した「タイプR」以外のスポーツグレードを紹介

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■「SiR」は「タイプR」が登場するまでのトップグレードを担っていた

■「ユーロR」は海外では実質タイプRの立ち位置であった

「タイプR」だけじゃない! ホンダはスポーツカーの名手だった

 ホンダのスポーツグレード言えば、言わずと知れた「タイプR」が有名なところ。間もなく新型シビックタイプRの登場が控えているということもあって、楽しみにしている人も多いことだろう。

 しかし、ホンダのスポーツグレードにはタイプR以外にもいくつかのグレードが存在していた。今回はそんなタイプR以外のスポーツグレードをチェックしていこう。

 SiR

 ホンダの代名詞のひとつとも言われるVTECエンジン。可変バルブタイミング・リフト機構を持つVTECエンジンは、1989年にB16A型が登場し、市販の量産エンジンでありながらリッター100馬力を達成したことで人気を博した。

 このエンジンを初めて搭載した2代目インテグラでは「XSi」というグレード名だったが、マイナーチェンジでシビックやCR-Xに搭載された際に「SiR」というグレードが初めて登場している。すでにスポーツグレードとしてはZC型ツインカムエンジンを搭載した「Si」というものがあったため、さらにホットなモデルということでRをプラスして「SiR」となったのだ。

 その後も多くの車種に設定されたSiRは、基本的に高出力なDOHC VTECエンジンを搭載したグレードに冠されており、タイプR以前のホッテストモデルの証となっていた。

 最近でもタイプR以外のスポーツモデルが登場して話題になった

 タイプS

 タイプRほどハードではないものの、高いスポーツ性能を持ったモデルに冠されてきたのが「タイプS」だ。初代NSXにタイプR亡き後の1997年に追加されたイメージが強いかもしれないが、初出は1996年にデビューした5代目プレリュード。

 SiRよりもさらにホットなモデルとなっており、200馬力を発生させるSiRに対し、タイプSは220馬力までチューニングがされていたほか、左右への駆動力配分により優れた旋回性能を実現するATTSなども採用されていた。

 その後は前述の初代NSXや2代目NSXの最終モデル、S2000といったピュアスポーツモデルに採用されていたタイプSだが、その一方でアコードやアコードツアラー、インテグラにも用意されており、タイプRほどではないが、広い意味でスポーティさを楽しむことができる懐の広いグレードとなっていた。

 ユーロR

 現在のところ、アコード(と兄弟車だったトルネオ)にのみ設定されていた「ユーロR」は、その名のとおりユーロ=欧州のタイプRといったキャラクターを持ったグレードとなっていた。

 というのも6代目アコードは、日本仕様と欧州仕様で異なるボディ(日本仕様は5ナンバー、欧州仕様は3ナンバーボディ)となっており、その欧州仕様のアコードに日本のプレリュード・タイプS(前述の)に搭載されていた2.2リッターエンジンを搭載した「タイプR」が存在していたのだ。

 この欧州アコードタイプRは日本のタイプRほどハードではなく、欧州の路面にも対応できるしなやかさを持ち合わせたセッティングとなっていたため、その乗り味を踏襲したモデルとしてセダンのアコードとトルネオには、タイプRではなくユーロRという名前が付けられたというワケである。

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みんなのコメント

11件
  • この頃のホンダ車は楽しかったんだが今はねぇ…
  • SiRで十分峠でもサーキットでも速かった。
    イジったハチロクがシャカリキに追いかけて来たけど敵じゃ無かったな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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