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スバルが「トヨタ」「レクサス」超え! 信頼性ランキング2025発表、日本車が上位独占! PHVは要注意? 最新モデルは買うな?賢い車選びを考える

掲載 更新 37
スバルが「トヨタ」「レクサス」超え! 信頼性ランキング2025発表、日本車が上位独占! PHVは要注意? 最新モデルは買うな?賢い車選びを考える

米国新車価格710万円超

原材料や資材価格の高騰により、さまざまな商品の価格が上昇しているが、自動車も例外ではない。特に趣味的な消費を除けば、今後のモノ選びでは、長期間使用できる耐久性と信頼性が一層重視されるだろう。

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米国では新車の平均価格が

「現在4万8000ドル(約710万円)」

を超えており、今後は関税やインフレの影響でコストがさらに上昇する可能性がある。そのため、頻繁なメンテナンスや修理による無駄な出費を避けるためにも、車の購入時には信頼性の高いブランドを選ぶことが最優先されるべきだ。

米国の非営利消費者組織「コンシューマーズ・ユニオン」が発行する月刊誌「コンシューマー・リポート」は、2025年3月に現行モデルにおける自動車ブランドの「信頼性ランキング」を発表した。

毎年、同誌は会員に対して過去12か月間に愛車で発生した問題について調査を行っており、2025年は2000年から2024年モデルまでの30万台以上の車両データを収集した。これには、早期にリリースされた2025年モデルも含まれている。

同誌の調査内容は20のトラブル項目にわたり、ブレーキのきしみ音や内装の劣化といった不快な問題から、

・保証期間外のエンジン
・トランスミッション
電気自動車EV)バッテリー
・EV充電

に関連する高額な修理費を伴う重大な問題まで多岐にわたる。

信頼性ランキングトップは米国スバル

各車種の問題の重大度を評価し、すべての現行モデルに対して1~100の信頼性スコアを算出して割り当て、走行テストデータ、所有者の満足度調査結果、そして安全性データを組み合わせて最終的なブランド別信頼性評価スコアを導き出した。

信頼性評価のトップ3は、

・1位:スバル
・2位:レクサストヨタ
・3位:トヨタ

となっている。4位はホンダ、5位はアキュラ(ホンダ)、6位はマツダで、上位6位までは日本ブランドが独占している。その後、7位アウディ、8位BMW、9位起亜、10位ヒュンダイが続く。今回、スバルは長年トップを争ってきたレクサスとトヨタを抜き、ランキングのトップに躍り出た。スバルの七つの現行モデルのうち、

フォレスター
インプレッサ

の2車種は信頼性スコアが平均を大きく上回り、クロストレックレガシィ、アウトバック、アセントにおいても平均以上の評価を得ている。

同誌の自動車データ分析を担当するスティーブン・エレック氏は、スバルが使用する部品の信頼性の高さがこの結果に繋がったと説明している。

レクサスとトヨタは、2025年の評価でそれぞれ2位と3位となり、レクサスの4車種は平均以上のスコアを獲得し、3車種は平均レベルだった。トヨタは、平均を大きく上回るスコアを得た車種が4車種、平均以上の車種が7車種、平均レベルの車種が5車種となっている。

最新モデルの購入は2、3年待つのが賢明

信頼性の高いブランドの車種は概ね信頼できるが、それでも車選びにおいていくつかの重要な知見が今回の調査で明らかになった。

そのひとつは、どのようなタイプの車に興味があっても、最新モデルを真っ先に手に入れることには慎重であるべきだという点だ。

新型モデルは納車後の実際の使用を経て初めて問題が明らかになる可能性があり、そのようなトラブルは同誌の新車オーナーから多く報告されている。

いくつかのモデルではその後改善が見られ、例えばフォード・ブロンコスポーツとジェネシス・GV80は、2021年モデルとして初めて登場した際に多くのトラブルが報告されていたが、現在では信頼性が平均レベルまで向上している。

また、過去の調査で最も信頼性が低いモデルのひとつとされていたフォード・エクスプローラーは、2020年のデビュー以来、改善を重ね、今回初めて推奨される車種となるまで信頼性を獲得した。

新モデルの初期不具合が2~3年で解消されることが今回の調査で明らかになったため、最新モデルの購入は2~3年待つのが賢明だといえる。

上位でも信頼性に差

たとえランキング上位のブランドであっても、購入を検討している車種の信頼性やオーナーの声を慎重に確認することが必要だ。

「ブランドランキングはショールームへの指針となるが、購入前に特定のモデルの信頼性を調べることが重要だ。ランキング上位の企業でも、車種ごとに信頼性には大きなばらつきがあることがある」

と、同誌の自動車テスト担当シニアディレクター、ジェイク・フィッシャー氏は解説する。調査から明らかになったのは、2~3年待つのが賢明なカテゴリとして、プラグインハイブリッド車(PHV)が挙げられる。現在、PHVは

「内燃機関車よりも70%多く問題を抱えている」

という。PHVは短距離ではEVとして、長距離では主にエンジン駆動で走行するという点で魅力があるが、電気と内燃機関という異なるパワートレインを搭載しているため、現状では問題が発生しやすいという。

それでも、技術的な改善が進んでいるため、近い将来、信頼性が平均以上のPHVが登場する可能性は十分にある。

・応援消費
・イミ消費

といった新語があるように、アーリーアダプターとしてのプライドを見せたくなることもあるかもしれないが、物価高騰のなかで、長期的に使用することを考えた納得のいく製品選びが重要だ。

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みんなのコメント

37件
  • ねこにごはん
    スバルは質実剛健。
  • Kevin
    北米ではスタッドレスが普及しておらず、1年をオールシーズンで過ごします。基本的に土を撒くので凍結しても問題無く走れます。スバルは30年程前から、レガシーなど4WD乗用車を投入してきました。当時は4WDといえばクロカン位で、アメ車乗用車で4WDは皆無でしたので、寒冷地を中心に降雪初期でも安心して走れるという意味でコツコツとポイントを稼いだのでしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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