■輸入車として国内販売された初期の日本車とは
日本車の海外生産が本格的に始まったのは、1980年代です。現在では、世界各国に国内メーカーの工場があり、海外で生産されているクルマは数多く存在します。
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海外生産されたクルマが日本で販売されることも珍しくなく、トヨタ「ハイラックス」やホンダ「シビックハッチバック」、スズキ「SX4 S-CROSS」などが挙げられます。
一方、かつては海外生産の日本車は珍しい存在で、輸入車として日本で販売されただけで大いに話題となりました。
そこで、初期に輸入された海外生産の日本車を、3車種ピックアップして紹介します。
●三菱「エクリプス」
かつて、北米ではクーペの需要が日本以上に高く、1989年に北米専用モデルとして発売されたのが三菱「エクリプス」です。
エクリプスはアメリカの工場で生産され、1990年には日本に左ハンドルのまま輸入・販売されました。
ボディサイズは全長4395mm×全幅1690mm×先行1320mmとコンパクトで、曲面を多用した流麗でスタイリッシュなフォルムが特徴です。
基本的なコンポーネンツは当時の「ギャラン」から流用されており、なかでも上級グレードの「GSR-4」は、200馬力を誇る直列4気筒ターボエンジンを搭載したフルタイム4WD車で、十分にスポーツカーといえる走りを披露します。
1994年に2代目へと進化してオープンモデルも導入されましたが、バブル崩壊後だったこともあり、販売は低迷したため、この代で一旦販売を終了。
2004年に左ハンドルのオープンモデル「エクリプス スパイダー」が発売されましたが、日本では2ドア車の市場は急激に縮小しており、2006年で販売終了となりました。
●ホンダ「アコードクーペ」
ホンダは比較的早い時期から、海外での生産をおこなってきたメーカーです。
2輪車では1979年、4輪車は1982年に、米オハイオ州メアリーズビル工場で生産を開始し、4輪車の現地生産第1号は2代目「アコード」でした。
そして、アメリカ国内での嗜好に合わせて開発されたのが、初代「アコードクーペ」です。3代目アコードセダンとシャシを共有する2ドアクーペで、外観のデザインや装備類のセレクト、脚まわりのチューニングは、現地法人の「ホンダR&Dノースアメリカ」が主体となって担当。
1988年に、日本で左ハンドル仕様のまま販売を開始します。
それまでアコードには存在しなかったクーペボディだったことに加え、BOSEサウンドシステムや本革シートを装備し、ドアの開閉だけでベルトの着脱がおこなえる「パッシブシートベルト」をフロントに採用するなど、当時のアメリカ車らしさが感じられる1台でした。
その後1990年には2代目、1994年には3代目へとモデルチェンジをおこないましたが、4代目以降は人気の低迷もあり、日本では販売されていません。
■オーストラリア製の激レアモデルとは!?
●日産「ブルーバード オーズィー」
1987年に発売された日産8代目「ブルーバード」は、先進のフルタイム4WDシステム「アテーサ」が搭載された、革新的なモデルです。
当初のラインナップは4ドアセダンと4ドアハードトップだけでしたが、モデル末期の1991年に、ステーションワゴンに近いボディの5ドアハッチバック「ブルーバード オーズィー」が加わりました。
「オーズィー」という車名は、生産が日産のオーストラリア工場でおこなわれていたことから、「オーストラリアの、オーストラリア人」という意味を持つ「Aussie(オージー)」に由来します。
外観は直線基調のスタイリッシュなデザインで、前後にスポイラーを装備し、エンジンは日本仕様専用に2リッター直列4気筒DOHCを搭載するなど、スポーティなイメージに仕立てられていました。
使い勝手も良いクルマのはずでしたが、当時の日本では5ドアハッチバックは人気が無く、ブルーバード自体のフルモデルチェンジもあって、わずか3か月ほどで販売を終了。現存数が少ないため、いまではかなりレアなクルマです。
※ ※ ※
1960年代から1980年代にかけて大きな問題となったのが、日米貿易摩擦です。日本製品が大量にアメリカへ輸出されるようになると、アメリカの対日貿易が赤字に転じ、どんどん拡大していきました。
その原因のひとつが自動車だったため、各メーカーともアメリカや周辺国で生産をすることによって、日米貿易摩擦の解消に向かいます。
その結果、海外専用車も数多くつくられるようになり、グローバルでの競争力も向上するという効果も得られました。
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