ST165、ST185、ST205時代のセリカGT-FOURといえばトヨタスポーツの栄光の名車だ。そのセリカが令和に復活するという話が出た時、“眉唾物”と疑ってかかるべき情報ではないかと思った人も多いハズ。しかし、ほんとのところどうなのか? 新型セリカの最新スクープ情報をお届けしよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ベストカー編集部、トビラ:ベストカーが製作したスクープCGイラスト
令和の『私をスキーに連れてって』ほんとにあった[セリカ]復活!? 新型2Lエンジン完成 最新情報がついに
【画像ギャラリー】新型セリカは2+2のスペシャリティクーペ! 栄光の歴代セリカの写真をチェック!(5枚)
■セリカ復活の情報が流れてきた時、ほんとうかどうか信じられなかったが……
映画『私をスキーに連れてって』のなかで高橋ひとみと原田貴和子が志賀高原を爆走したのが、1986年10月に登場したST165型セリカGT-FOUR(1986~1989年)
2023年3月に行われた全日本ラリー選手権「新城ラリー」の会場で、トヨタの豊田章男新会長(4月1日から)がセリカへの熱い思いを語ったことが話題になった。それを受けて佐藤恒治新社長も「セリカを復活させたい」とコメントした。
新型エンジンをBEV時代がそこまで来ているというのに、わざわざ作るのかという疑問があった。たしかに2030年、2035年の純エンジン車の新車販売禁止という時代に、あるわけがないと。
2024年の東京オートサロンで公開した動画のワンカット。左手前がハイパワーの4気筒ターボエンジン
しかし、2024年1月の東京オートサロンで豊田章男社長は「エンジンの開発を続ける」と公言しており、プレゼン動画に2つのエンジンが映し出されていて、そのうち左手前が数年前から開発されているハイパワー4気筒エンジンだった。
加えて2024年5月28日、トヨタ、マツダ、スバルは都内で3社合同会見を実施。「エンジン開発を諦めない」という3社は昨年から情報交換を進め(「困りごと」を共有しているそう)、それぞれが現在開発中の技術を広く公開することで合意。スバルは水平対向エンジン、マツダはロータリーエンジンの開発続行を宣言した。
新開発2Lターボエンジンを披露するトヨタ中嶋副社長。なんと赤ヘッドだ
トヨタはこの場で突如「次期主力エンジン」を公開した。1.5L(NA)、1.5L(ターボ)、2L(ターボ)の3種で、これにモーターを組み合わせることで(HEVとPHEV)多くの主要市場における車種をカバーできるという。
「敵は炭素、エンジンを諦めない、(豊田章男)会長のこの言葉に奮起して、エンジニアたちの心に火がつきました」と登壇したトヨタ自動車の中嶋裕樹(技術・商品担当)取締役副社長・CTOは新エンジン開発の契機を語った。
中嶋副社長によれば、トヨタが開発を進めているエンジンは、1.5L(NA)と1.5L(ターボ)、それに2L(ターボ)の3種類。いずれも同クラスの従来型エンジンより体積も全高も10%ほど小さく、かつ高出力・高燃費を達成。予定されている欧州や北米の排ガス規制(ユーロ7等)をクリアできるレベルで、他メーカーが軒並み諦めたユーロ7のクリアもトヨタは内燃機関で達成。新エンジンはe-fuel(合成燃料)やバイオ燃料、液体水素など多様な燃料に対応するという点にも注目したい。
新エンジンのトピックスは2つ。まず1つは従来の省燃費・高効率エンジンは3気筒+ロングストロークで燃焼効率を上げていたが、新型エンジンは4気筒+ショートストローク化に成功し、小型化できたこと。
これにより車両デザインの自由度が上がり、ボディ形状で燃費を稼ぐことも、また(HEVやPHEVで組み合わせる)モーターやバッテリーの搭載位置も選択肢が広まったこと。
2つめは高効率化により、触媒に使うレアアースの使用量を減らせること。これにより調達の難易度を下げ、価格も抑えることができるという。
ではどんな車種に載せるのか? ヤリス級のコンパクトカーからカローラクロスやRAV4などのミドルクラスSUV、さらに大きいアルファード級のミニバンまですべてこのラインアップで賄える計算になる。
■セリカ復活の信憑性がMAXに!
2+2のスペシャリティクーペとして登場する新型セリカ(予想CGイラストはベストカーが製作したもの)
さらに中嶋副社長は会見で「2Lターボエンジンは従来の2.4Lターボエンジンよりも高効率・高出力・高燃費を達成できる見込みで、北米市場で我々の主力商品となっているピックアップトラックや、スポーツモデルにも対応できる」と、ここでスポーツモデルあり、と言わしめたのだ。
さて、ここからが本題。復活するセリカGT-FOURは果たしてどんなクルマになるのだろうか。400psクラスの2Lターボ+4WDになる可能性が高いが、ラリーのイメージに直結した本格的な4WDスポーツもできるし、逆にラグジュアリーなイメージのクルマも作れる。
そのあたりは狙いしだいというわけだが、GR-FOURという新4WDシステムを搭載したGRヤリス&カローラが超本格的な4WDスポーツとして君臨しており、その上に本格ミドシップのMR2、その下にスターレットとS-FRというFFとFRの小型スポーツが控えている。
特にスターレットはWRCラリー4のベース車になることも決定しており、GRヤリスと合わせてWRCイメージは充分。そうなれば、セリカはラグジュアリークーペを狙ってもおかしくはない。
最後のGT-FOURとなったST205は1994年2月に登場し、1999年9月に販売終了。トヨタのスポーツ4WDはGRヤリスの登場まで約20年おあずけとなる
そもそも1986年に登場した初代セリカGT-FOUR(ST165)はラグジュアリーなスポーツクーペだった。価格も297万6000円と当時としては高価なクルマで、その原点に戻るなら、復活セリカGT-FOURもラグジュアリー路線を目指す可能性もあるだろう。蛇足だが映画『私をスキーに連れてって』も令和に復活してほしい!
奇しくもデートカーとしてセリカのライバルでもあったホンダプレリュードも復活する2025年。その2025年1月の東京オートサロンでコンセプトモデルを公開するという情報も入っている。400psの新開発2Lターボエンジンに4WDという、新型セリカGT-FOURの登場を心待ちにしてます!
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みんなのコメント
当時はデートカーが流行りでしたが、2Dノッチバックのプレリュード、シルビアに対して3Dハッチバックのセリカは後席を倒した広大なラゲッジルームで今でいうSUV的な使い方ができました。
走ってよし、スキーや旅行もよし。私の下宿の引越しもセリカ1台でやることも出来ました。
86は復活したとき2Dノッチバックになってしまったが、セリカは3Dハッチバックで復活してほしい。
あれはどうなった?
とんだけ無責任な嘘つきだよ。