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紳士淑女が選んだクルマとは? 2024年英国ベストセラー車 トップ10

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紳士淑女が選んだクルマとは? 2024年英国ベストセラー車 トップ10

英国で一番売れたクルマ

フォード・プーマは2024年の英国ベストセラーに輝き、他の人気車種を抑えて2年連続で首位となった。

【画像】運転が楽しい小粋なコンパクトSUV【フォード・プーマを写真で見る】 全23枚

英国自動車製造販売者協会(SMMT)のデータによると、フォードのコンパクトSUVであるプーマは新車販売台数でキア・スポーテージや日産キャシュカイを抑え、英国で最も売れたクルマとなった。

プーマの販売台数は4万8340台だが、キア・スポーテージも4万7163台を売り上げ、僅差で続いた。日産はジュークとキャシュカイでそれぞれ3位と4位を獲得し、テスラ・モデルYがトップ5を締めくくった。

モデルYは首位には届かなかったものの、EVとしてはトップの人気を誇った。販売台数は3万2862台で、2位のアウディQ4 eトロンのほぼ2倍であった。

全体として、2024年は英国の自動車業界にとって概ね好調な年となり、新車登録台数は前年比2.6%増の200万台近くに達した。

では、2024年1月から12月までの英国ベストセラー車トップ10を見ていこう。

1. フォード・プーマ – 4万8340台

前述の通り、フォード・プーマは英国における最多販売を2年連続で達成した。なぜこれほど人気なのだろうか?

プーマは、高い走行性能と比較的手頃な価格設定が魅力であり、さらにスポーツグレードのプーマSTも用意されている。

英国で長年愛されてきたフィエスタとは大きく異なるモデルだが、それでも十分に優れた代替車と見なされている。2024年は小型商用車のトランジットおよびトランジット・カスタムを上回る販売台数を記録したが、これは並大抵のことではない。

さらに最近では、EVのフォード・プーマGen-Eも登場した。こちらも非常に楽しみである。

2. キア・スポーテージ – 4万7163台

キア・スポーテージは2023年の英国販売チャートで4位を獲得したが、2024年にはさらに好調な成績を収め、2位を達成した。

2022年の終わりにフルモデルチェンジで5世代目となり、目を引くデザイン、トレンドに合ったパワートレイン、コストパフォーマンスの高さが特徴だ。ファミリー向けのSUVとして親しまれている。

3. 日産キャシュカイ – 4万2418台

日産キャシュカイは2022年の英国ベストセラーに輝いていたが、その後ライバルに追い抜かれ、2023年には2位、2024年には3位に終わった。

とはいえ、その実用性の高さは今でも非常に人気があり、英国の消費者を魅了し続けている。

英国で長らく生産されてきたファミリー向けクロスオーバー車の魅力は、3代目のハイブリッド・パワートレインの追加によってさらに高まったことは間違いない。

4. 日産ジューク – 3万4454台

日産ジュークの人気は高く、2023年から4つ順位を上げ、4位にランクインした。

2020年にまったく新しいデザインで発売され、その後、昨年中頃に改良型とともに初のハイブリッド仕様が登場した。

5. テスラ・モデルY – 3万2862台

月単位で見ると、テスラ・モデルYはトップ10に浮上したり、また落ちたりを繰り返したが、2024年通年では5位に収まった。EVとしては最も売れ、トップ10に唯一ランクインした。

2024年の小規模なアップデートでは新しいバッテリーが搭載され、これが販売不振を乗り越えるのに貢献したようだ。

今年はさらに大規模なアップデートが予定されており、セダンのモデル3に合わせたスタイリングの変更と、内装の全面的な改良が行われる見込みだ。

6.フォルクスワーゲン・ゴルフ – 3万2370台

フォルクスワーゲン・ゴルフの人気はかつてほどではないが、オールラウンドなファミリー向けハッチバックとしてはトップの選択肢である。

実際、販売チャートでは徐々に順位を上げており、現在は6位につけている。ドイツの定番車であるゴルフはマイナーチェンジを受け、「Mk8.5」として発売されたばかりだ。

広範囲の技術アップデート、デザインの刷新、ゴルフGTIのパワーアップ、PHEVの航続距離向上により、さらに高みを目指せるようフレッシュな状態に保たれている。

7. ヒョンデ・ツーソン – 3万2174台

ヒョンデ・ツーソンは、英国で最も人気の高いSUVの1つであり、2024年の月間販売チャートで常にトップ10入りを果たしていた。

2021年にモデルチェンジし、ユニークなフロントエンドが採用された。高級感あるインテリアと多様なパワートレインも、多くの英国人にとって魅力的な提案である。

8. MG HS – 3万270台

MG HSは、クラス最高レベルのコストパフォーマンスを実現している1台だ。2024年に2代目へとモデルチェンジし、2025年以降はさらなる成長が期待される。

ガソリンエンジンまたは経済的なPHEVモデルが用意され、10.1インチのタッチスクリーン、360度駐車カメラ、スマートフォン・ミラーリング機能など、標準装備も充実している。

9. ボルボXC40 – 3万202台

ボルボのコンパクトSUVであるXC40は、プレミアムな雰囲気を比較的リーズナブルな価格帯で実現している。

EX30やEX90といった新型EVが登場しているが、依然として魅力は高く、ダイナミクス、快適性、機能性において、XC40に匹敵するモデルはほとんどない。

乗り心地は洗練されており、非常に運転しやすいので、人気が継続しているのも不思議ではない。

10. フォルクスワーゲン・ポロ – 2万7674台

価格(とサイズ)が年々上昇しているにもかかわらず、フォルクスワーゲン・ポロは依然として素晴らしい小型車である。快適で洗練され、しっかりとした造りで車内も広く、チップクラスの経済性も備えている。

最新バージョンはこれまでで最も走りが良く、テクノロジーも満載だ。しかし、いつまで生産されるのかはわからない。フォード・フィエスタのように生産終了になる前に、存分に楽しんでおきたい。

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