現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型セレナの登場でさらに苦境!? デザインが好評のステップワゴンが販売で苦戦する理由とは?

ここから本文です

新型セレナの登場でさらに苦境!? デザインが好評のステップワゴンが販売で苦戦する理由とは?

掲載 更新 158
新型セレナの登場でさらに苦境!? デザインが好評のステップワゴンが販売で苦戦する理由とは?

満を持して登場した新型ステップワゴン、まさかの苦戦?
2022年5月、ホンダのミドルクラスミニバンである「ステップワゴン」が6代目へとフルモデルチェンジを果たしました。

「家族それぞれのライフスタイルを素敵に引き立てることを目指した」という6代目は、原点回帰とも言えるカタマリ感のあるボディと、シンプルさを強調したフォルムが大きな特徴です。

>>新型セレナに試乗。「家族が楽しめるミニバン」の正常進化形、センスが光るデザインもポイント

さらに、日本国内で販売されているホンダ車の中では史上最大級の室内空間に加え、どの席でも快適に過ごせるリビングのような居住性をうたっている点も魅力です。

そんなステップワゴンですが、現状の販売状況は決してかんばしくない状態のようです。いったい何が原因なのでしょうか?

>>ステップワゴンの価格・スペック詳細はこちら
>>ステップワゴンのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ステップワゴンのグレード詳細はこちら

モデル末期のセレナに敗れる屈辱
ステップワゴンのライバルとなるのは、トヨタ「ノア/ヴォクシー」と、日産「セレナ」です。ノアとヴォクシーは1月に、そしてセレナは11月にそれぞれフルモデルチェンジを果たしたことで、2022年はミドルクラスミニバンの覇権を握る争いが激化した1年となっています。

ただ、2022年10月の新車販売台数ランキングを見ると、ヴォクシーが7位、ノアが8位、セレナが13位に対し、ステップワゴンは17位とライバルに大きく差を付けられてしまっています。

さらに、10月はまだ新型セレナが発売されていないため、モデル末期のセレナにも販売台数で敗れていることになります。

>>ノアの価格・スペック詳細はこちら
>>ヴォクシーの価格・スペック詳細はこちら
>>セレナの価格・スペック詳細はこちら

苦戦の原因はオデッセイ?
販売が伸びない原因は、半導体不足などで納車がなかなか進まないというだけでなく、ステップワゴンの立ち位置が変化したことにあると考えられます。

これまで、トヨタには「アルファード」、日産には「エルグランド」、そしてホンダには「オデッセイ」という上級ミニバンがラインナップされていました。

>>アルファードの価格・スペック詳細はこちら
>>エルグランドの価格・スペック詳細はこちら

しかし、オデッセイは2021年12月をもって生産終了となってしまったため、その後登場する新型ステップワゴンは、オデッセイユーザーの受け皿となる必要がありました。

そうした背景から、新型ステップワゴンでは「スパーダ プレミアムライン」という最上級グレードが新たに設定されましたが、これのハイブリッド車に、ナビや後席モニターなどのオプションを装着すると、乗り出し価格は450万円ほどになります。

一方、ノア/ヴォクシーやセレナは同等の装備でもステップワゴンよりも割安になる場合が多いため、価格面で敬遠されてしまうことがあるそうです。

>>ステップワゴンスパーダの価格・スペック詳細はこちら
>>ステップワゴンスパーダのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ステップワゴンスパーダのグレード詳細はこちら

デザインも苦戦要因の1つか
新型ステップワゴンは、デザイン面が苦戦の要因となっているという指摘もあります。ノアやヴォクシーは、押し出しの強いフロントマスクがやはりユーザーに一定数支持されているのに対し、「エアー」と「スパーダ」の2種類のデザインが存在するステップワゴンは、シンプルさを強調しすぎているためか、このクラスを求めるユーザーの趣向には合っていないという意見もあります。

また、エアーとスパーダで選べる装備が異なり、デザインはエアーが好みなのに装備を考えると少し割高なスパーダの方を選ぶしかない、といったミスマッチも起こっているようです。

そのほか、ノアとヴォクシーには設定のあるハイブリッド車の4WDが、ステップワゴンには設定されていないという点や、同程度のグレードではライバルに対しやや割高な点も、弱点と考えられています。

>>ノアの価格・スペック詳細はこちら
>>ヴォクシーの価格・スペック詳細はこちら

ステップワゴンの優れている点は?
しかしステップワゴンに反撃の余地がないわけではありません。

ステップワゴンのハイブリッド車に搭載されるエンジンは2.0Lで、1.8Lのエンジンを搭載するノアやヴォクシーのハイブリッド車に比べパワフルな走りを披露してくれます。

これは、多人数乗車をした際や重い荷物を積載した際でもストレスの少ない走りが期待できるため、そういったシチュエーションでの利用が多いユーザーにはおすすめできるポイントです。

加えて、跳ね上げ式ではなく使いやすい床下収納式を採用する3列目は、多くの荷物を積載するユーザーには嬉しい点となります。

また、前述したデザインも、押し出しの強いノア/ヴォクシーが受け入れられないユーザーには一定の支持を受けています。

しかしながらこのクラスを検討するユーザーは、デザインや走りではなく、価格や実用性、装備のバランスを重視して購入することが多いので、デザインと走りだけではなかなか支持を獲得できないというのが現実のようです。

>>ステップワゴンの価格・スペック詳細はこちら
>>ステップワゴンのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ステップワゴンのグレード詳細はこちら

>>ステップワゴンスパーダの価格・スペック詳細はこちら
>>ステップワゴンスパーダのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ステップワゴンスパーダのグレード詳細はこちら

文:ピーコックブルー
写真:本田技研工業、トヨタ自動車、日産自動車

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダ公認、「ウィングマーク」入りの折りたたみスツール登場
ホンダ公認、「ウィングマーク」入りの折りたたみスツール登場
レスポンス
違反したのに「ゴールド免許」が維持できる!?「ブルー免許」に格下げされない5つの“意外な違反行為”とは?
違反したのに「ゴールド免許」が維持できる!?「ブルー免許」に格下げされない5つの“意外な違反行為”とは?
くるまのニュース
ミラノが赤に染まる。フェラーリの公道F1デモランに3万5000人のティフォシ集結……新加入ハミルトンもファンの期待実感
ミラノが赤に染まる。フェラーリの公道F1デモランに3万5000人のティフォシ集結……新加入ハミルトンもファンの期待実感
motorsport.com 日本版
スポーツ走行もツーリングだってイケちゃう! 守備範囲の広いミドルクラスの「スーパースポーツ」バイク3選
スポーツ走行もツーリングだってイケちゃう! 守備範囲の広いミドルクラスの「スーパースポーツ」バイク3選
VAGUE
ホンダF1初優勝から60年の節目の年、5年連続チャンピオン獲得に向け視界良好!?~日本GPに先立ち東京・お台場でイベント開催~
ホンダF1初優勝から60年の節目の年、5年連続チャンピオン獲得に向け視界良好!?~日本GPに先立ち東京・お台場でイベント開催~
Webモーターマガジン
[RX-7]と[510ブルーバード]を借りられる!? [オジサン]感激で嬉し涙が止まらねぇぇぇ
[RX-7]と[510ブルーバード]を借りられる!? [オジサン]感激で嬉し涙が止まらねぇぇぇ
ベストカーWeb
【ワールドプレミア】新型アウディA6アバント登場 アバントの歴史に新章
【ワールドプレミア】新型アウディA6アバント登場 アバントの歴史に新章
AUTOCAR JAPAN
ネオクラシックのスカイラインなど…クラシックカーフェスティバル in アグリパークゆめすぎと
ネオクラシックのスカイラインなど…クラシックカーフェスティバル in アグリパークゆめすぎと
レスポンス
【CG】ホンダ新型「フィット」!? 丸目ヘッドライトな「旧車デザイン」が超カッコイイ! 2026年にも全面刷新!?な予想CGをデザイナーが作製
【CG】ホンダ新型「フィット」!? 丸目ヘッドライトな「旧車デザイン」が超カッコイイ! 2026年にも全面刷新!?な予想CGをデザイナーが作製
くるまのニュース
BMW新型「2シリーズ グランクーペ」は528万円から…日本の道路事情にジャストサイズが嬉しい! ガソリンだけでなくディーゼルもあります
BMW新型「2シリーズ グランクーペ」は528万円から…日本の道路事情にジャストサイズが嬉しい! ガソリンだけでなくディーゼルもあります
Auto Messe Web
「安ウマ」で人気のホンダWR-Vがもっと「ウマ味」をプラス! 弱点だった「上質感」が加わってバカ売れ確実!!
「安ウマ」で人気のホンダWR-Vがもっと「ウマ味」をプラス! 弱点だった「上質感」が加わってバカ売れ確実!!
WEB CARTOP
マツダ CX-30に手動運転装置を搭載したセルフ エンパワーメント ドライビング ビークルを新設定
マツダ CX-30に手動運転装置を搭載したセルフ エンパワーメント ドライビング ビークルを新設定
Auto Prove
アルピーヌF1、2026年に勝利&2027年タイトル争い!? 相談役のフラビオ・ブリアトーレが強気予想
アルピーヌF1、2026年に勝利&2027年タイトル争い!? 相談役のフラビオ・ブリアトーレが強気予想
motorsport.com 日本版
愛犬家必見! シュコダと獣医師の新たな研究で、犬は電気自動車を好むことが判明
愛犬家必見! シュコダと獣医師の新たな研究で、犬は電気自動車を好むことが判明
LE VOLANT CARSMEET WEB
ホンダ「ホーネット2.0」 最新モデルをインドで発表
ホンダ「ホーネット2.0」 最新モデルをインドで発表
バイクのニュース
国交省、新たな図柄ナンバー 十勝・日光・江戸川・安曇野・南信州 5月7日に交付開始
国交省、新たな図柄ナンバー 十勝・日光・江戸川・安曇野・南信州 5月7日に交付開始
日刊自動車新聞
革同等のプロテクション性能! OXFORD「スーパー ストレッチ ジーンズ」がクラウドファンディングに登場
革同等のプロテクション性能! OXFORD「スーパー ストレッチ ジーンズ」がクラウドファンディングに登場
バイクブロス
レクサス LXの一部改良と新ハイブリッドシステム搭載のLX700hを、そして「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」を10台限定発売
レクサス LXの一部改良と新ハイブリッドシステム搭載のLX700hを、そして「HIDEKI MATSUYAMA EDITION」を10台限定発売
Auto Prove

みんなのコメント

158件
  • エアー、スパーダ並列ランクと
    言っといて豪華な仕様は
    スパーダのみってギャグだよね
  • ステップワゴンが発表になった時、「これは売れる」と記事書きまくっていた記者たちが今度は苦境って記事書いてるんかよ。
    見る目なし。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

316 . 9万円 357 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9 . 0万円 534 . 9万円

中古車を検索
ホンダ ステップワゴンの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

316 . 9万円 357 . 5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9 . 0万円 534 . 9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村