ボルボ XC40 「マイXC40」のユーザーレビュー

マイXC40

2019.9.4

総評

外観デザインがフレンチブルドッグをモチーフにしたキュートな面構えで、威圧感がなくシンプルでいて存在感があるところが気に入っている。

自動運転技術の導入では他社に一歩二歩譲るものの、安全装備に抜かりはなく安心して乗れる。初期設定では自動ブレーキが過敏だったが、設定変更で良くなった。
パイロットアシストの制御はイマイチで使い物にならない為、要改善。

レーンキープのステアリングアシストに最初は戸惑ったが、徐々に慣れてきた。 意図せぬところでアシストが入って驚くことがあり、ステアリングの制御系はまだ熟成が必要かな？

XC60と比べると、窓ガラスのエリアが小さくなった影響で、斜め後ろの視界が悪くなった。
ルームミラー越しの後ろの視界も、ガラスエリアが小さくなった上にヘッドレストが邪魔をして視界が悪くなった。プライバシーガラスになったので視界も暗く見にくい。イヴォークみたいにデジタルミラーが欲しいと思った。

360度カメラのが装備された影響か、リアのバックカメラの映像が魚眼レンズみたいな視界になり、角度も結構下向きなので後方視界を確認しにくいので、角度調整したい気分。

ドアミラーもコンパクトなデザインになった為か、ミラーに写る範囲が狭くなって視界が悪くなったと感じるところ。

静粛性ではXC60に劣る、荒れた路面だとタイヤのパターンノイズなどが結構室内に入ってくる。もう少し静粛性を上げて欲しいところ。

満足している点

XC60からの乗り換えで、一回りコンパクトになった分、取り回しが楽になった。
今まではギリギリで回れた所が、余裕で行けるので気を使わずに済む。
全幅も3cm程コンパクトになった分、自宅での駐車でも左右に余裕が生まれている。

XC60よりもシートのホールド感がアップし、カーブや交差点の右左折時にキッチリ体をホールドしてくれる。また、革の素材とクッション性が良くなっている為か、座り心地も良くなっている。
赤のレザーシートを選択したので、乗り込むたびに気分が高揚するのがイイですね。

T5エンジンはポールスターを導入した事もあり、非常にパワフルで概ね満足。
静止からの加速性能がもう少しパワフルになると言うことないかも。新車の慣らしなので思いっきりアクセル踏んで無いので、ベタ踏みするとそれなりに速いはず。

不満な点

決して高級感は無いが、巧みなデザインでチープさを感じさせないとは言え、プラスチック部品が目立つのは確かで、もう少し頑張って欲しいところか？

インスクリプションを選んだので、パネルがドリフトウッドパネルなのだが、これが赤のレザーシートと合わないような気がするので、パネルの種類を変えたい気分。また、リアのドアにあるパネルがドリフトウッドでは無くプラスチックのパネルになっており、これが最大の残念な部分。

車内のイルミネーションは、昼間は全く目立たない。カラーを変えられるのだが、変えても色が変わってない気がするので、壊れてるのかな？ 今度、ディーラーに行って確認してきます。
まあ、メルセデスみたいに下品なイルミじゃ困るので、これはこれでシンプルで良いのかも。

2020年モデルイヤーから、リアシートを荷室から電動で倒せる機能が無くなり、リアのドアを開けてシートを倒さなきゃいけない仕様になってしまった。ここはモデルイヤーによる改悪箇所である。

パイロットアシストの制御がイマイチなのが大きな不満。BMWなどがハンズフリーなどを採用してきている中では、相当に出遅れ感がある。
ボルボのパイロットアシストはカメラで車線を捉える制御の様で前車追従はしない。その為か、車線の真ん中をキープせずに、かなり右側に寄る癖がある。合流地点などでは車線を捉えきれず右に左にとブレて動く。これでは怖くて全く使い物にならない。
制御がアップデートされるのを期待したいが、車両設定で右寄りとか左寄りとか制御を出来ないのかディーラーに確認しましたが、出来ないとのこと。
今後のアップデートで修正が入ると思われるので、しばらく待って欲しいとの返答でした。 実際、SPAシャシー用の物には修正があったようです。 CMAはSPAと制御のシステムが違うようです。

ナビの地図データが古い。最近開通した新名神が表示されない。

パドルシフトがRデザインしか付かない所が不満点、オプションで付けられると良いのだが。

ガソリンタンク容量が50Lしかない為、航続距離が短いのが難点。恐らく400km位しか走れないので、遠出した時に途中で給油が必要になり煩わしい。
70LあったXC60だと600km近くは走れたので、かなり厳しい。

デザイン

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走行性能

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ポールスターを入れたので、最大トルク発生の回転数が変化して中間レンジの馬力とトルクがアップしており、中間加速が軽快で軽いアクセルワークで気持ちよく加速して行く。
高速道路でも合流してちょっとアクセル踏んだだけで、あっという間に120km程まで加速するので不満はない。

ポールスター・エンジニアードのモードを選ぶと、エンジン音や排気音が変化し、エンジン回転数を2500〜3000回転辺りでキープするので猛々しい音と共に加速して行く。足回りも締まり、流石にコツコツと路面からの入力は増してくるが不快さはない。
街中の一般道では、ポールスターモードでは持て余してしまうのが難点か？ インパネの色が変わるとか、もう少し粋な演出が欲しいところか。高回転をキープする為、燃費は悪くなりますね。

乗り心地

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電子制御ダンパーをオプションで入れた効果か、19インチのホイール&タイヤの割には路面からの入力がソフトでバタつきもないフラットな乗り心地をコンフォートモードでは実現している。
ロール感も少なく、XC60だと40km程しかスピードを出せなかった堤防の急カーブも、60kmでも難なく走れるほどスタビリティーも高い。

積載性

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XC60と比較すると、荷室の狭さは致し方ない所かな。特に横方向は狭いと感じます。

毎週、食料品の買い出しに行くのだが、買い物カゴが３つ横に並べて入れられるので、不満は無い。

カーゴスペースがテールゲートとフラットになってるので、荷物の出し入れがし易くて良い。 コンパクト系の車種だと段差がある車が多い中で、これは美点。

ドアポケットがデカくて色々なものが入れられるのが良いですね。普段使ってるボディバッグがスッポリ入ってしまう。

荷室のボードを立ててアレンジ出来るのも便利。買い物袋をフックに掛けたり出来て、使い勝手が良い。

グローブボックスに車検証が入らないのが欠点。車検証がデカすぎるのか？

燃費

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今のところ一般道中心で、センターディスプレイの燃費表示は9.5L/km。オドメーターの燃費計は10.3L/kmを表示している。どっちが正確なのか、よくわかりません。

先日、会社からの帰りにポールスターのモードで30kmほど走行したら、オドメーター読みの燃費が9.6L/kmまで落ちました。

XC60だと真夏は8.6L/km位が普通だったので、センターディスプレイ読みでもこの数値なら良しとするところかな。

価格

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故障経験

納車後1ヶ月経つが、今のところは故障箇所は無い。