ボルボ V40 「プレミアムコンパクトと呼べるクルマ」のユーザーレビュー

プレミアムコンパクトと呼べるクルマ

2021.10.20

総評

DCTではなく、トルコンATのモデルはスムーズだしACCの制御も自然で初心者にも勧められるクルマです。中古で低走行高年式でもかなり価格がこなれているので、自分でもまた買いたいと思うかも。

満足している点

センスのいい内外装デザイン、いまだに十分競争力あるADAS、スムーズなドライブトレーン。

不満な点

今ひとつ伸びない燃費。
フォードと共用したプラットフォームに起因するパッケージングの弊害。特にフロントピラー傾斜が強すぎたり、タンブルフォームキツくて最大車幅の割に室内スペースに圧迫感あるところ。乗り降りで良く頭をぶつける。
タッチパネルではなくテンキーで操作したりするナビ。
「自宅に帰る」「案内中止」以外ほぼ使えない音声入力システム。
エアコンの容量が日本の夏には不足気味で真夏は最低温度にしても少し冷えが弱い。風量でカバーしようとするので風音がうるさくなってしまう。
分かってて付けたけどやっぱり使えない縦列しか対応しないパーキングアシスト。並列もプログラムアップデートでできそうなのに。

デザイン

4

非常にまとまったデザイン。リヤ縦型テールランプはこのクルマが一番合ってる気がします。インテリアもおしゃれでレザーシートの品質も高い。
買った直後にトールハンマーLEDのヘッドランプになったのは残念でした。

走行性能

4

敢えて選択した1.5Lターボでパワーは自分の使い方には十分でした。初期モデルよりも柔らかいサスは乗り心地的には良かったですが、ちょっと伸び側のダンピングが弱く、高速のうねり通過でふわつき気味なのは怖いことも。

乗り心地

3

エンジンの吸気脈動音のような音が巡航でも結構耳障り。乗り心地自体は悪くないが新車装着のピレリP6との相性は最悪。路面変化に対してロードノイズ感度が凄まじく、早めにミシュランPS4に換えました。乗り心地、静粛性、ハンドリング全てが劇的に改善、これが実力かと納得しました。

積載性

4

純正オプションでこんなハッチバックにトーイングヒッチがあるのはボルボくらいでは。サイクルキャリア取付用にオプション購入して正解でした。FFモデルはアンダーフロアトランクが結構深いので意外と洗車小物含めて積み込みできます。同じ荷物がH247 GLAには収まりませんでした。

燃費

2

ハイオク指定でエコモード使っても14km/Lくらいが限度でした。ダウンサイジングターボエンジンの限界かも。

価格

3

ADAS系はインテリセーフとしてほとんど付いていたのでオプションで付けたのは取り外し式トーイングバーのみ。レザーシート仕様で結局420万くらいだったかと。価格は間違いなくプレミアムレンジ。

故障経験

アイドルストップ用バッテリーが3年でへばり、交換。バッテリー、サブバッテリーで結構な金額になるのは痛い。