フォルクスワーゲン、ニュービートルＨ15年、9CAZJのエアコン異常について質問です。

Question

Ｈ15年式のＶＷニュービートルに乗っています。
エンジンをかけ始めは、ものすごくエアコンが効いており冷えるのですが、しばらく走って温まって？くるとエアコンが効かなくなります。

効かなくなりだすと、ACスイッチをポチポチやっても微動だにせず、コンプレッサーの入る音もしなくなります。

必ずこの症状です。

気になることといえば、エンジンをかけた直後によく電動ファンがウィーーーンと高いうなり声を上げることがよくあります。
それの問題も考えられるのでしょうか？

詳しい方よろしくお願いします。

Answer 1

はじめまして。現在VW販売店のメカニックです。参考にして頂ければ幸いです。

エンジン始動直後の音ですがセカンダリーエアポンプの劣化が考えられます。搭載場所はオレンジ色のオイルレベルゲージの右横に黒い筒状のものがセカンダリーエアポンプになります。役割は触媒に空気を送り排ガスの浄化を助けます。エンジンが冷えている時にしか作動しないので暖気が完了すると作動はエンジンコンピューターにより制御され停止します。ポンプですので動力は電気モーターです。モーター本体やファンの劣化により異音が発生したのではないでしょうか。

もうひとつ考えられるのがラジエターファンです。大小２個装備されています。水温やエアコンガス圧などをエンジンコンピューターで評価し作動します。水温センサーやラジエターファンコントロールユニットが故障すると制御ができず回りっぱなしになります。ラジエターファン大は１速、２速と回転差があります。２速で回り続けると相当うるさいです。

以上２点が考えられますので確認してみてください。

本題のエアコンですが冷間時は効いていて温間時は効かなくなる。私の経験で考えられるのはオーバーヒートです。具体的に言うとウォーターポンプの空転です。軸は金属製ですが水車の部分がなぜかプラスチック製です。エンジンがかかっている間は常に高温な状態ですのでプラスチックは痛みます。完全にオーバーヒートしてないまでもオーバーヒート気味なのではないでしょうか。ニュービートルには水温計がなくクーラントの状態を示す表示は青色と赤色のランプのみです。赤色が点灯すると水温１３０℃以上ですので走行は不可能です。ですが１１０℃付近でしたら何とか走れます。走行中は風がラジエターに当たるので一応クーラントの温度が下がります。一般には知られていませんが水温１１０℃を上回るとエアコンシステムがカットされます。コンプレッサーに通電しなくなるので当然マグネットクラッチ音もしません。症状から推測すると恐らくオーバーヒートによるエアコンシステムの使用制限が原因と思います。

モータースのレベルではここまでの診断は難しいと思います。タイミングベルト、ウォーターポンプの交換暦が無いようでしたら一度検討してみてください。

質問者からのお礼コメント

皆様、ご丁寧にありがとうございました。
sawakin_33さんの言う通り、走行中に水温以上の赤い点灯がありましたが、消えたりと水温が不安定な状態にあるようです。
多少、車に知識がありましたので自分でできる範囲ならと質問させていただきましたが、近々専門店に持っていくこととします。

Answer 2

エンジンがAZJだと思うのですが
「エンジンをかけた直後によく電動ファンがウィーーーンと高いうなり声を上げることがよくあります」は
温間時なら水温が高ければファンは回りますよ。（文面からすると2速で回っているかと思います）
冷間時なら「二次ポンプ」の作動音だと思います
ポンプの合わせ目のリベットが飛び
そこからポンプの作動音がもれ音が大きくなっているのかもしれませんが・・・

ACの方は2つある「クーリングファン」が1つ動いていないと思います。
ボンネットを開け、エンジンを始動しACスイッチONにして
2つあるファンが２つ共1速で回るかどうか、確認して下さい。
恐らく1つは回っていないと思います。

（ファンが回らないとコンデンサーが冷やされない為、ガス圧が上がりプレッサースイッチにより
ACが入らないようにします。）

この年式のBeや1Jゴルフなども同じですがクーリングファンは
1速、2速があり1速がNGの場合もあります。新品で確か4万ぐらいしたと思います。

この部品はVW車の場合消耗品みたいなものでした。ディーラー時代はよく交換しましたよ。
待ちの作業で交換できますので、一度診断してもらい（在庫を持っていれば直ぐ交換できますが）
後日、作業かと思います。

Answer 3

一番早いのは、ディーラーで診断してもらうのが良いです。

現状では、A/Cガス不足等は考え難いですね。
電動ファンの作動が怪しいので、水温センダーの可能性も有ります。各種のセンダーの異常でA/C自体の作動を止めてしまう事はあります。

そうなると、外見上ではわかりにくいので、診断機を使って作業した方が遥かに早いです。