フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン 「トールゴルフ」のユーザーレビュー

トールゴルフ

2019.4.22

総評

　現在ゴルフ7・ヴァリアント・ハイランに乗っており、点検の代車として半日、約１２０ｋｍ走行しました。
　ゴルフベースということもあり、想像通りの走りでしたが、年式がゴルフの後期型にあたることもあり、トランスミッションが明らかに私の前期型ゴルフよりも良くなっていました。
　3列シート車ではありますが、全長が約4.5ｍと、売れ筋の国産中型ミニバン（全長約4.7ｍ）と比べると短いため、3列目は小学生以下の子供用と割り切る必要があります。身長約１７０ｃｍの私が2列目のシートを真ん中あたりまで前にスライドさせても膝が2列目のシートバックに当たってしまい、床面が2列目よりも高い位置にあり、体育座り近い姿勢になるため、ごく短距離しか乗りたくないと思いました。
　やはり使い方としては2列シートの車と割り切って、ゴルフが欲しいけどもうちょっと背が高く、着座位置も高くて視界が良い車が欲しい、という人向けだと思います。
　目立つところでゴルフとの装備の違いは天井に付けられた小物入れとフロントシートバックに取り付けられたテーブルとカップホルダーです。

満足している点

　ゴルフの良いところを引き継ぎつつ、着座位置が乗用車ベースのＳＵＶ並みに高く、室内高もあるため、ゴルフよりも視界が良く、ゆったり乗れます。

不満な点

　カップホルダーにどのカップでもフィットするようにパーツが付いているのですが、真っ直ぐな板状のため、ペットボトルなどを真上からカップホルダーを見ずに入れるのが難しいです。
　純正ナビのスイッチはタッチパネル式となっていますが、良く触る部分であるため手垢が付きやすく、汚れが目立ちます。
　モニターが大きくなるわけでもないのでゴルフ７前期型のようにモニターとスイッチは独立したもののほうが汚れは目立ちません。
　リアハッチには三角停止版を設置するための専用スペースがありますが、肝心の三角停止版が標準でないのは理解できません。別で買っても数千円のものなので標準でもいいと思いますが・・・
　安全性を売りにするのになぜここはケチるのでしょうか。

デザイン

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走行性能

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　1.4ℓターボはＮＡ2.5ℓ級のトルクがあり、7速ＤＳＧを介して1560ｋｇの車体を軽々と走らせます。
　ノア等の中型ミニバンと重量はほぼ同じですが、排気量が小さいのにパワーがあり、ＤＳＧのおかげで加速も良く、安定感が良いため、国産中型ミニバンに乗っている（または乗ったことがある）人が乗ると走りの良さに驚くと思います。
　ベースはゴルフですが、年式から言うと後期型のゴルフがベースとなっていると思われ、前期型ゴルフと比べ、エンジン始動時のセルモーターの音が静かになり、アイドリングストップからのエンジン再始動後にクリープが発生する際もトルコンＡＴのようにエンジン始動と同時にクリープが発生し、加速時も全く違和感なく加速していくところから車が改良されていることを感じました。

乗り心地

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　今では小さい部類に入る１６インチタイヤのため、乗り心地は良好です。
　ドイツ車全般に言えることですが、国産車よりシートが硬めのため、国産ミニバンなどから乗り換えると違和感があるかもしれませんが、乗り心地がふわふわしないため、車酔いしやすい方はあまりふわふわしないこちらが良いかもしれません。

積載性

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　２列目、３列目を倒すと身長約１７０ｃｍの私が足を延ばして寝ることができました。
　起き上がっても頭が天井に当たらないため、車中泊にも使えます。
　３列目まで使用すると荷物はほとんど積めません。奥行きは買い物袋なら載せられるかな、というレベルになります。
　なお、フロアボードの下にはトノカバーが収納されており、その下にはパンク修理キットがあるため、床下にはあまり物は入れられません。
　その他の小物入れとして、助手席下に引出式のもの、インパネ上部に蓋付で深さ５ｃｍ程度のもの、メーター右側にタバコが入る程度のもの、3列目左側に蓋つきのものがあります。

燃費

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　代車のため不明。

価格

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故障経験

　代車のため無。