フォルクスワーゲン ゴルフトゥーラン 「“ゴルフ”トゥーラン」のユーザーレビュー

“ゴルフ”トゥーラン

2016.2.22

総評

MQBプラットフォームの長所をミニバンながら存分に味わえる点は賞賛に値し、それだけでも所有する意義はある。
ただし、ハイラインの価格を考えると本革でなくても良いが、パワシートは標準装備して欲しかった。

満足している点

乗り味とユーティリティ、室内空間の上質さ。
安全性能も十分な水準。
オートのパーキングブレーキがアイドリングストップと連動しており、信号停車時にブレーキから足を離す事ができる。再発進時にはアクセルを踏むだけでブレーキ解除と同時にエンジンがスタートして発進できる点は素晴らしい。
インパネの操作性は高く、全般的に機器の使い勝手が良い。
2列目のシートヒーター完備は◎。

不満な点

パワーシートがハイラインでもオプション装備すらできない点は残念。
前席のシートバックにあるランチテーブルは缶もペットボトルも固定できず、あまり使い勝手が良くない。
また、リアウインカーがLEDでないのは中途半端。
さらに細かい点だが、ルーフのドルフィンアンテナがボディ同色でないのがイマイチ。

デザイン

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走行性能

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1.4ℓダウンサイジングターボはこのサイズでも不足を感じない十分なトルクがある。低速域からの鋭い加速は期待できないが、レスポンスが悪い訳ではない。燃費効率も良く、エンジンもDCTの躾も総じてバランスが良い。
ハンドリングはゴルフⅦとほぼ同等。ゴルフを名乗る資格あり。国産のミニバンでは味わえない操安性がこの車の最大の売りだと言える。

乗り心地

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4リンクのリアサスにContinental ContiPremiumContactの17インチを履く足はしなやかで乗り心地は極めて良い。
路面の不正も綺麗にいなし、非常に快適。
所謂ドイツ車の適度な硬さを期待するならばややソフトかも知れないが、フワフワした不安定さとは無縁の安定感がある。

積載性

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3列目シートを利用しても日常の買い物袋を無理なく積める程度のラッゲージが確保されている点が良い。
3列目へのアクセサビリティーはBMW2シリーズグランツアラーを遥かに上回る。また、先代から拡大されたホイールベースの恩恵で、2列目・3列目のスペースはかなり改善されている。
とはいえ、3列目の着座位置は低いため、体育座り気味になるのは避けられず、連続2時間程度が限度か。

燃費

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納車後、燃費を一切意識しない運転で12㎞/ℓと、満足出来る水準。ドライビングプロファイルをエコにした走行も試してみたい。

価格

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故障経験

納車時のウォッシャーノズルの位置がややズレている不具合があった程度で、今のところ大きな問題なし。