シエンタハイブリッドについて質問です。

Question

エンジンなんですが、ガソリン車と同じのような感じがしてならないのですが、ガソリン車とまったく同じエンジンなのでしょうか？

エンジンのことを調べていくとアトキソンサイクルとミラーサイクルとかでてきて、頭が混乱しています。

ガソリン車の方がやはりいいのかな？

回答、よろしくお願いします。

Answer 1

シェンタハイブリッドのパワートレインは、AQUAと同じです。
エンジンも同じ物が搭載されています。
AQUAよりも重く空気抵抗も大きいので、走りはAQUAよりも劣ります。
当然、燃費も劣っています。

トヨタのハイブリッドシステムは、エンジン出力を独自の動力分割機構で発電と駆動に分け、発電機で発電した電力でモーター駆動します。
そのため、駆動用バッテリーがいっぱいでない時は、駆動力はエンジン出力が上限となります。
エンジン出力は74馬力・トルク11.3kgmですから、同排気量のガソリンモデルよりもパワーはありません。
ガソリンモデルはオットーサイクルという運動性能が最大になる燃費サイクルを使っていますが、トヨタのハイブリッドモデルではアトキンソンサイクル(ミラーサイクル)という希薄燃焼する事ができる燃焼サイクルを用いてエンジンの燃費効率を最大限にしています。
そのため、エンジンはオットーサイクルよりもかなり非力となります。
燃料を使わないんですから、燃料を燃焼させて得られる力は少なくなるのは当たり前です。

渋滞が頻繁だったり、信号が多い地域なら、ハイブリッドシステムは燃費改善に大きな効果があります。
巡航走行できるような地域だと、ハイブリッドシステムの恩恵は希薄になるので、ガソリンモデルの方が有利です。

(a_bad_lambさんへ)

質問者からのお礼コメント

ありがとうございました。

Answer 2

ミラーサイクルはバルブタイミングでアトキンソンサイクルを実現するもので、現在の車載エンジンでアトキンソンサイクルといえばどれもミラーサイクルとなります。

シエンタハイブリッドのエンジン1NZ-FXEは完全なミラーサイクルです。このエンジンは出力が低くドライバビリティも低い為ハイブリッドのモーターによるアシストが無い使い辛いエンジンです。
一方、4WDモデルを除くガソリンエンジン1NR-FKEはミラーサイクルでもありますが、従来のオットーサイクルエンジンと同等の出力特性を持たせ、モーターによるアシスト無しでも十分運用出来るエンジンとなっています。ある意味ミラーとオットーの可変エンジンとも言えます。これはトヨタだけのものではなく似たような仕様のエンジンはマツダやホンダにもあります。

どちらがいいかというのは運用目的や好み次第です。ただシエンタに限らず燃費でハイブリッドとの差額を取り戻すのは基本的に難しいと考えた方がいいです。ハイブリッドはアクアとほぼ同じ仕様で非力と思われるかもしれませんが、車重が重いのと乗車人数が多い事から最終減速比を上げでいますので街乗りレベルで非力さを感じる事は殆どありません。一方、ガソリンの方は最高出力等は遜色ないのですが制御やCVTのせいか、やや非力さを感じる事もあるようです。

Answer 3

排気量は同じですが、中身(燃焼理論)が異なります。 走行距離と走行シーンの使い方ではハイブリッドが有利になる場合もありますが、コンベンショナルとの価格差をガソリン代で埋めることは難しいと思います。 特別なこだわりある以外はハイブリッドにする必要はないと思いますよ。

Answer 4

年に15000ｋｍ以上走行しないのなら、ガソリン車で充分です。

ガソリン車の１．５Ｌエンジンは、マツダのスカイアクティブエンジンに対抗して最新技術で開発した低燃費で、出力性能も良い最新のエンジンです。
ＨＶ車のエンジンはアクアと同じ前世代の燃費スペシャルエンジンです。燃費を良くする為に出力とトルクを犠牲にしています。

アトキンソンとミラーサイクルは呼び方が違うだけで、同じ技術です。
（圧縮比を上げて熱効率が良くし、ポンピングロスを減らして機械損失を減らす技術）