ハイブリッド車(トヨタ・プリウス30後期)の補機バッテリー(12V)が上がってる状態で、走行中のエンジン始動(モーター走行からエンジン走行への切り替え)はするのでしょうか？

Answer 1

システム起動中に補機バッテリーが上がるという状況は、他の方がいわれている通り起こりにくいですが、
一応再現するならば、
○補機バッテリーが完全に死んでいる（もしくはターミナルが外れている）
○救援用端子でジャンピングでシステム起動

の条件を満たせば可能です。

そしてその間にエンジン始動は可能かという点ですが、
これは車の仕組み上「可能」です。

プリウスのエンジンは、通常の車のようなセルモーターで始動をしていません。
じゃあどうするか。
トヨタハイブリッドシステムでは、大出力の走行用モーターによってエンジンを始動しています。
「キュキュキュ！」という音なくプリウスのエンジンが瞬時に始動するのはこのおかげです。

そして、この走行用モーターは、後部座席下の巨大な駆動用高圧バッテリーから供給された電力で駆動しています。

つまりプリウスは、エンジン始動に補機バッテリーの12Vを使用しません。ハイブリッドシステムのコンピュータを起動させるだけなので、何なら軽自動車用バッテリーやバイク用バッテリーであってもプリウスは走ります。

無論ナビや空調ファン、ヘッドライト類は通常車同様の12Vで、これをDC-DCコンバーターのみで補い続けるのは負担になるので、補機バッテリーもそれなりの容量のものを積んでいます。でも仕組み上はシステムさえ起動すれば、何なら補機バッテリーをはずしてしまってもプリウスは通常時と同様に走れるのです。

質問者からのお礼コメント

ご回答有難うございます。
言葉足らずでしたが、12Vの補機様バッテリーが上がってる状態から、救援用端子でジャンピングしてエンジン(イグニッション)をオン=エンジン始動して走行を始めた場合に、走行中のモーター駆動からエンジン駆動への切り替えが可能なのかどうかを知りたく、質問を投稿しました。
大変ご親切で丁寧なご説明、有難うございましたm(__)m

Answer 2

バッテリーが弱っていても、ECU等を起動できる程度に電力があればエンジンがかかります。
エンジンは駆動用のバッテリーと発電用モーターで動かすからです。押しがけみたいに。

従来の補機バッテリーて動くセルモーターは付いてません。

Answer 3

走行中に、補機バッテリーが上がっている、と言う状況が起こりえない。

エンジン始動はハイブリッドバッテリーで行うため、補機バッテリーは無関係
補機バッテリーの充電もハイブリッドバッテリーから行う。
走行中であれば、補機バッテリーは充電されています。