トヨタ車プラドのアクセサリソケットは10A以下の仕様だが、うっかり10<？<15Aを流すとヒューズボックスのヒューズは切れずソケット裏の温度ヒューズが溶断し、修理を強いられる。これで正常な設計なのでしょうか？

Question

プラドKZJ95W（1999年製）のアクセサリ（ACC）ソケットは、ソケット直付の温度ヒューズ（仕様不明）とヒューズボックスの20A電流ヒューズで保護されています。20AヒューズにはACCソケットだけが接続されています。
ACCソケット部品は、リード線長さ22cm、導体0.5sq（素線径約0.3mm、素線数7）、絶縁材は塩ビ系。±で2本が塩ビ？チューブに通っています。
ある電線メーカーの自動車用電線の規格では、同仕様の電線の許容電流は11～12A。
リード線先のコネクタ電極（接触部W2.2xL9.0xT0.65mm）も小さく、許容電流20Aあるとは思えません。

このソケットにプラグを挿し、うっかりミスで１０Aを超える過電流（10<？<15）を流してしまうと、ヒューズボックスのヒューズは切れず、ACCソケット裏の温度ヒューズが溶断し、高額の修理代と手間を強いられます。ユーザーとして甚だ迷惑しています。
温度ヒューズの溶断原因は、プラグの接触抵抗、リード線・温度ヒューズの内部抵抗によるジュール熱でしょうが、それぞれがどの程度かは不明です。

そもそもヒューズボックスのヒューズ容量20Aが、電線の許容電流からみても大き過ぎると思うのですが、いかがでしょうか？
突入電流を考慮した容量値なのかも知れないが、電線の許容電流を超えた電流ヒューズを付け、安全性を犠牲にしてまで突入電流マージンを与えてサービスする必要はないと思うのですが。そのサービスのせいで、かえって不利益を被っているのだから。
うっかりミスは慣れていてもありがちだし、電流ヒューズ切れなら安価・入手容易・交換容易です。
10A以上必要なユーザーには自己責任でバッテリー直で使わせればよいと思うのですが。（今はACC連動の配電装置を自作し、直で使ってます。）

トヨタの見解は「ヒューズの２０Aは配線に見合ったもの」との回答をよこしただけで、技術的根拠は示してくれません。
「ヒューズの２０A」は本当に適切に「見合っている」のでしょうか？
ちなみに現在のモデルでは、15Aのヒューズに変更されているとのこと。これでも大きいと思うのですが。
以上の状況を皆さんはどのように判断されますか？ こんなものなのか、ひどいのか？
電気用品安全法、JCS（日本電線工業会規格）、JIS（日本工業規格）などの観点からも適正なのかどうか。見識ある皆様方のご意見をお聞かせ下さい。
（長文でごめんなさい）

補足

トヨタからの「ヒューズの２０Aは配線に見合った物」の回答について、 ２０Aヒューズは切れることがあるのか？ ないなら過剰装備です。 「見合っている」べき対象はACCソケットの仕様ではないのか？ １０A以下で使ってもらうための仕様です。 これでユーザー利益を配慮した設計になっていると言うのなら、トヨタの感覚はズレている気がしますが。

Answer 1

あなたの仰る通りと、私も技術者として思います。

問題は、1・・温度ヒューズなんて安いです。型番から価格を調査されると良いと思います。
2・・温度ヒューズと電流ヒューズでACCソケットに対応しているが、温度ヒューズの設置に対して、交換に対応する設計になって無いミスと思います。
ソケット直付けに設置したのは、ソケット周辺の熱にも対応する為なので、正しいと思いますが、当然交換を考えた設計にすべきところの配慮が出来なかった又はしなかったトヨタのサラリーマン体質と思います。
但し交換をユーザーに任せる場合や、交換を簡単にする場合は熱の感知に不安が発生する可能性がありますので、完全にトヨタが悪いとは言い切れない面はあります。

従って、私でしたらその点を追求して、今回は工賃サービスの上、部品単価が正常か確認します。
次に発生した場合は、この時のトヨタの対応が設計ミスを認めたものとして、既成事実として、工賃は割安を要求します。(悪賢くいきましょう。)
(私もセルシオに乗ってましたが、それどころでは無い設計ミスがあり、苦労しましたが乗り切りました。)

質問者からのお礼コメント

ご意見感謝します。悪賢くいくのは賛成。ささやかな防衛ですが。
ソケット裏に約1mmφのヒューズ線が圧着でかしめてあるので、故障即廃棄です。電気系技術者の見識露呈で、トヨタには幻滅です。米国で難題を抱える時節柄、枝葉の問題に構っていられないか？次の車はトヨタ以外にします。
スキーブーツウォーマーを使い始めたら不通になり、ヒューズは無事なので原因が分からず、八甲田山で吹雪の中、難儀した事が思い出されます。